平均聴牌速度7巡目って本当?
はじめに
最近は見ている麻雀配信のコメントでも気になったものがあったら、自分でも調べる様になってきました。
そんな中で気になったのが、題にした「平均聴牌速度7巡目」についてです。
正確には「一般的な聴牌平均巡目は7巡目」とのコメントがあり、私は「9巡目」として覚えていて、この2巡差が気になってしまいました。
7巡目の出典元が分からない
ネット検索、Twitter検索、youtubeでの検索、所持している本の見直しでも見つけることが出来ず途方にくれました。
多井プロが配信の中で近しい(でも意味は大きくことなる)ことを言っていた記憶があると教えてくれました。
(動画を見つけることが出来なかったので、該当動画が分かる方はコメント頂けると助かります。)
教えてもらった内容の要点は次の通りでした。
(noteに書くにあたって言葉を変えてますが、今回の論点には影響ない考えています)
早い聴牌だと5巡目~8巡目くらいでリーチがかかる印象
4巡目くらいから、手が良ければ一向聴の相手がいるものと思って打て
あんまり気にしすぎると上がり率がだだ下がりになる
自分が大幅にへこんでいない時は、そのくらい臆病に打ってた事もある
この内容は、自分が点数を持っていて放銃することが和了することよりも罪深くなる場合の考え方の話と私はとらえました。
この話から平均聴牌速度7巡目といっていたは、少し極端ですね。
平均聴牌速度は何巡目?
koba::blogさんの天鳳統計(2) 〜 巡目ごとの向聴数・立直率・和了率を参考に自分で計算してみました。
計算結果は次の通り、10巡目になりました。
しかし、次の理由から単純に10巡目と言えないと考えています。
18巡目の聴牌分布が異様に大きい
➡形式聴牌の影響を受けている可能性が非常に高い0巡目~5巡目までの増加傾向にくらべ、15巡目~17巡目の減少傾向が小さい
➡こちらも形式聴牌の影響を受けている可能性が否定できない。
上記のように和了出来ない形式聴牌は、平均聴牌速度に含めず考えた方がより押し引きに役立つので、除外して考えたるべきかと思います。
形式聴牌率のデータは無かったため、正確な値は出せませんが、10巡目よりは早いと考えるべきで、平均聴牌は9巡目として考えるのが実際との乖離がすくないと言えそうです。
まとめ
聴牌のピーク巡目は8巡目9巡目ですが9巡目以降の方が高水準なため、計算結果も含め9巡目として覚えておくことは間違えではないと言えそうです。
平均はあくまで平均なので、9巡目までに聴牌している人がいる可能性はありますし、またそれは一人以上いる可能性もあります。
逆に、だれも聴牌していない可能性もありますね。
私としては平均聴牌速度を参考に特殊な状況でなければ、3巡目あたりからはより注意深く観察し6巡目前後で安牌を抱えるか判断するというのが良い気がします。
これが7巡目だと、かなりの頻度で配牌降り(レベルの降り)判断を意識しないといけなくなりそうだったので、今回の結果でひとまず基本方針に変更はいらなさそうで安心しました。