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α7Cll × オールドレンズで探す、まだ暑い秋 🍁📷
先日購入したα7Cllですが、ここに、フィルムカメラで使っているオールドレンズをくっつけてみることにしました。思っていたより簡単にできたので、眠っているオールドレンズをお持ちの方は、是非試してみてください!
今回使ったオールドレンズ
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今回使ったオールドレンズは、Super Takumar 55mm F1.8(1965年発売 / 後期)というレンズです。フィルムカメラを譲り受けた時に一緒にいただいたもので、オールドレンズの中でも最も流通量が多く有名なレンズだそうです。開放値F1.8ということで、ボケも美しい世界を写し出してくれます。
私は、α7Cllと一緒にFE 20-70mm F4 Gを購入して清水の舞台から飛び降りてしまったので、新しいレンズには手が出せず、「そういえば!!」とホコリを被ったオールドレンズに手が伸びたというのが正直な経緯です笑。
Super Takumar 55mm F1.8は、数多くの中古品が出回っていますが、結構個体差があるそうなので、ご自分の目でしっかり確認してから購入してください。
オールドレンズをα7Cllで使う方法(ハード側)
オールドレンズをミラーレスカメラに取り付けるには、ハード側(物理的なカメラ本体)とソフト側(カメラの内部)で設定が必要になります。まずは、ハード側を見てみましょう。
α7Cllとオールドレンズでは、カメラ本体とレンズ側の口径が異なるため、マウントアダプターというものを挟まなければなりません。マウントアダプターとは、カメラ本体とレンズの異なるマウント規格をつなぐことで、本来取り付けができないはずのカメラとレンズに互換性を持たせる変換器です。
α7Cllは、ソニーの「Eマウント」という規格ですので、Eマウントのアダプターを購入します。私は、「K&F Concept M42レンズ マウントアダプター ソニー対応 Eマウント」を購入しました。これを本体とレンズの間に挟みます。3,000円程度の価格で、非常にシンプルな構造ですが、普通に問題なく使えました。
なお、レンズ交換の時は、先にカメラ本体からアダプターごとレンズを外し、その後、レンズをアダプターから外して交換します。私はアダプターをカメラに付けたままレンズを外そうとしたのですが、ウンともスンとも動かないので焦りましたが、アダプターごと取り外したらすぐにレンズ外れました。力技危険。
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オールドレンズをα7Cllで使う方法(ソフト側)
今度は、ソフト側(カメラの内部)の設定を行います。オールドレンズには電子接点が無いため、レンズの情報がカメラ本体に伝わりません。その為、次の設定が必要となります。
レンズなしレリーズを許可する
メニュー「撮影」>「シャッター」>「レンズなしレリーズ」の順に選び、「許可」に設定します。
「レンズなしレリーズ」とは、カメラにレンズを取り付けていない状態でもシャッターボタンを押すとシャッターが切れるようにする機能です。物理的にはオールドレンズが付いているのですが、カメラの内部設定的には、レンズがない状態と認識されているので、レンズがなくてもシャッターを切れるようにしなければならないという事なのですね。
焦点距離を設定する
メニュー「撮影」>「手ブレ補正」>「焦点距離」の順に選び、「55mm」に設定します。
「レンズなしレリーズ」と同様の理由で、カメラの内部でレンズの焦点距離が認識できないため、ここで焦点距離を決めてあげる必要があります。ここは、オールドレンズを変えるたびに変更が必要になります(もちろん、電子接点のある最近のレンズは、ここの設定は不要で自動認識します)。
ピーキング表示をする
メニュー「フォーカス」>「ピーキング表示」の順に選び、「ピーキング表示」を「入」に、「ピーキングレベル」を「中」に、「ピーキング色」は好きな色に設定してください。
「ピーキング表示」とは、MF(マニュアルフォーカス)時にピントが合っている部分を色付きで表示する機能です。オールドレンズはMFになるので、ピーキング表示が無いとピントを外しやすくなってしまいます。
撮ってみた!
という事で、α7Cll × Super Takumar 55mm F1.8 でカメラ散歩に出掛けてきました!
なお、レンズはオールドレンズでも、撮影の操作感や各種設定は最新ミラーレスカメラのままです。ピント合わせでは拡大表示がされて便利ですし、クリエイティブルックも適用されます。撮って出しでこのクオリティは嬉しいですね♪
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
「"オールド" とは失礼な!まだまだ現役じゃ〜!」という声が聞こえてきそうなくらい、撮れた写真は美しい世界ばかりで驚きました。MFなので、動いているものを捉えるのは難しい部分もありますが、それでも、街歩きには十分使えるレンズだと思いました。
フィルムカメラでは1枚1枚が貴重でなかなかシャッターを押せないドキドキ感がありましたが、デジタルならば怖いものなし笑!フィルムカメラの「1枚1枚を大切に切り撮る」その心を感じながら、デジタルの気軽さも併せ持ったミラーレス×オールドレンズに可能性を感じました。
お家に眠っているフィルム時代のオールドレンズ、もう一度光をあててみませんか?
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