フリーランスを勘違いしていた頃の自分に教えたい
ここのところビジネスネタから遠ざかっていましたが、久々に思うことがあったので今回はバック・トゥー・ザ・ルーツでいこうと思います。
元々本noteは私のフリーランス/起業の失敗談・反省談を綴る場として始めました。
今は会社勤めしていますが、色々と湧き上がってくるものがあったので久々に眺めのnoteを書こうと思います。
サラリーマン、そしてフリーランスとは何ぞやということを勘違いしていた頃の自分に聞かせてあげたい話です。
キミがやりたいのは営業職だ
改めて自分は色々と勘違いしていたなーと思います。
経緯を振り返ると・・・
大学を卒業後、私はとある中小企業に勤め始めました。
中小企業というか、おもいっきり小企業ですね。
従業員が10人前後くらいの・・・
ということで営業、事務、法務、経理、色んな仕事をみんな自分でやっていました。
見積もったり、営業電話をかけさせられたりと営業もやる。
書類を色々と作ってデータを入力するとか事務的なこともする。
はたまた契約書を取り交わすことになれば自分で全部目を通してリスクがありそうな箇所を見つけて上司に報告したり。
法務関係といえば契約書をお客さんに送ることも自分でやっていたので、契約書の製本もバッチシできるようになったり。
そして外注先への支払いに関しても毎月自分で金額をチェックしたり。
さすがに振り込みの手続きは専任スタッフがいたけど・・・。
大きな会社なら部署別に分けられる仕事を全部自分でできたのは良い経験だったのですが
とにかくずー---っと会社に籠って仕事をしていました。
大学を卒業して初めて就いた仕事なので「仕事っていうのはずっと会社に籠ってやるもんなんだな」と思いましたが、やはりあれだけずー--っと事務所に年がら年中、缶詰になっているとストレスがハンパなかったです。
(人によっては平気かもしれませんが私には無理でした)
「おれって平日の日中、外の光ってほとんど浴びてないよな」なんて思ってました。
毎日毎日、定時で出社して決まった時間に昼ご飯。
お昼ご飯は大体近場の数か所をローテーション。
夜まで働いて退勤。
ちなみに社長の意向で退勤時間はみなし残業分を含めた19時過ぎ。
家につくともう暗くてあとは夜ごはん食べて風呂入って就寝。
というサラリーマン生活を3-4年続けた結果、この凝り固まった人生のルーティンが死ぬほど嫌になりました。
その後、紆余曲折あり、仕事をする場所も時間も自由なフリーランスになりたい!起業したい!と妄想するようになりました。
若かったし全然社会を知らなかった
その後、2社目に転職しましたがやはりフリーランスの夢を諦められず20代中に脱サラ!そしてフリーランスに挑戦!
しかし1年もたずフリーランスに挫折し、うつ病を患いながらサラリーマンに復帰しました。
今は営業マンとしてゆるくお仕事しているのですが思ったことがありまして。
ってか今の俺の仕事のやりかたって、昔の自分が求めていたワークスタイルに結構ちかいよなーということです。
まったく大したことはないのですが。
単純な話で事務所に缶詰になりたくなければ営業が天職だよね、という話です。
今日は家から近い取引先との打ち合わせがあったので、家を9時に出発して、9:30から打ち合わせ。
11時前に終わったので、近場のお気に入りのレストランでゆっくりとランチ。(家まで戻ってもよかったけどちょっと贅沢しました)
ランチ後にちょっと寄り道してショッピングしつつ、13時前に出社。
そして夜まで仕事。
仕事しながらふと「そういえばこれって昔の俺が求めていた仕事スタイルっぽいな」って思ったのです。
まったくラグジュアリーじゃないし華なんてないですけどね、そこが唯一昔の私が思い描いていたワークスタイルと違うところです笑
だけど毎日同じルーティンを繰り返さずに外出も交えながら仕事するためにはフリーランスにならないとアカン!ととんでもない勘違いをしていた自分が恥ずかしい次第です。
フリーランス・個人で仕事をするなら
以前、私が脱サラした時、同じくフリーランスで仕事をしていこうという志を持った人達で集まったグループがありました。
未だにそのグループの一部の人達のブログを読むのですが、この道を進む人って動機のレベルが僕と全然違います。
私なんぞ子供みじた動機だったけど、続く人・成功する人っていうのはどうしても一人でやっていかないといけない事情があります。
家族の介護が必要だったり、家庭の事情で大きく稼ぐ必要があったり、自分の中に根深いコンプレックスがあったり。
今となってはテレワークだって浸透してきているからサラリーマンだって在宅で仕事できるし、サラリーマンだって会社によって(優秀な人)は物凄く稼げると思います。
しかし人によっては経験してきた業界だったり、職歴的な事情でサラリーマンを続けても希望する条件を手に入れるのが難しい場合もあるでしょう。
なので昔の自分に対しては「お前は本当に本当に本当にサラリーマンじゃダメなのか?営業職に就いたら結構満足するんじゃない?」と問いたいのです。
まぁそんなのはタイムマシーンが無いと無理だし、万が一タイムマシーンを使って昔の自分に会ったところで、営業職に就くなんて絶対に嫌がるでしょうけど。
営業は自分に合わないと思っていた
冒頭で触れた通り私が新卒時に勤めていた会社の仕事はこんな感じでした。
色んな仕事をする中で私は営業電話が一番嫌いでした。
他の仕事ならいくらでもやるから、営業電話だけは嫌だ!と痛烈に思っていました。
なので私の中で「営業=営業電話」という凝り固まった偏見が生まれまして。
「今後、転職する時は絶対に営業はしない!」なんて思っていた程です。
営業とは
ここで24歳のケヴィンに営業職とは何か教えてあげよう。
営業ってのはな、とにかく会社の外に出て仕事相手と会って話をして、仕事をもらうっていう仕事だ。
最初の頃は会う相手がいないから営業電話を掛けないといけないかもしれないけど、大きい会社なら先輩達のお客さんを引き継ぐだろうから、無理に自分で営業電話掛けなくてもいいはず。
ちなみに君の彼女(現奥さん)はひたすら営業電話かけまくっているらしいけど、それは業界によって全然違う。
人材紹介界隈は電話営業が常に激しいけど、製造業、あるいは大きな金額やモノを扱う商社とかは新規の営業電話なんて効果薄いからやらないはず。
だから営業電話のことは気にするな。ってかちょっと我慢すれば大丈夫。
一人立ちすれば一人で会社の外に出て外の空気をいっぱい吸えるし、平日の日中を外で過ごすことができる。
多少の寄り道は許される。
今でこそテレワークやらワーケーションやら世の中がいうようになってきたけど、営業なんてコロナ前からiPhoneとノートパソコン持ち運んで外で仕事してるんだよ。
打ち合わせの前後、合間にランチがてらレストランで仕事できるし。
(狭くて騒がしいファミレスは集中できないし、逆に上品なレストランだとパソコン開く雰囲気じゃないので上手に店を選ぶ必要がある。
個人的にはロイヤルホストくらいがちょうどいい。)
そういう仕事がしたかったんじゃない???
大人の助言には耳を貸すべし
今思うと新卒時に勤めていた会社で私に営業職を勧めてくれた先輩が二人いました。
一人は宮崎(仮名)先輩。
「ケヴィンは特徴のある性格だから営業やった方が合うと思うよ!」と言ってくれたのですが、「特徴のある性格」という表現がさすが人生の先輩ですね、的を得ている。
でも「営業って営業電話かけまくるんですよね!?そんなの嫌です!」って言って全然参考にしなかったことを反省しています。
もう一人は大場(仮名)先輩。
この先輩には自分がフリーランスを志している話をしたことがあったのですが、その時に「ケヴィンがやりたいことってもちろんフリーランスでも実現できるけど、もしかすると営業職でも実現できるかもよ?」と助言してくれました。
でも「サラリーマン=悪」と決めつけていた当時の私はまったく聞く耳を持ちませんでした。
宮崎先輩も大場先輩も私より10歳以上年上で、且つ大きな会社での勤務経験があったので社会のことをよく知っていたのでしょう。
だから今振り返ると適切な助言を私にしていました。
しかし聞く耳を持たなかった私は遠回りして、軽症ではあるものの鬱も経験しながら、言われた物事を自分で経験しながら学んだのです。
まとめ
ということでフリーランスを志していた頃の自分に聞かせたい話を綴りました。
今でも覚えていることがありまして・・・
色々と盛り上がっていた自分ですが、とはいっても迷いがあって頑張って自分の不安に対する回答を求めてネット上をさまよっていました。
自分と似た境遇の人が書いたブログを探したり。
でもバッチシの回答は見つからなかったんですよね。
なのでもし今、当時の自分に似た境遇で思い悩んでいる人がいたら参考になればと思い色々と書いた次第です。
それではまた!