ミュージカルのセットはすべて倒れ

今週は「大切ライブ」のあと大阪へ行った。

「大切ライブ」、大切なライブでした。
吉野さんに会うのが久々だったので緊張していたけど、懐で思う存分甘えさせてもらった。『マクロスF』見てなくてすみません。今度会う時は、懐と自分の区別が付かなくなるぐらいまで近づきます。
こたけさんやもののけさんとも久々に会えて嬉しかった。次の日が大阪だったのだが、なるべく皆と居たかったので翌日の新幹線ではなく新宿24時発の夜行バスを取った。すると皆ギリギリまでカラオケに付き合ってくれて、急いで俺を見送ってくれた。俺は東京ではなく、大切から大阪に旅立った。
大切ライブは今後月1ペースでやるらしいのだが、そのオープニングで毎回、俺が元気に笑う様子を収めた映像を使ってくれることになった。しかも毎回違った映像。俺に晴天が似合う日、月に1回ぐらいはあると思うので頑張る。

大阪もかなり楽しかった。
オープニングで何の流れか忘れたけども「誰が躁鬱じゃ～い！」と大声で言えた時点で、今日は大丈夫だなと思った。確定演出。あとマジで何の流れだったんだろう。
「まるたこ」も最高だった。カクヅケの木田さん曰く、店主の機嫌とたこ焼きの味が比例するコイントスような店らしいのだったが、その日は誰が見ても分かるぐらい表で、俺が宮田麺児を諦める程に最高の食事を提供してくれた。また行く。

そして今日は、｢行方不明展｣に行きました。
素晴らしかった。個人的に、梨さんや大森さんの作品にはホラーというより「嫌な気分」を求めている節があり、今回もそのパンチを体中に受けれたので幸せだった。
あと梨さんに会いました。信じられない。大森さんの隣の人間から突然「梨と申します。」発されたのでパニックになった。オタクを出しつつ梨さんのSCPが大好きであることを伝えると「信号のプレゼン面白かったです」と言われた。めちゃくちゃパンクール見てた。嬉しすぎる。

展示のあと、たまたま同じ日に見に来ていたオジマさんいおりさん(初対面)とご飯を食べに行った。
いおりさんはとにかく元気な人で、「家にいる時は何も考えてない」という、俺の補色のような人だった。
「逆に家で何を考えてるの？」という質問に対し、オジマさんが「自分の悪い所を反省したりする」と答えると、いおりさんは「えっ、どうして！？」と驚いていた。
その場面が、俯きがちな少年の人生が天真爛漫な少女との出会いで変わっていくミュージカルの序章のようで、俺はいたく感動した。
オジマさんが真剣なトーンで続きを話していると、いおりさんが突然「待って、なんか三味線流れてる！」と和風の店内BGMに言及し、その話は遮られて終わった。ミュージカルのセットはすべて倒れ、チケットは返金されてしまった。

家の外を楽しく過ごせた一週間でした。
以下、今週の家の中の話。