無限の思考力 002
私は、思考のサイクルとして、
「インプット→ロジックで処理→アウトプット→実践→机上と実践の差異の考察→フィードバック」
を繰り返す。
「論理的思考」という言葉を聞いた時、「ロジック」だけが重要に思えるかもしれないが、どの工程も重要だ。
まずは、「インプット」の工程から考えてみる。
どんなに、素晴らしいロジックが組まれていたとしても、誤ったインプットを入れると、見当違いなアウトプットが出てしまう。
よくあるインプットの誤りとしては、
・情報の欠落
・嘘の情報
・不要な情報
などがある。
インプットの選定は重要だ。しっかりと実施する。
また、インプットを入れる段階でやりがちなミスは、情報収集に時間をかけ過ぎてしまうことだ。
一見、上記に書いていることと矛盾しているかのように見えるが、実際にその情報がインプットとして正しかったかどうかは、実践した結果と照らし合わせるまで、分からないこともある。
重要な要素だと思ったインプットが、そうではなかったということだ。
「思考のサイクル」などという書き方をすると、「インプット」が初まりの様に思えるが、ある程度のロジックがないと、「インプット」を選定できない。
ここで重要なのは、初めから完璧なインプットを用意しようとしないことだ。
勿論、ロジックが簡単な場合は、インプットの選定も初期段階から完璧にできる。しかし、深い思考が必要な場合、そのロジック自体も複雑である。よって、初めから完璧なインプットがそろうことなど稀である。
また、他人から「インプット」をもらう場合は、気をつけよう。「この情報は正確に違いない」との思い込みは、大きな落とし穴になる。
全てを疑ってかかることだ。
たとえ、それが自分自身が選定したものとしてもだ。
「無限の思考力003」へ続く