【第1回】美容のプロたちが実践する夏のスキンケア7選
高温多湿な気候に紫外線、冷房などの影響で夏は肌トラブルが起きやすい季節。いつもの化粧品が急に合わなくなったりする方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、美容のプロ3人が実践してよかったスキンケアや自分にピッタリな化粧品選びができるようになるコツ、夏にありがちな肌悩みの解消法などについて語ってみました。
紫外線だけじゃない!? 夏に起こりやすい肌トラブル
夏の肌トラブルの種類と原因って?
EBATO:まずお二人にリアルな声を聞いてみたいんですが、夏にどんな肌トラブルで悩む方が多いと感じていますか?
yuki:やっぱりエアコンによる乾燥トラブルでしょうか。肌のゴワつきや乾燥による赤み、毛穴の開きで悩んでいる方が多いですね。
EBATO:エアコンで肌が乾燥することを知っている方は多いと思うんですけど、いま自分に起きている肌トラブルの根本がそれと結びつく方は少ないのかもしれませんね。
yuki:そうなんです。なのでまず私は肌トラブルを解決するためには、原因を正しく知ることが大切なんですよとお伝えしています。
EBATO:keiさんはどうですか?
Kei:エアコンでいうと、外気との気温差で肌の乾燥が起こりやすいです。たとえば、汗をかいた状態でエアコンの効いた屋内に入ったときですね。
EBATO:確かに。汗をかいたまま放っておくのもNGですよね。乾燥や肌あれの原因になるので、こまめに拭くこともぜひ心がけてほしいと思います。清潔なハンカチか、男性はコンビニなどで売っている洗顔ペーパーをカバンに入れておくとベタつきやニオイ対策にもなって便利ですよ。とはいえ、汗肌のためには汗をかく行為は必要なので、敬遠はしないでほしいですけどね。
他にはどんな肌トラブルで悩まれる方が多いですか?
Kei:意外と多いのが「ニキビ」ですね!ニキビは顔が脂っぽいからできると思われがちだけど、実は肌の乾燥でできてしまうこともあるんです。バリア機能が低下すると、肌の赤みも出やすくなりますから。
yuki:そうなんですよね。肌の赤み=炎症が起きているサインなんですよ。トラブルを改善するためには、まず肌でどんなことが起きて赤みが出ているのかを正しく知ることが大切ですよ、というお話をよくします。肌トラブルの原因がわからないと正しいケアができませんし。
EBATO:ここまでの話をまとめると、夏の肌トラブルで特に注意をしたいのがエアコンや紫外線、汗、内外の気温差。それらが肌の乾燥を招き、赤みやニキビ、毛穴の開きなどのトラブルになりやすいということですね。
Kei:そうですね!肌トラブルの原因は1つというわけでなく、複数の要因が潜んでいる場合も多いので、ご自分の肌状態や日々のお手入れ、生活習慣などを見つめ直してみてほしいです。
夏の肌トラブルに負けないためのケア方法
EBATO:ここからは具体的にどんなスキンケアをすればいいかを話合ってみたいと思います。
yuki:簡単にできるところでいうと、日中にスプレータイプの化粧水などでこまめに保湿することですね。あとは意外と忘れがちなのが「お水」です!お水を飲まないと肌が乾燥しやすくなってしまいますから。
でも仕事や家事をしているとつい忘れちゃうんですよね。なので私は1日8回、お水に口をつけましょうというアドバイスをしています。
Kei:1日8回はわかりやすくていいね!それならできそう。
yuki:あと水分の種類にもこだわってほしいですね!たとえばコーヒーには利尿作用があるのでお水代わりに飲みすぎると脱水になりやすいのはご存じの方も多いと思います。あくまで「お水」を飲むことを意識してやってみてくださいね。
EBATO:keiさんはどうですか?
Kei:私は朝のスキンケアをより重視することかな!夏のスキンケアは、肌の乾燥を防いだり、紫外線などの外部刺激から肌を守る働きをしているバリア機能をきちんと働かせることを意識しています。
そのバリア機能に欠かせない成分が「セラミド」。元々肌に存在する成分ですが、年齢とともに減ってしまうので積極的に取り入れることをおすすめしています。
yuki:大事ですよね!
EBATO:2人が的を射たことを言ってくれたので、僕は少し違う視点で「メンタル」からのアプローチを。夏は屋内と屋外の温度差で体調を崩してしまう方が多いと思います。これは交感神経と副交感神経によるもので、何度も体温調整などが行われ、自律神経の乱れが起きているからなんです。
その結果、肌のターンオーバーやホルモンバランスが乱れやすくなるとも言われています。一見関係がない2つの要素ですが、ストレス管理も間接的見ればスキンケアになるわけです。
Kei:私はよくスキンケアを楽しんでね!っていう話をするだけど、ストレスの緩和にも役立ちそう!
美容のプロたちが実践している夏のスキンケアルーティン
EBATO:ここまでは皮膚科学や解剖生理学に基づいた一般論のような話をしてきましたが、我々は読者の皆さんが自分に合ったスキンケアと巡り合い、楽しい毎日を送るエッセンスにしてほしいというミッションを掲げています。そこで自分に合うスキンケアの見つけ方のヒントとして、お二人の日々のスキンケアを聞いてみたいです。
yuki:私は混合肌で油断するとニキビが出来てしまうタイプなので、夏は皮脂バランスを整えつつ、しっかりと保水することを心がけています。使う化粧品も夏と冬で変えていますね。夏はさっぱり目のテクスチャを選ぶことに加えて、成分にも注目をした化粧品選びをしています。
EBATO:自分の肌コンディションを知るのは本当に大切なことですよね。巷では方法論やビフォーアフターが注目されがちですけど、重要なのはむしろ原因や理由ですから。「自分は水分が足りていない混合肌である→だから水分補給メインのケアをする」みたいな。
keiさんはどんなことを意識して日々のスキンケアをしていますか?
Kei:私は季節問わず肌があれやすいタイプなので、とにかくセラミド重視のケアをしています。あとはクレンジングと洗顔にも気をつけてますね。具体的にはジェルで落ちるくらいのメイクしかせず、肌の負担をできるだけ少なくしてますよ。
yuki:めっちゃわかります!私も同じです!
EBATO:だから2人ともそんなに肌がキレイなんですね!
Kei:メイク崩れもしないし、日焼け止めの塗り直しも楽チン♪ あとは絶対に汗をかきたくないとき、メイクがドロドロになってほしくないときに試してみてほしいのが「脇を冷やす」こと。
yuki:汗が出なくなりますからね!首の後ろも太い血管が通っているのでおすすめです。
Kei:EBATOさんはどんなスキンケアをしてるの?
EBATO:僕もどちらかというと水分より皮脂(油分)の方が多いので、みずみずしくてさっぱりしたテクスチャの化粧水と美容液でケアをしていますね。夏はすぐにテカるので、乳液やクリームはほぼ使いません。
年齢(※37歳)のことも考えてエイジングケア・抗酸化に特化した成分選びにもこだわっています。セラミドやビタミンC誘導体、フラーレン、アスタキサンチンあたりは肌との相性もいいので、好んで使いますね!
シミ、そばかすを防ぎたいならナイアシンアミド×アルブチンの組み合わせは個人的に評価が高いです。
yuki:成分プラス、自分の気分が上がる化粧品を選んでほしいですよね。
Kei:スキンケアは自分を慈しむ時間だからね!
yuki&EBATO:おおー!けいさん良いこという!
まとめ
EBATO:さて、座談会も宴もたけなわ。今回はここまでにしたいと思います。最後に読者の方々にメッセージを一人ずつお願いします。
Kei:スキンケアは、必ず自分に合ったやり方があります。まずは自分の状態を正しく知ること。どんな方法があるのかを知ること。今は情報がたくさんあり、それぞれとても良さそうに謳っているため、すぐに飛びつくのではなく、相談できる自分に合うプロに出会うことが無駄がなく肌も傷めず近道だと思います。
yuki:肌悩みがあると色々調べすぎてしまってどうしたらいいのか分からなくなりますよね。自分の肌をよく観察することが第一歩です♪そしてわからないときはプロに聞いてみるのも手です♪
EBATO:キレイ肌を目指すうえで一番重要なのは、情報に対して「本当にそうなのか?」と疑問を持ち、自分の頭で考えたり、信頼できる情報源(公的サイトなど)で比較・検討をしたりしてインプットの質を上げること。そして“自分の肌のプロ”になることです。手間はかかりますが、ある日肌トラブルが起きても他人やネットの情報に振り回されることなく、正確な対策ができるようになります。一緒に頑張りましょう!
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