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初めてのウズベキスタン旅行🇺🇿|準備編 - 初冬11月のひとり旅

今回は、先日(2024年11月08日〜11月14日)行ったウズベキスタン旅行の準備や費用についてご紹介します。「見たことのない景色を見る」が旅のテーマで、訪れた先で写真を撮るのが旅の楽しみです。私が今回、旅先選びでポイントにしたところは↓こんな感じです。

  • 文化的背景が今まで訪れた場所と異なること

  • 約1週間の旅行でいくつかの都市を回ったりして満喫できそうなこと

  • 直行便があって、現地滞在時間が多めに確保できそうであること

最終的にウズベキスタンに落ち着いた理由ですが、前回のエジプトから次はどこにしよう〜と悩んでいたところ、「中央アジア」というキーワードが目に入りました。今回は何より「青のサマルカンド」という言葉に惹かれたのが大きかったです。また、シルクロードの中継地であり、旧ソ連の構成国で、その歴史的背景に興味が湧いたこともあります。直行便もあり1週間で複数都市を回れそうで、諸先輩方の旅ブログも参考になり、私でも行けそうかも!と感じたのが、最終的にウズベキスタンに落ち着いた理由です。

ウズベキスタン旅行の事前準備

|現地通貨ウズベキスタン・スム(UZS)について

まず初めに、現地通貨であるウズベキスタン・スム(UZS)についてご紹介です。UZSですが、桁数がすごく多いことに最初戸惑いましたが、後半は、「末尾のゼロ2個消して、ちょっと多いくらいの円」という、超アバウトな概算で進めました笑。2024年11月16日のレートで↓こんな感じで、円からの両替手数料なども含んで実際の出費をざっくりイメージしています。

100,000UZS = 8USD = 約1,200円

|WISEカード

今回は、海外で利用できるデビットカードのWISEカードを作っていきました。詳細は他の紹介サイトさんをご覧いただきたいのですが、❶WISEの物理カードを申し込み・口座開設した後、❷WISEカード内のアカウントにJPYを送金(チャージ)、❸アプリ内でJPY→USDに適量を両替、❹ウズベキスタンでWISEカードを利用すると、両替したUSDからUZSで即時決済となります。デビットカードのため、最初にチャージした金額以上の決済ができないので安全です。WISEカードがUZSに対応していないので上記の流れになりますが、WISE対応通貨の場合は、アプリ内で他の現地通過に両替も可能です。

私は、後述する配車アプリの「Yandex Go」の決済をメインに使いましたが、即時決済で記録もすぐ確認できますし、USDレートも表示されるので出費もわかりやすかったです。他社クレジットカードのようなポイント付与はありませんが、アプリ内両替の手数料が非常に低いのと、使い勝手も良かったので、個人的には次回も使ってみたいと思っています。

WISEアプリの画面

|Yandex Go

今回の旅行で19回も使うことになった配車アプリYandex Go(ヤンデックスゴー)です。中央アジア全域で使われているようで、移動に欠かせないサービスですね。

初回登録時に電話番号認証が必要なため、日本で事前にアカウントを作っておく必要があります。また、決済方法にクレジットカードを登録するには、現地の電話番号付きSIMを使う必要があるそうで、私は、現地SIMを購入後、タシケントのホテルについてからWISEカードをつないで使いました。クレジットカードを紐付けない場合は、現金決済のみとなります。使い方は、他の配車アプリと同じでとても簡単です。

ウズベキスタンのタクシー代ですが、30分走っても2ドル前後と安すぎて、短距離でもかなり使いました。安い車両を選ぶと少し古めの車が来ますが、個人的には全然気にならなかったです。

Yandex Goできた車の中で一番高級そうで乗り心地の良かった車。

ウズベキスタン旅行の費用

今回の旅に費やした費用は、6泊7日で約23.9万円(税込)となりました。

「クレカが使えると言いながら、ウズベキスタンは現金の国」というブログを読み、今回は5万円分のUSD(326USD ※1$=152.95)を日本から持っていきました(現地でATMキャッシングもしています)。前回のエジプト旅行時に現金不足&クレカトラブルで痛い目を見まして、今回は現金をしっかり握りしめての出発です。

|航空券:147,630円

SkyScannerで検索 → H.I.Sで予約しました。ウズベキスタン航空の成田-タシケント直行便で、出発の47日前(9月22日)に予約を完了しています。

【往路】2024年11月08日(金)11:05-16:10 HY528
東京(成田空港)→ タシケント(Tashkent) / Boeing 787 / 9時間5分

【復路】2024年11月14日(木)22:05-09:40 HY527 ※成田着は翌日
タシケント(Tashkent)→ 東京(成田空港) / Boeing 787 / 7時間35分

予約後もSkyScannerのアラート機能でずっと相場をチェックしていたのですが、値段は結構上下する感じで、上は16万円台〜下は13万円台をウロウロ。出発1週間前には136,870円(Trip.com)もありました。底値は13万円台な気がしますので、その辺りのチケットを見つけたらGETが良いかもです。また、経由便ですともっと安いチケット(〜10万円台)があります。行きも帰りも乗車率6割くらい?な気もしており、11月はオフシーズンで安いのかもしれません。

成田空港にて、ウズベキスタン航空機

|高速列車運賃:13,304円

今回、首都タシケント、青のサマルカンド、世界遺産の街ブハラの3都市を高速列車で移動する、リアル「世界の車窓から」旅となりました。ウズベキスタン鉄道の運賃は下記の通りです。

▼私が予約した列車
アフラシャブ号|07:54 - 12:11 タシケント - ブハラ 7,019円 ※1С
アフラシャブ号|17:53 - 19:36 ブハラ - サマルカンド 2,080円 ※2Е
アフラシアブ号|16:53 - 19:19 サマルカンド - タシケント 4,205円 ※1С

座席のクラス(Service class)は3種類あるようで、2Еがエコノミークラス、1Сがビジネスクラス、一番上がVIPクラスのようです。私が予約した時にはVIPクラスはありませんでした。なお、座席が埋まるのが早いとの噂を聞き、利用日の33日前に予約しました。確かに、この時点でも結構席は埋まっていました。また列車の出発時間も、目をつけていた出発時刻と全く同じ列車がなかったりもしたので、早めに確認するのをお勧めします。

そして、ウズベキスタン鉄道WEBサイトでの座席予約ですが、こちら、UIが結構クセありでして、「これは初見で予約はきついかも…」と心配に。座席予約については色々なサイトやブログを見て回ったのですが、「たびたびTrip」さんのこちらのブログが一番分かりやすく、スムーズに操作ができました。とはいえ、決済ボタンを押しても先に進めないエラーも何度かあり、根気強く予約画面に張り付きました笑。

こちらは、Class 1Сの座席。たまたまですが、タシケント - ブハラとサマルカンド - タシケントで私はこの赤枠3番の席を予約しました。隣に席がなく、スーツケースなどの荷物も置ける便利な席でした。勝手に「ぼっち旅席」と呼んでいました笑。列車の様子は後日のNoteで。

Class 1Сの座席

こちらは、Class 2Еの座席。当日は満席で、Class 1Сよりも席は狭かったです。ブハラ - サマルカンド(2時間程度)で乗りました。

Class 2Еの座席
Class 1С、3番の座席。

|ホテル:約50,321円

ホテルはBooking.comで予約。タシケントは空港と観光地へのアクセスを優先。ブハラとサマルカンドは雰囲気の良さで選びました。なお、最終日のタシケントですが、飛行機が夜の22:05発ということで、最後はホテルで休みたいなと思い、2泊分予約しています。支払いはクレジットカードの他、現金(UZS or USD)で支払いました。全てチェックイン時の前払いです。ホテルのレビューは後日のNoteで。

▼私が予約したホテル
タシケント(1泊)Airport Hotel 24:$45.57(カード払い:7,321円)
ブハラ(1泊)Amulet Hotel:$52.65(UZS現金払い:約8,000円)
サマルカンド(3泊)Bibikhanum Hotel:$156(USD現金払い:約24,000円)
タシケント(2泊)5 Wood Hotel & SPA:$77.2(UZS+USD現金払い:約11,000円)

ブハラで宿泊したAmulet Hotel。

|通信費(SIMカード):約660円

ウズベキスタンは、楽天モバイルの海外ローミング対象エリア外ということで、久しぶりに現地SIMを空港で購入しました。私が購入したのは、Ucellという通信会社の「TOURIST 55」というSIMカードで、価格は55,000UZS(約660円)。期間は30日間、容量は44GBです。

使ってみての感想ですが、正直、ものすごい通信速度が速いとかじゃないです。鉄道や室内ではアンテナの本数が減ったりしましたし(鉄道では圏外になった時もありました)、ちょっと遅いなぁと感じることも。また、テザリングが使えなかったのがかなりイマイチでした。iPadやPCを持って行っていたので、スマホのテザリングを使うつもりでいましたが、それができませんでした。多少高くても、店頭で確認すべきでした。ホテルのWiFiも微妙ではあったので、全体的にネットワークは弱いのかもしれませんね。

タシケント国際空港にある通信会社のカウンター。

|他、食事、観光地への入場料、タクシー代など:約22,000円

この他、観光地の入場料(1ヶ所あたり25,000〜65,000UZS=約300円〜700円 ※400,000UZSが一番多かったです)と食費(1回あたり平均120,000UZS=約1,400円)になります。お土産代ですが、今回は旧ソ連時代と思われるピンバッチを1個(100,000UZS=約1,200円)お土産に買った以外は何も買っていません。現地の織物スザニや食器等をお土産に買う方はちゃんとお金を用意して行ってください。

ちなみに、持って行った5万円分のドル(326$ ※1$=152.95)以外に、現地でATMキャッシングを4回(1900,000UZS=22,940円)しました。前述のWISEカードもキャッシングに使えると聞いていたのですがなぜか使えず、代わりに楽天カードでキャッシングをしました。

ウズベキスタンは食費もタクシー代もとても安く、思っていたよりも費用はかからなかった印象です。

サマルカンドで食べた、豆のスープ、マンティ1個、にんじんサラダ、お茶、〆て67,320UZS(5.30USD ※約800円)

ウズベキスタン旅行のスケジュール

旅のスケジュールは↓こんな感じです。現地で観光できるのは、正味7日弱です。この期間でもう一つの人気都市「ヒヴァ」に行けないかも考えたのですが、各街の滞在時間が短くなりすぎてきつそうだったので断念です。

▼11月08日(金)
11:05-16:10 成田空港 → タシケント国際空港
タシケント観光
タシケント泊

▼11月09日(土)
07:54 - 12:11 列車移動(タシケント → ブハラ)
ブハラ観光
ブハラ泊

▼11月10日(日)
ブハラ観光
17:53 - 19:36 列車移動(ブハラ → サマルカンド)
サマルカンド観光
サマルカンド泊

▼11月11日(月)
サマルカンド観光
サマルカンド泊

▼11月12日(火)
シャフリサブス日帰り観光
サマルカンド泊

▼11月13日(水)
サマルカンド観光
16:53 - 19:19 列車移動(サマルカンド → タシケント)
タシケント観光
タシケント泊

▼11月14日(木)
タシケント観光
タシケントホテル休憩
22:05-09:40 タシケント国際空港 → 成田空港 ※成田着11月15日(金)

ウズベキスタン旅行の荷物類

私は空港のターンテーブルで荷物を待つのが嫌なので、荷物は機内持ち込み派です。

|11月の服装

細かい荷物類は他の方の情報にお任せしますが、今回は、11月に入り急に気温が下がったタイミングだったので、服装が一番の悩みでした。結局、直接肌に触れるインナー類を現地洗濯前提で数枚持っていき、その上に着込む上着は、出発時に来ていった服を1週間着続けることにしました。

上半身は一番中側から、❶ヒートテックインナー → ❷薄手のカーデガン → ❸ウルトラライトダウン → ❹薄手の綿パーカー → ❺太め毛糸のもこもこニット → ❻マフラー&手袋の順番です。結局マフラーは使いませんでしたが、手袋は結構使いました。

下半身は、❶ヒートテックレギンス極暖 → ❷毛糸のパンツ → ❸ヒートテック靴下 → ❹ユニクロのカーゴパンツでしたが、上半身に比べて寒い〜!という瞬間は何度かありました。

タシケントは緯度が日本の秋田県くらいとのことで、ブハラやサマルカンドに比べてとても寒かったですし、朝晩の冷え込みも堪えました。夜は雪がぱらつく日もあったくらいです。ブハラやサマルカンドの日中は、晴れている日は風もなく、日差しがポカポカと暖かくて過ごしやすかったです。

|現地の洗濯事情

現地での洗濯については、当初は自分で手洗いを想定していたのですが、物価の安さから、サマルカンドで3泊したBibikhanum Hotelのランドリーサービスを使ってみました。値段表はなかったのですが、ヒートテックインナー3枚+靴下3足で50,000UZS(約550円)でした。朝預けて翌日午前戻りということで、仕上がりは遅かったです。

他のホテルではランドリーサービスの価格表を置いているところもあったので、事前に値段と仕上がり時間を確認しておくと良いと思います。街中にはそういったランドリーサービスは見当たらなかったので、ホテルで頼む方が良いかもしれません。

|地味に役立ったポケットティッシュ

今回、どのホテルにもティッシュがありませんでした。私は季節的なアレルギーで鼻水たれ子だったので、ポケットティッシュをたくさん持って行ったのですが、まさかホテルにも無いとは…。トイレットペーパーも併用したので万事OKでしたが、持って行って良かったリストの一つです(地味っ!)。

|以外にも使わなかった保温マイボトル

過去の旅でも必需品だったマイボトルですが、今回はあまり出番がありませんでした。というのもの、レストランでのお茶文化がすごくて、頼むと巨大ポットで出てくるのです。それも150,00UZS(約200円)と安く、とても美味しくて、永遠に飲める…エンドレスお茶。いつもお腹タプタプだった気がします。

ブハラで宿泊したAmulet Hotelでは、お茶とお茶受けをいただける。

|他(参考情報)

シーズンは異なりますが、持ち物のイメージは前回のエジプト旅行とさほど変わりません。下記の記事もご参考にしていただければと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
世の中には海外旅行上級者の皆さまが、役立つ情報をたくさんUPしてくれているので本当に助かっています。旅行で大切にしたい部分やこだわりたい部分は人それぞれですので、今回の投稿が誰かの何かに役立てば嬉しいです。

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