バトルスギサキーカップ〜閃光杯〜事後レポート
皆様こんにちは。杉崎です。
先日開催いたしました私のバトルスキーイベント「バトルスギサキーカップ〜閃光杯〜」ですが、多くの方にご参加頂き、無事に終える事ができました。
今回は、そんな閃光杯を様々な視点から振り返ってみたいと思います。
デッキ分布
今回の大会の分布はこの通り。
一番多かったデッキが赤白武竜・機巧デッキでした。
大型イベントで優勝して以来、利用者が一気に増えた印象のこのデッキ。今年3月に発売したメガデッキをニコイチして足りないパーツを少し買い足すだけで完成するお手軽さは、近年高額カードが増えて財布の寂しいバトスピユーザーの強い味方ですね!
2種のゴッドシーカーによるキースピリットや防御札の引き込みやすさ、グランテラス・グランウォーデンツヴァイという2つの大型スピリットによる制圧力が魅力です。
構築の自由度が狭いデッキであるからこその、採用カード選択やプレイングの差が如実に現れるデッキ
2番目に多かったデッキは金雲デッキです。
契約編1章から登場したこちらの黄色デッキ。可愛い女の子やファンシーな生物たちがたくさん居るので女の子にも是非お勧めしたいデッキです。
契約スピリットのフェニルで手札とカウントを増やしつつ仲間をノーコスト召喚する展開力、相手の強力なネクサスの効果を打ち消すミズアなどの妨害スピリット、相手の防御手段を完封してしまうフェニックスプリンセスフェニル&サンクティファイドライトの極悪コンボなど、可愛いフリしてやることはかなりえげつないデッキです。
その他、レパートリー豊富なデッキたち。早速閃光デッキやロンドベルデッキを完成させて持ってくるツワモノもいましたね。
予選抜けデッキ分布
そんな混沌の環境を抜けたデッキ8強がこちらになります。
豊富な手札交換カードで必要なカードを収集・取捨選択しやすい蒼波デッキが2人なのを除いて、残りのデッキは1人ずつと、今のバトスピの立ち回りによってはどんなデッキでも勝つことができる、ある意味混沌とした環境を物語っていますね。
上位デッキ紹介
優勝デッキ
今回の優勝者は、ハンドルネーム「またしても何も知らないスレッタ・マーキュリー(17)さん」こと、"Mr.2on3"フロムさんでした。
使用デッキ:蒼波
一言コメント:「ガンダムコラボしてるのを知りませんでした。」
今回の閃光杯が一時期ハンドルネーム大喜利大会と化してしまったのですが、その発端となった男がまさかの優勝。やはり一番ふざけてる人が一番強いわけですね。
そんな彼の使用した蒼波デッキは、デスト・ジーズ、ファラオム、女神顕現など、強力なメタカードを贅沢に使用した構築となっております。蒼波の豊富な手札交換能力でこれらの強力なカードたちを状況に応じて取捨選択する判断力が問われますが、彼は予選・決勝共に全勝と、完璧に使いこなしてみせました。
ちなみに、彼のハンドルネームがスレッタだったのと、大会の終了時間がちょうど水星の魔女の放送直後の時間だったことから、僕の優勝デッキ紹介ツイートがTwitterのトレンドに引っ掛かってしまうという珍事が発生しました。
準優勝デッキ
準優勝は緑デッキの貴公子として名高い、やがねさんでした。
使用デッキ:イザイザ
一言コメント:「頑張った方です」
契約編環境に入ってから母数を減らしてきたイザイザデッキですが、やがねさんはイワツチビコを採用することで現環境のデッキに対抗してきました。
この亀さん、イザイザの流行していた当時は見向きもされませんでしたが、最近になって採用が増えたカードですね。金雲のサンクティファイドライトに対してオノゴロウや反魂ノ黄泉路などを撃つことができるなどのメリットがあります。
登場してまもなく2年近く経つイザイザデッキですが、様々なマイナーチェンジを繰り返し、現環境でも再びその猛威を見せつけました。
3位デッキ
3位はHEROです!!さんことスリムさんでした。
使用デッキ:金雲
一言コメント:「今環境最高に楽しいです」
今回は欠席でしたが、バトルスギサキーカップ常連のHEROさんの名前を勝手に名乗るスリムさん。勝手に名乗ったからには下手なことはできませんということで見事3位でフィニッシュ。一言コメントもHEROさんが絶対に言わなさそうなコメントを持ってくるあたりいいセンスですね。本物のHEROさんがこれを見たときにどんな反応をとるのか楽しみです。
予選では金雲ミラーマッチなどもありましたが見事にこれらを跳ね除け、ランクイン。
4位デッキ
第4位はこちらもハンドルネーム大喜利組の「八万・度・溶ケール」さんことガトスタさんでした。
使用デッキ:緑グッドスタッフ
一言コメント:「カシウスを入れたかったです」
4位にランクインしたのはガトスタさん。彼は白コンや赤白など白デッキの使い手としての印象がかなり強いので、今回緑デッキを使用しているのはとても意外でした。
相手のドローを封じるヘクトル、相手の契約スピリットを重疲労で封じるバタフライジャマー&バインドエッジなどで妨害をしつつ、ビャクガロウやロストソードなどの強力カードをぶつけていきます。
個人的に気になるのは、ボタニカルピーコックが相手に何回テキスト確認されたかというところですww
ベスト8デッキ
ベスト8デッキは一気に4人分紹介します。
まず一人目はボルバルザーク田中ことだわっちさんの蒼波デッキです。
一言コメント:「エクストラターン取れませんでした。」
優勝者のフロムさんとの構築の違いは、シャックの採用数を1枚にすることで、他のカードの採用枚数を増やしているところと、青魔神を採用することで4シンボルアタックを行いやすくしている点ですね。
序盤のシャックワンパン⇒青魔神+ダブルシンボル持ち4点ダメが綺麗につながると、途中に相手に与えるコア数が少ない状態で勝つことが出来ますね。
二人目のベスト8はカーズーさんの血契約デッキでした。
一言コメント「ヴラド・バット強かったです。カシウス〇ね」
カーズーさんの構築は、血晶の純度100%の血契約デッキでした。契約編3章で強力なドロソネクサス「旅団の摩天楼」がリバイバルして血晶を得たことで、地味に使い勝手が向上した印象です。
コメントで本人が言われてるように、新カードのヴラド・バットも、うっかりトラッシュに落ちたドヴォルザックをミラージュとしてセットできる、こちらも地味ながら非常に助かる効果を持っている点がとても優秀です。
純度100%の構築ということで、相手は何も持ってないやろ精神で自分のやりたいことを押し付けたいという気持ちが伝わってくる構築ですね。カシウスへの恨みは凄そうですが・・・
3人目のベスト8は、リュウヒさんの光導デッキです。
一言コメント「頑張りました。赤白ボコしただけでも大満足です。ヴィエルジェおすすめです。対戦ありがとうございました。」
リュウヒさんの使用デッキは光導デッキでした。特徴としてはスタークを採用していない点とヴィエルジェやアスクレピオーズXを採用した点ですね。
光導デッキのスタークの採用の是非については、皆様意見が分かれるところでしょう。スタークを採用すると初動の安定感はありますが、初期手札がスターク+3枚で始まる都合上、スティールムーンミラージュ等の早めに引いておきたいカードを序盤に引き込む確率は落ちてしまうわけです。
ヴィエルジェ・エステスについてですが、能力判明時点では過去のヴィエルジェが持っていたアタック阻害効果が無くなっていて弱いという印象を持つ方が多かったです。しかし実際に使ってみると、光導デッキに欲しかったメインステップでの相手スピリットの除去手段になる点や、サジットアポロドラゴン・テンパランスで終盤詰めにいく場面で召喚時バーストを踏みたくない状況でも手元を増やせる点など、強い面が光るなかなかの良カードだなと思います。
契約編環境でオーバーカウントで全体的にBPが高いスピリットが増え、BP勝負に負ける対面も増えた光導デッキでしたが、そんな時こそアスクレピオーズXが活きてきますね。
最後のベスト8はふらんさんの赤白デッキでした。
一言コメント「HEROさん最高です!」
※対戦相手のスリムさんが、HEROさんをたたえるコメントを言えと強制しましたw
先ほどのデッキ分布の箇所で紹介した通り、今大会には最多の5人の赤白使いが参加していました。しかし予選を抜けたのはふらんさんのみ。
赤白デッキはある程度採用カードが固定されている関係上、余った枠にどのカードを採用するか、どの枠を削るかなどの取捨選択が難しいデッキとも言えます。
そんな中、唯一の予選抜けをしたふらんさんが採用したカードはスピッツァーでした。赤白デッキは序盤のゴッドシーカーや、大型スピリットを踏み倒しつつ耐性を与えるオモイカネなど、要所要所でバーストを踏む弱点があります。大抵の召喚時バーストは持ち前の耐性でなんとかなりますが、ファラオムだけは踏んでしまうと大惨事になるので、詰めの場面で安心して召喚時を撃てるようになるスピッツァーはベストな選択と言えるでしょう。
対戦動画
coming soon
決勝戦 フロムさんの蒼波とやがねさんのイザイザの対戦を後日アップ予定。
サブイベント
今回、サブイベントでNintendo Switchのバトルスピリッツコネクテッドバトラーズのソフトを使ったコネバト杯を試験的に行いました。
基本的に僕が決勝トーナメントに付きっきりでサブイベまて面倒が見れないという点から、ジャッジ不要なコネバトって楽じゃね?ということでやってみましたが、以下の問題点が……
・意外に時間がかかる
・男ふたりが向かい合って無言でSwitchいじってる絵面がシュールすぎる……
・フリーズしたときの対応
うーん、次は無いかなー
サブイベントやるにしても普通に紙でやった方が早いやという結論に至りました。
次回予告
次回のバトルスギサキーカップは、12/25(日)にTIGER&BUNNY コラボブースター争奪戦となる〜英雄杯〜を開催予定です。
こちらも既に募集開始しておりますので、皆様のご参加どしどしお待ちしております。
最後に
というわけで、約半年ぶりの開催となったバトルスギサキーカップ、如何だったでしょうか?
お久しぶりの方も初めましての方も、1日楽しんで貰えてたらうれしいです。
それでは、次回はクリスマスにお会いしましょう。
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