yuu utu
友人から勧められたアニメ「小林さんちのメイドラゴン」。
存じてはいたが、未視聴だった。
友人が勧めてきたとき「杉田智和さんが好きなアニメだからきっと気に入るよ」と言われたが、何を根拠に勧めてきたのか理解出来ない。
いや面白かったんですけども。
一期を観ていたとき、小林さんの「大人になりたくてなったわけじゃなくて、大人にならなきゃいけなかった」的なニュアンスの台詞がありました。
うろ覚えですが、痛く胸に刺さった言葉でした。
ふと、大人と子供の境界線はどこなんだろうと考えることがあります。
働きだして納税してから?保護者から自立したとき?成人を迎えたとき?
正直どれも僕にとってはあまりピンとくるものではありませんでした。
というのも、僕自身昔と中身がそう成長していないからです。
ただ、自分を大人っぽく見せる術を知って余所行きの態度で外界と接しているだけで、本質というか子供の頃の僕からは何も変わっていないのです。
大人になるってなんなんだろう。僕は周りの環境や人間関係の変遷、あらゆる要素の変化に上手く、或いは何となく適応しているだけで昔と何ら変わっていない、成長していないのです。
そもそも大人とはなんぞや。
変化に適応して、自分自身を殺すことが大人になることだと、歳上の方と話したときに聞きましたが。
果たして大人という称号に本来の自分を殺してまで獲得するほどの価値があるのか。感情を抑制し、笑うことも泣くことも少なくなり心が老いていくだけの人生にどれほどの価値があるのだろうか。
皆そうやって生きているんだよ。と、言われればそこまで。
反論の余地もなく、そうですねとしか言えない。
ただ、答えが欲しいのではなく、あくまで日記。
ふと生まれた大人という称号の在り方に猜疑心のような何かを覚えた、代わり映えのない平凡な日だった。
多分、この疑問を抱えながら自分も大人にならねばと、心に蓋をして生きていくのだろうと思う今日このごろ。