ことばウィーク
ことばウィークでした。
俺の生活に帯番組があり、今週通しの企画があったとして、それに名前をつけるなら、です。
『鈴木ジェロニモの説明』に出させてもらいました。
これ以上無いであろう雰囲気の良いメンバーで、説明に好きなだけ触れて幸せでした。ジェロニモさんがパクチーを「穴の味」と説明し、それを聞いた紅多ちゃんが「しそ?あ、パクチー?」と正解していて、前世で亡国の王と王女だったのかな、と思った。
改めて、「説明」は凄いフォーマットだなと思った。本編でも話したが、水道水の動画を見たとき、悔しさで衝撃が走ったのを覚えている。
情けないのは分かっているが、思いつけなかったのが悔しい。映画『YESTERDAY』で、ビートルズのいない世界線に転生した主人公がビートルズの曲をそのままリリースして人気を得たように、俺は鈴木ジェロニモが居ない世界線に行って「説明」をやりたいと思っている。それぐらい悔しい。
俺は比喩がとても好きだ。ただ比喩は現象やモノに対する反射として点在するものであり、創作物に入れることはできるが、それ単体で展示されるものではない。儚いね……と悲しみぶっている隣で、ジェロニモさんは自分で美術館を建てていた。ジェロニモさんは、説明というフォーマットを作ったことと、その説明が豊かなことの2部門でトロフィーを獲得している。
本番では悔しさを楽しさに変え、説明ビンゴという企画で説明の追体験をさせてもらった。才人のフォーマットを借りると恥ずかしさはあれど、めちゃくちゃ楽しかった。トークでも色々聞けたので、配信もぜひ。
そして今日は、『夢の島志念公演』にも行かせて頂いた。
小松海佑、永田敬介、街裏ぴんくという大好きな3人と平沢進が掛け合わさったライブ。芸人になる前から、俺はこれに行かないのならば、何のためにお金にバッファを持たせているのかと思っていた。3回目にしてやっと予定が合ったので、お客さんとして行きました。
当たり前のように最高のライブだった。我々の目の届かない場所を自分の言葉で塗る小松さん、生活と人間の全てを文字にできる永田さん、適当な線を書いてこれ文字なんですよと言い張るぴんくさん、3種類のそれぞれの言葉を浴びることができて大満足でした。ぴんくさんの2本目で涙が出るほど笑ったな。今日のぴんくさんとのツーマンが無くなってしまったのは最悪だが、あったらあったで今日のことを思い出して恐縮しきりだったと思う。行けて良かった。
完全にことばウィークだったな。俺の言葉はどうなんだろうか。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?