『moNa』となら、"最強"のキーボードを目指せる。
――このコ…最強のキーボードになるポテンシャルがある…
『オレの考えた最強のキーボード』すぎる特盛りキーボード、『moNa』。
その試作機をXにて譲っていただいたので、
数日間がっつり使用したレビューを記していきます!!
moNaとは
いわゆる、自作キーボードと言われる類のキーボードです。
その特徴としては以下の通り。
左右分割
42キー(左:20キー、右:22キー)
Bluetoothによる無線接続
トラックボール付き
ロータリーエンコーダ付き
ロープロファイル
17mmピッチ(狭ピッチ)
やりたいこと全部集めちゃいました的なプロダクトになっています。
また、zennで製作者さんの記事が公開されており、
なぜこんな怪物を産んでしまったのか。の経緯を知ることができます(必読)。
https://zenn.dev/pooh_polo/articles/3e381553974708
使ってみて
①無線接続について
ド安定ですね。
普段コワーキングスペースで作業しているのですが、
そんな環境で『moNa』とワイヤレスイヤホンの同時接続でも途切れたり、遅延があったりといったことが今のところ発生していません。外でしっかりと使えるのは純粋に強いです。
②ロータリーエンコーダについて
『moNa』のオリジナル版である『roBa』との地味な違いとして、ロータリーエンコーダの形(ロール軸の方向の違い)があります。気づいた?
『roBa』は、水平ロータリーエンコーダとなっていて、軸が横向きになっているので、指の平でスリスリと転がす形で操作するのに対して、
『moNa』は、軸が縦向きなので、親指と人差し指でつまんでコリコリと回転させる操作をするものになっています(しっかりとキーボード本体が固定されていれば親指だけでもコリコリできる)。
かなり、可能性を秘めている要素だと思うので、これから色々と試してみる予定です。
今のところは、デザインをする際に値を変更するのが楽しいです。もちろん、それ以外にも画面のスクロールや方向キーとしての役割、ボリュームUP/DOWNなどキーマップで様々な役割を持たせることができます。使用感良し。
③狭ピッチ、ロープロについて
通常のキーボードはキー幅が19mm程度なのに比べ、『moNa』は17mm。そして、ロープロファイルという背の低いキースイッチが対応。
そのためかなりコンパクト。かわいいの。
もともと16mmピッチを使用していたので、全く違和感なくタイピングできています。それでも、最も内側のキーは少し遠く感じるのでまだまだタイピングの最適化は必要そうです。
最強を目指せる
これだけ『moNa』の強さがあるのなら、最強のキーボードなんじゃないか。これで、決まり!じゃないのか。と。
実は、数日使ってみて、もっとこうしたい!という要素が見えてきました。
①ケースと基板の隙間
リポバッテリーを背面に忍ばせている関係で、基板とケースの底面との間に大きな隙間が発生してしまっています。
打鍵時にちょっとした"ひずみ"感があるのと、底打ちの音が反響する感じがあります。
ガシガシと使うのは少し気を遣ってしまう。
ここの補強はしてあげたい。
②カラーリング
黒版はかっこいいと思う。そのままで全然よい。
問題は白版。
白で統一されていて、本来なら洗練された印象を受けるところなのだが、マイコンがむき出しになっているのでどこか「プロトタイプ感」が出てしまっているように感じる…。これは超主観なのですが…。
Keyballはピカチュウカラーに塗装をしたので『moNa』も塗装したい。派手な感じよりかはミニマルで控えめな感じに(配色構想中)。
③キーマップの最適化
左右分割、42キーという特性を最大限活かせるのは、Dvork配列や大西配列といった、母音と子音を左右で分けてタイプする配列だと思っています。
実はすでに大西配列(のちょいアレンジ版)を予備レイヤーの方に設定しているのですが、まだ寿司打で損しまくっているのでもうしばらく鍛錬を重ねて、自分を追い込んでいかなければいけないです…。
最強というのは、あくまで「私自身がどこまで突き詰めたいか」というマイナーアップデートに過ぎません。
逆に、最強のキーボードとしての大まかな部分は既に完成されているとも言えると思います。
それくらい、使っていて満足感の高いプロダクトでした。
もうしばらく、『moNa』くんと向き合って、最強のキーボードを目指していきます。
最後に、こんな素敵なキーボードを生み出していただいた、
pooh_poloさん(@Pooh_pol0)
そして、いつも早急な対応と細かな気配りをしていただいている、
shakupanさん(@shakupan_)
にこの場をお借りして感謝の意を表させていただきます。
本当にありがとうございます。
改修編も適宜投稿する予定ですので、またどこかで会えたら嬉しいです。
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