セカイシンフォニーに行ってきました
こんにちは。ボカロが好きです。ボカロはいいぞ。
さて、ボカコレが本当に盛り上がっている最中ですが、10/16土曜日に開催された「セカイシンフォニー」の夜公演に行ってきました。その感想になります。
めちゃくちゃ良かった!!!毎年開催望む!!
はい。これに尽きるのですが、もう少し詳しく書いていこうと思います。
私は「初音ミクシンフォニー」が大好きで、「2018-2019」公演から毎年参加しています。昔からピアノを習い、クラシックも聞いてきたこともあってオーケストラが美しい初音ミクシンフォニーはまさに自分のためにあるイベント!という感じです。
さて、そんな中でプロセカが盛り上がる今年、「セカイシンフォニー」の開催が決定しました。
最初に公演概要を聞いた時は「なるほど、初音ミクシンフォニーのプロセカ版をするのね。初音ミクシンフォニー側に興味を持つ人も増えて良いね」くらいに思っていました。
今年の「初音ミクシンフォニー」では「シネマ」と「トンデモワンダーズ」も演奏されていたので、ますますその思いは確信していきむしろ「初音ミクシンフォニーと何が違うんだろう……」くらいに思っていました(ごめんなさい)。
さて蓋を開けてみれば、セカイシンフォニー、初音ミクシンフォニーと全然違う!これは完全に初音ミクシンフォニーと異なる独自のイベントでした。どちらかと言うとLIVEに近い内容。
まず編成がおもしろい。オーケストラと銘打ってはいますが、かなりの小編成の上、金管に至っては一楽器一人の三人しかいませんでした。更に、スペシャルバンドとしてドラム、エレキギター、ベース、キーボードも加わっており、どちらかと言うとバンド+オーケストラという感覚でした。
また、初音ミクシンフォニーでは歌なしと歌ありが大体2:1くらいの印象ですが、こちらは一曲(後述)を残して全てボーカルありでした。
この公演で一番思ったのは、「プロセカ一年の想い出振り返り会(超絶豪華)」という印象です。
曲の合間に各キャラクターの会話劇もあったのですが、概ね「観客と一緒にコンサートを鑑賞している」という体裁の内容でした。
ですので、段々とゲームと現実の境界が曖昧になっていき、キャラクターたちと一緒にこの一年の様々な思い出と共に書き下ろし曲を楽しめました。
自分たちが歌ってる曲を歌ってないように「凄かったねー」とか言ってるキャラクターの立ち位置や如何に……?とか野暮な疑問は抱いたら負けです。全ては狭間の世界のミクの手の平の上……
さてそうして、廣瀬大介さんとMachicoさんの生パフォーマンスなども挟みながら進んでいき、本編最後に、一曲目に演奏された「セカイ」の完全インスト版が演奏されました。
やはりオーケストラのクオリティというのは、本当にいいものですね。
しかし最初からオーケストラコンサートをプロセカという成人以下のプレイヤーが大半のコンテンツでしてしまったら敷居の高さから躊躇する人もいたでしょう。
しかし、この形式なら最後まで楽しめた上に最後の最後でオーケストラの凄さを理解する事がしっかりとできたでしょう。
このイベントから、プロセカをもっと盛り上げよう、というよりむしろ「オーケストラの凄さ、音楽そのものの素晴らしさをもっと広めたい」という意志を感じました。クリプトンやプロセカは、単に自分のゲームを盛り上げたい/続けたい/稼ぎたいというようなレベルではなく、もっと大きなビジョンや使命感を持っているのではないでしょうか。
思えば、プロセカというプロジェクト自体、初音ミクが10年以上活躍してきた上でさらにそのセカイを広めるための野心に満ちたチャレンジでした。
ボーカロイドたちやプロセカの更なる挑戦とこれからの発展をますます応援したくなる、そんなイベントでした。ぜひ今後も定期開催して欲しいです。
逆にオーケストラが聞きたいと思って参加した人にはちょっとコレジャナイ感があったかもしれません。そんな方は是非!!初音ミクシンフォニーに参加してみてください。きっと感動することが出来るはずです。
昼公演がちょうど終わった瞬間、虹が出ました。ミクさんは雨女なんて時々言われますが、本当に「持ってる」人ですね。この虹のようにセカイシンフォニー、プロセカ、初音ミク、ボーカロイド文化が希望に満ちたものであることを願っています