(ゲボアホのハゲネズミが札幌に誕生ですな)
1年ぶりの札幌、じっくり堪能できました。
寿司やジンギスカン、銭湯に水族館まで。前回が弾丸だったので、今回前後1日幅を持たせたのが功を奏しました。主催のがりんさん、何から何までありがとうございます。あのから揚げで店を出したほうがいいですよ。
大喜利も、1日目こそミネ楽太郎に圧倒されて何もできず凹んだが、2日目は気合いを入れ直し、タッグトーナメントで優勝することができた。
ペアの喃語・武田さんが、ずっと絶妙なパスを出してくれたお陰です。武田さんじゃなかったら優勝できていなかった。人柄も気さくで、楽屋でも打ち上げでもずっと話し込んでしまいました。もう会いたい。
ルールの特性上、1回戦で俺達と戦った東トレセン(たけせん・トレトレ)だけが負けるという悲しい出来事が起こり、彼らのためにも優勝するぞ、と気合いが入ったのも一因だと思う。
エンディングで「東トレセン、俺ら優勝したぞ!」と言うと、たけせんが5秒ほど沈黙した後、乳首の位置で手を王蟲のようにモゾモゾさせながら「戦場のオナニスト」と言っていた。OK。さようなら。
久々のクロスワードも脳が千切れそうになって嬉しかったし、カイタクのガラパゴス感を肌で感じられたのも良かった。
ただ一番記憶に残っているのは、打ち上げで出演者の山田くんさんがフラッシュ倉庫の「ドラえもん絵描き歌」を完全再現する光景です。
世代の人は分かると思うけど、途中で外国人が肩を組んでいる画像が左右に揺れるシーンの、一瞬テンポがズレるところまで完璧に再現しており、俺はなんてちっぽけな存在なんだ、と心の底から震えました。
打ち上げの後も、全員で河原で朝方まで飲むという幸せな時間を過ごし、札幌ありがとう……と深い眠りに就いて、翌日、飛行機を逃しました。
9時半に空港の予定が9時半に起床し、起きた瞬間に全てを理解した。最悪すぎると絶望しつつ、心はどこか冷静で(これはまずいですな)と英国紳士のように髭をなぞった。
(ゲボアホのハゲネズミが札幌に誕生ですな)と思いながら飛行機を取り直していると、がりんさんの奥さんが起きて来た。
「おはようございます。」と挨拶をしたところ、奥さんは俺と時計を見比べたあと、無言のままトイレに向かい、無言のまま部屋に戻って行った。
あとで聞いたら、飛行機を逃した筈の人間があまりにも慌てておらず、夢かと思ったらしい。申し訳ない。
月末にも札幌に行けるので、食べ損ねた有名な和菓子、今度こそ食べます。
以下、札幌で俺が嫌な客になった話。
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