日本人が最も不得意なこと
皆さんこんにちは、ケヴィンです。
今回はずばり「日本人が最も不得意なこと」について!
今回も日々暮らす中で感じることがあったので綴ってみます。
日本人は○○
「日本人は自分の意見を言えない」、「日本人はノーと言えない」、「日本人は主張が弱い」
こういった話、皆さん一度は耳にしたことがないでしょうか。
確かにそうだよね、納得する一方、私はとある物事に関して「日本人は本当に・・・」と感じることがあります。
それは・・・
日本人は感情表現が苦手過ぎる
喜怒哀楽、様々な感情がありますが特に「怒哀」の表現が苦手な気がします。
不安や不満、ストレス、これらを他人に伝えることができないと自分で溜め込んでしまい、いずれ爆発してしまいます。
私はこの「爆発」する人を何度も見てきました。
その度、「なんで溜め込む前に吐き出さないんだろう?」と思ってしまうのです。
ネガティブな感情の表現は難しい
しかしそれも分からなくはありません。
というのもネガティブな感情の表現するのが難しいですよね。
高度なコミュニケーションスキルが要求されます。
例えば私、妻子持ちですが妻との関係性が悪化して何度か本気で話し合いをしたことがありました。
妻へ不満を伝えるのは大変です。
結婚しているとはいえ、妻に対して不満を言った結果「嫌われたらどうしよう」、「今後冷たく接してくるようになったらどうしよう」など不安が付きまといます。
「不満を伝えること」と「その結果に伴うリスク」を天秤にかけた結果、リスクの方が大きいので不満を伝えることをやめてしまうことも当然あり得ます。
不満を伝えることはすごく疲れる
そして不満を伝えるのはものすごく体力を使います。
もちろん事の経緯を踏まえて説明するわけですが、どうしてもそこに感情が伴ってしまいます。
その感情を抑えつつ、論理的に話して伝えるわけですが、反発もあるでしょう。
「そんなつもりはなかった」とか「それは理解違いだ」とか。
そんな反発も聞き入れつつ、自分の不満も伝えて理解してもらわなければいけないので本当に一大事な訳です。
でもその結果、関係性が改善した
私の場合、不満を伝えることで都度関係性は改善されてきました。
ですが関係性や伝え方次第で修復どころか崩壊してしまう可能性もあるでしょう。
ということで不満を伝えるにあたり大切なポイントを自分になりにまとめてみます。
① 大ごとになる前に伝える
これが一番大切です。
溜め込み過ぎたら爆発してしまうので、伝えるという次元の話ではなくなってしまいます。
「これが積もったらマズイよな」と感じることがあれば、私はある程度のタイミングで機会を設けて意思を伝えることを心がけています。
これは妻に対してだけでなく、仕事や趣味においてもです。
とはいっても毎日、文句ばかり言う人とは誰も一緒にいたくないですよね?
なので「ある程度のタイミングで機会を設けて」というのが重要なのです。
人間なんて生きていれば嫌なことなんていくつも遭遇します。
そこは他人に伝えるべき物事かどうか、自分でフィルターを掛けるのです。
色々ある不満の中でも「このままいくと確実に亀裂の原因になる」と感じるものがあれば、経緯、原因、解決方法を考えていきます。
そして相手に伝える場を設けるのですが、それは物事によってですね・・・
バンドメンバーとはZoomのビデオチャットで話したことがありますし、仕事では上司に時間をもらって会議室で話をしましたし、妻とは子供が寝た後など・・・。
② 相手に理解してもらえる言葉で説明する
感情は姿、形のないものです。
それが故に言葉にして伝えるのがとても難しい。
独りよがりの言葉で伝えても「???」となってしまいます。
なので「相手がよく使う言葉」、「相手が理解しやすい例」などを使って説明することが重要です。
人は自分の頭の中で物事を整理している時は自分だけの言語を使っています。
「これだけ頭の中で整理できているんだからもう大丈夫だ」と思っていても、いざ言葉にして相手に話始めると「あれ?」なんていうことはよくあるでしょう。
なので極力シンプルに伝えるべきです。
③ ハッキリと伝える
日本語はとても上品です。
「○○してもらえると助かる」、「○○してもらえるとありがたい」。
要は自分から○○してくれ!とは言いにくので、「察してね」という風習・文化があるのだと思います。
しかし感情を伝える時はハッキリと伝えなければいけません。
上記のようなやんわりとした表現だと、相手にことの重大さが伝わりません。
「○○してもらえると助かるっていうことだけど、こちらにも事情があるからそこは我慢してもらえないかな」なんていう解釈もされかねません。
「○○が続いた結果、俺はものすごく傷ついた。これが続くなら俺は辞める」など、自分が感じていること、そしてその結果を明快に伝える必要があります。
④ こちらも相応の覚悟をする
円満に解決することが理想的ですが、中には修復不可能な関係性だったり、そもそも相性が悪かったりする場合もあるでしょう。
なので不満を伝えるからには最悪の事態を覚悟しておく必要があります。
例えば私は妻と話し合う時、最悪の場合離婚もあり得ると考えています。
趣味であれば辞める可能性だってありますし、仕事でも最悪退職の可能性もあると思います。
何が言いたいかというと、それくらい本気でないと相手に見くびられてしまいます。
「どうせまた構ってほしいだけだろう」なんて思われたくないですよね?
実際、構ってほしいだけなら別ですが・・・
私が話合いの場を設ける時はそれくらいの本気度です。
① で「大ごとになる前に」と説明しましたが、
「今はまだ我慢できるけど、これがあと1年続いたら1年後俺は辞める」とハッキリ言います。
それくらいハッキリ伝えないと相手に真剣に取り合ってもらえないからです。
逆に言えばそこまで本気でなければ自分に留めておきます。
そしてそこまで言っても相手にされないのであれば、自分がそこまで重要に思われていない証拠です、であれば去って問題ないでしょう。
だけど世の中そんなに白黒ハッキリじゃない
と私の考えを述べてきましたが、すべてがこんなに白黒ハッキリしている訳ではないでしょう。
結婚生活だって、仕事だって、本当は嫌だけど経済的な事情でしがみつかないといけない人もいるかもしれません。
だとすればこの記事はあなたに向けた記事ではありません。
私が言いたいのはそうなる前に軌道修正しましょう、ということです。
まとめ
人生はとにかくメンテナンスと軌道修正が重要だと思います。
「まぁいいっか」と放置していると気が付いたらいつのまにか望んでいなかった方向に進んでしまうかもしれません。
「感情を表現する」というのは詰まるところ、人生の軌道修正に必要なコミュニケーション能力です。
衝突すること、失敗することを恐れて我慢していると修復不可能な事態になってしまいます。
そして別れや終焉がありえるということは受け入れるべきです、すべてには終わりがあります。
それらを理解した上で自分なりに工夫して自分の感情、自分の考えを周りに伝える術を身に着けることを意識してみてはいかがでしょうか。