帰京の前に32歳に戻れて良かった
帰省終わりました。
一週間。数年ぶりにこんな長い帰省をした。近年「実家は意外とやることがない」とみんなが気付き始めている。俺もそのうちの一人で、あまり長い帰省をしてもなあ、と思っていたが、今回は逆に予定を詰めに詰め込ませてもらった。
初めて生大喜利した場所で優勝できた。
人生すぎて本当に嬉しい。伏線回収だ!という気概は無かったが、ホームということもあり力が抜けたんだと思う。17年も大喜利をしていると、当時の純真さが薄れている事に危機感を覚えることが多々あるが、その空白にはしっかりと経験が積もっている。そういうことを改めて思った。
福岡の大喜利の人にも何年ぶりに会えて、セピアがカラーになって幸せだった。samiヨロ夫妻(福岡の義父母)の家にも泊まらせてもらい、娘さんと仲良くなりきれなかったりした。二人とも変わってなくて本当に嬉しい。
楽屋ですり身さんと睡眠剤の話をした。福岡まで来て。すり身さんは、メインの薬を飲む前に、メインの薬が効きやすくなる薬を飲んでいるらしい。ルギアを捕まえる時もHPを赤にしてこおり状態にするもんな。
残りの日は、母校を巡った。
軽い気持ちで来たものの、8年ぶりに通学路を歩くとあらゆるファクターから思い出が連鎖的にスパークし、完全に18歳に戻り泣きそうだった。何十年もやってる定食屋の古すぎる食品サンプルとか、反社会勢力じゃないと説明できないほど広大な土地に建っている一軒家とか。母校は駅から歩いて20分のところにあるのだが、往復して駅に着いた頃には息が切れていた。帰京の前に32歳に戻れて良かった。
思い出も食も詰め込んだことで、今までの帰省に比べてだいぶ帰りたくなかった。郷土愛家族愛は薄い方だと思ってたけど、東京と故郷の違いを鮮明に感じた。真剣に生きれてる証かもしれない。俺の思い出に残っているすべて、いつまでも在って欲しい。
以下、ばあちゃんに会った話。
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