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何も怖いと思わずに生きられるか

怖いってなんだろう。
「何も怖いと思わずに生きられるのか」という問いについて子どもたちと考えた。

ある子が「高い所が怖い人は、高い所へ行かなければいい。そうすることで怖いと思うことから回避できる。」と話すと、高所が大の苦手という子がこう言った。

「それは意味がない。高い所にいることを想像するだけで怖いから。」

そこで、怖さの根源は、もしかすると人間の「想像」なんじゃないか、という話題が中心になった。

確かに、言われてみればそうかもしれない。
その前に私は、お化けが怖いのはなんでだろうと考えていた。見たことがあるから怖いのか、はたまた見たことがないものだから怖いのでか、どっちだろうと。

でも「想像」が怖いの根源なら、そのどちらにも当てはまるのだ。見たことがあろうがなかろうが、その存在を想像してしまうことが怖さのもとなのかもしれない。

もしそうだとして、じゃあなぜ、人は想像により怖いという感情を生み出すのだろう。想像するって一体何なのだろう。例えば、全く何も想像ということをせずに1日過ごすことはできるのだろうか。

「想像」という言葉について、よくわからずに今まで散々使ってきたんだなと思う。今まで自由に使って動かしていた言葉の実体が揺らぐと、なんか今までの自分のあらゆるところが揺らいでくる気がする。

でもその揺らぎはわりと、私にとってはエキサイティングなことらしい。高揚感がある。楽しい。疲れが吹っ飛んでいく感覚。

真理を探っていく感覚なのか、自分が古くならずに進化していく感覚なのか、とにかく楽しい。

私は楽しく人生を生きていきたいのだ。「想像」は、多分それを助ける。「記憶」と共に「想像」はこれからの私の創作のテーマになるかもしれない。ちなみに、私は自分の人生をどうしたいのかよくわかっていない。だから、きっと人生の創作(?)にも関わってくるのだろう。

ところで「何も怖いと思わずに生きられるのか」の結論は、まだない。でも「生きられない」と考えている自分に「生きられるかもよ」と言ってやろうと、あれこれと考え続けているのだ。

ああ、おもろい。楽しい。

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