Black Lives Matter
ジョージ・フロイドさんが、白人警察官による長時間による拘束で亡くなってから、BLM抗議デモ活動が爆発的に多くなった。
どうやらBlack Lives Matterは組織のようで、2013年に設立したらしい。
僕自身は一度も米国に行ったことがないし、二十余年の人生において黒人の方とそこまで多くの関わりを持ったことはない。
そもそも、よっぽどのことがなければ黒人の方と交流する機会がなかった。
だからといって、この問題から目を逸らすのは言語道断だと思う。
白人と黒人の間を分断する溝は、日本人が思うより遥かに深く底が見えないほど。
16代アメリカ大統領リンカーンが奴隷解放宣言を発布してから160年近く時が流れた今でも、一部のレイシストの根底には未だ差別の種子が根付いている。
奴隷解放宣言の文中に以下のものがある。
権限と目的のために、以上に特定した州および州内部の地域において奴隷として所有されているすべての人びとは、自由であり、また以後自由であるべきことを、私はここに命令し宣言する。
彼らは160年前から自由の身であり、決して迫害されるべき対象ではない。
故に、アメリカ国民の平穏を守る警察官が黒人の方に圧力をかけ、時には暴行し、殺害するなんてことがあってはならない。(重大な犯罪を犯したものにはこの限りではないと思うが)
殺しちゃった。じゃ本来は済まされない。立派な殺人犯だ。
同じ人間なのに、肌の色が違うだけでどうしてこうも、一方を傷つけるのか。
犬は犬種が違えど仲良く出来るし、それは猫も然り。
であるならば人間は犬猫以下の畜生か?
なまじ知識をつけてしまったから愚行が蔓延る。
だが、人間には理性がある。他社を思いやる心を持っている。
差別がこの先無くなるビジョンは正直見えない。だが、レイシストに言いたい。黒人の方も貴方と同じ心を持った人間なんだぞ。
そこにある違いは肌の色だけ。
そして「僕らには縁遠い話だ」と知らんぷりしている日本人諸君。
黄色人種も彼らからすれば迫害の対象だということを努々忘れてはならない。
そして、正義という権力を盾に人を殺す狂気を孕んだものがのうのうと「殺しちゃった」程度の考えで重罪に課されることもなく軽い罰で済んでいる現状があること知るべきだ。
以上。ケビンでした。
(以下僕がこの問題を考えるきっかけとなった事件や記事。)