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餃子とフォーク、ああ箸よ

帰宅したのは21時。これから夕飯、ということで、面倒なので冷凍餃子を焼く。
この安価でチープな感じの餃子が私は好きだ。あえて羽付きにして、パリパリとしたさらに安っぽい口当たりを楽しむ。

今朝は急いでいたため、食器類はつけっぱなしで食洗機にもかけずに出かけた。帰宅したら当然食器はそのまま。いつもと違う箸を出すのもなんとなく変な感じがして、今日は食事はスプーンとフォークでとった。ちなみに、ご飯は冷凍チャーハンだ。

つまり、スプーンでチャーハンを食べ、フォークで餃子を食べるという作戦だ。作戦も何もないけど、まあそんな気分だったというわけ。

スプーンでチャーハン→ふつう

フォークで餃子→うおっっっ!?こ、これは、なんと、フォークで餃子、ムズい。パリパリした方に刺しても、柔らかい方に刺しても、崩れるのだ。中身がボロッと出てしまう。しかも、そのこぼれたやつを集めて食べるのも大変だ。なんという、ストレス。こんなはずじゃなかった。

餃子を箸で食べることの素晴らしさを知った。何のストレスもなく餃子を食べられるという凄さ。初めて気づいたわ。

ふと思った。それぞれの国や地域の、食べ物に使う道具によって生まれた食べ物とかあるのかもしれないな。お箸に最適な餃子は、ナイフとフォークの国では生まれなかっただろう。もちろん、食べ物先にありきなこともあるだろうけど。

それにしても、箸で食べる餃子が恋しい。
フォークで食べる餃子は、もうこれきりにしたい。

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