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情報収集は自動化が勝利の鍵!今すぐ始めるべきGoogleアラートの設定方法


情報格差に悩むあなたへ

皆さん、こんな経験はありませんか?日々の業務に追われているうちに、いつの間にか最新情報のキャッチアップが後回しになってしまう。気づけば、同僚や取引先との会話の中で、自分だけが知らない話題が出てきて、情報格差を痛感してしまう。

でも、忙しい毎日の中で、わざわざ時間を作って新聞やニュースサイトをチェックするのは大変ですよね。そこで、私がおすすめしたいのが、Googleが提供する無料のサービス「Googleアラート」です。

実は、Googleアラートは2000年代前半から存在しているサービスなんです。
私自身、社会人になってからというもの、日々の情報収集のほとんどをGoogleアラートに任せて、毎日欠かさずチェックするようにしています。
それでも、登場から20年以上たった今でも、Googleアラートは非常に有用なツールだと感じています。

このツールのおかげで、周りから「コイツは最新情報やトレンドをよく知っている」と認知されるようになりました。
意外とそれだけでも、自分自身の存在価値は高まるものなんです。新しいプロジェクトを任されたり、業務の幅が広がったり、取引先から色々な相談が来るようになるのでキャリアアップにも役立っています。

Googleアラートって何?無料で使える最強の情報収集ツール

Googleアラートは、自分が指定したキーワードに関連する最新情報を、メールで自動的に受け取ることができるサービスです。
ウェブ上のニュースやブログ記事、動画など、さまざまなソースから情報を収集してくれます。

設定は非常に簡単で、Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用可能。自分の興味のあるトピックや、仕事に関連するキーワードを登録しておけば、Googleが代わりに最新情報をウォッチしてくれるのです。

3ステップでカンタン設定。今すぐGoogleアラートを始めよう

それでは、実際にGoogleアラートを設定する方法を見ていきましょう。

STEP1:キーワード入力

まず、Googleアカウントにログインした状態で、google.com/alertsにアクセスします。Googleアラートのトップページが表示されたら、通知を受け取りたいキーワードを入力します。

例:ChatGPTというキーワードを設定

STEP2:アラート作成

次に、「アラートを作成」ボタンをクリック。これだけでアラートの設定は完了です。

STEP3:アラート編集

通知頻度や通知元を変更したい場合は、作成したアラートの横にある鉛筆アイコンをクリックして、設定を編集しましょう。

頻度:どのくらいの頻度で通知を受け取るかを指定します

  • 都度:新しい情報が見つかり次第通知

  • 1日1回:1日に1回まとめて通知

  • 1週間に1回:1週間に1回まとめて通知

頻繁に新しい情報が欲しい場合は「即時」、まとめたい場合は「毎日」や「週1回」など、目的に合わせて設定しましょう。

ソース:どの種類のWebサイトから情報を収集するかを指定します

通知のソースは、「自動」の他に以下の選択肢があります。
デフォルトでは、Web全体の上位検索結果が通知対象となる「自動」が設定されていますが、特定のソースを選択することも可能です。
特定の種類の情報を集めたい場合は、それに合ったソースを選択しましょう。

  • ニュース

  • ブログ

  • ウェブ

  • ビデオ

  • 書籍

  • ディスカッション

  • 金融

言語:どの言語の情報を収集するかを指定します

日本語、英語など、興味のある言語を選択することで、より関連性の高い情報を収集できます。
1つのアラートに設定できる言語は1つなので、同じキーワードでも複数の言語を設定したい場合は、アラートを複数作成することで対応できます。

地域:どの地域の情報を収集するかを指定します

日本、アメリカなど、特定の地域に関連する情報を収集したい場合は、地域を指定することで、より絞り込んだ検索ができます。
言語と同じように、1つのアラートに設定できる地域は1つなので、同じキーワードでも複数の地域を設定したい場合は、アラートを複数作成することで対応できます。

例えば、グローバルに情報収集したい場合であれば、言語「英語」地域「すべての地域」とすると、英語で記載された全世界のソースが収集対象になります。
一方で、言語「日本語」地域「日本」とすれば、日本語で記載された日本国内のソースが収集対象になります。

件数:1回の通知でどのくらいの数の結果を表示するかを指定します

  • 上位の結果のみ:検索結果の上位の記事のみを表示します

  • すべての結果: 検索結果のすべてを表示します。

多くの情報を一度に確認したい場合は「すべて」、重要な情報だけを知りたい場合は「トップ記事のみ」を選択するとよいです。

配信先:アラートの通知を受け取る方法を指定します

  • メールアドレス

  • RSSフィード

受信するメールアドレスを指定したら、あとはGoogleからの通知を待つだけ。キーワードに関連する新着情報が見つかると、設定した頻度で登録したメールアドレスに通知が届きます。
メールアドレスはGoogleアカウントに設定されているGmailですが、Gmail以外のメールアドレスを設定することも可能です。
配信先はRSSを選択することも可能です。RSSフィードを選択すると、アラートの新着情報を、メールではなく、RSSリーダーという専用のソフトやWebサービスを使って確認できるようになります。

※配信先のメールアドレスをGmail以外を設定したい場合

Googlアカウントにアクセス
②「個人情報」→「連絡先情報」
③「予備のメールアドレス」を設定

予備のメールアドレスを登録すると配信先に設定できるようになる

Googleアラート活用のコツ

①検索したいキーワードを適切に設定する

Googleアラートのキーワード設定は、どのような情報を収集したいかによって大きく変わってきます。
効率的に情報を集めるためには、"キーワードの組み合わせ方"が重要です。

キーワードの組み合わせ方

  • AND検索: 複数のキーワードをすべて含む情報を検索したい場合に使用します。

    • 例:ChatGPT AND 活用事例

    • この場合、「ChatGPT」と「活用事例」という両方のキーワードを含む情報のみが通知されます。ChatGPTの具体的な活用方法に関する情報を収集できるでしょう。

  • OR検索: 複数のキーワードのいずれかを含む情報を検索したい場合に使用します。

    • 例:ChatGPT OR 生成AI

    • この場合、「ChatGPT」または「生成AI」のいずれか、もしくは両方のキーワードを含む情報が通知されます。ChatGPTに限らず、生成AI全般に関する情報を幅広く収集できます。

  • 「 -」を使ったキーワードの除外(半角スペース+ハイフン)

    • 使用方法: 検索したいキーワードの後に「 -」を付けて、除外したいキーワードを記述します。

    • 例:ChatGPT -初心者

    • 効果: 「ChatGPT」というキーワードを含む情報から、「初心者」というキーワードを含む情報を除外することができます。つまり、「ChatGPT」に関する情報を、初心者向けのものは除いて、より専門的な情報を取得できるということです。

  • ""(ダブルクォーテーション): 完全一致のフレーズ検索に使用します。

    • 例:"ChatGPTのビジネス活用"

    • この場合、「ChatGPTのビジネス活用」というフレーズが完全一致する情報のみが通知されます。ChatGPTを業務にどう活かすかという、より具体的な情報を収集できるでしょう。

このようにキーワードを組み合わせることで、自分の目的に合った情報を効率的に収集できます。例えば、「(ChatGPT OR 生成AI) AND (活用事例 OR ビジネス活用) -初心者」といった具合に、キーワードを組み合わせてアラートを設定すれば、ビジネスでのAI活用に関する中級者以上向けの情報を幅広く収集できます。
皆さんも、自分の関心事や業務に合わせて、キーワードを工夫してみてください。

②検索したい内容に合わせて設定を組み合わせる

例:
<国内の特定の企業の動向を知りたい場合>
キーワード:企業名
ソース:ニュース
言語:日本語
地域:日本

<テクノロジートレンドを知りたい場合>
キーワード:テクノロジー名を英語で設定
ソース:すべての結果
言語:英語
地域:すべての地域

③キーワードは定期的に見直す

最新のトレンドをつかむためには、旬のキーワードもこまめにチェックしながら、アラートの設定を定期的に見直すことが大切です。不要なキーワードは削除し、新たに関心を持ったキーワードは追加する。こうした地道な更新作業によって、常に最適な情報収集環境を維持できます。

例えば、テクノロジートレンドなどであれば、Gartnerが発表しているテクノロジーのハイプ・サイクルなどを参考に、旬のテクノロジーのキーワードを設定しておけば、世の中のニーズの変化を敏感に察知できるでしょう。

出典:日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2024年

https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20240807-future-oriented-infra-tech-hc

あなたも今日からGoogleアラートマスター

いかがでしたか。Googleアラートは、忙しいビジネスパーソンにとって強力な味方になってくれるツールです。スキマ時間を使って効率的に情報収集できるため、限られた時間を有効活用できます。

収集した情報を仕事に活かせば、自分の強みを磨き、ビジネスチャンスを創出することも可能。情報収集力を高めることは、キャリアアップにもつながるでしょう。
まずは自分に関連するキーワードから、アラートの設定を始めてみてはいかがでしょうか。きっと、仕事の質が変わっていくはずです。
Googleアラートで効率的な情報収集を始めて、忙しい毎日を充実したものにしていきましょう!

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