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ミリシタ『Clover's Cry ~神と神降ろしの少女~』のコミュ五話まで読んだ適当考察

たぶん今日の六話更新で全然違う感じになるけど、五話までの情報でそれなりに整合性が取れる設定が思いついたので一応残しときます。

★注意:コミュのネタバレ全開です★
★注意:ただの妄想です★

推定している物語のベース:
聖書のエデンの園の知恵の実の話と、アベルとカインのお話がベースではないかと。

(参考)
知恵の実の話
⇒蛇に唆されて知恵の実を食べてしまう話。

アベルとカインの話
⇒兄(カイン)が弟(アベル)を殺し、追放されるが神から得た「しるし」により何人にも害されないことになった話。

以下こういう設定なのではという妄想
・この村でいう「神」とは何か?
→罪を犯した村人を外界から守るもの。
 恐らくアウロラの中にいるもので、契約により村を守っている。

・罪とは何か?
→カインの弟殺しのような兄弟間の殺人。
 村長の家系が発端であり、呪いで必ず双子で産まれ、兄or姉が弟or妹を殺すという業を背負っている。

・厄災とは何か?
→罪ある村を滅ぼそうとする何か。神の厄災ではなく、世界の摂理の修正機構みたいなものが村を滅ぼそうとしている。神は契約により厄災から村人を守っている。

・神降ろしとは何か?
 →神との契約。兄が弟を殺すという儀式を再演することで、再度神の加護を得ようとするもの。


・厄災は終わらないのは何故か?
 →神降ろしの儀は成功したが、その契約は神⇔エマ間のもので、罪人である村長の家系+村を守るものではないため。

エマは何者?
 ⇒恐らくは身代わり用の土人形(=ゴーレム)。村長の家系の物が神降ろしに失敗した時に身代わりとして壊れる定めのもので、孤児と言われているが実際は人形(多分アウロラも)。ヨハンナは本当は儀式でエマを身代わりにするつもりだった。
※メタ的には知恵の実を食べたイヴ(リンネア)の相手役としてのアダム(原初のゴーレム)

・何故エマで儀式が成功したのか?
 →本来は成功するはずがないものだったが、エマが兄弟殺しの罪を元々もっていたのだと思われる。例の痣は兄弟殺しの烙印かつ神の加護。
 →兄弟殺しは恐らくループ前世界で兄弟同様に育ったリンネアを殺害したため。それにより神と契約することが出来、神にやり直しを願って時を遡った(ただし記憶は消える)。


リンネアの変貌はなんで?
 ⇒体調:体調が良いのはエマと神が契約したことで、村長の家系にかかっていた呪いが解けたため。
 ⇒知識:ヘルミ経由で契約の内容や儀式について知り、これまでヨハンナがリンネアが犠牲になるのを先延ばしにするために兄弟同然に育ってきた孤児(身代わり人形)を犠牲にしていたのを知ってしまった。
 ⇒凶行:凶行に及んだのは厄災がまだ続く場合、また孤児=兄弟達が犠牲になると考えたため。一緒に育った兄弟達を犠牲にするぐらいなら、自分がヨハンナを殺害すればよいと考えた。四話のエマに対する「貴女ひとりをおいていったりしないから」は本心でエマに危害を加える気はその世界線ではない。


なんかスペアピと四話で状況違くない?
⇒スペアピは最初のループ。神降ろしの儀で元々のヨハンナの筋書き通りリンネアがヨハンナを殺害。それを見てしまったエマをリンネアが口止めしようとするも、動転したエマに殺害され、それにより神と契約することが出来たエマのループが始まる。
⇒4話はループ後で、上述の通りエマと神が契約したため見かけ上で神降ろしは成功しているが、村を守る契約は破綻しているため厄災は止まらない。厄災を止めるためにヨハンナがまた兄弟もしくは自分を犠牲にすると勘違いしたリンネアがヨハンナを殺害している。


アウロラ(神)の目的は?
 ⇒村との契約の呪縛から逃げたい。リンネアが神降ろし(兄弟殺し)をすると都合が悪いのはそれだと今まで通りの契約の更新にしかならないため。
 ⇒神と言っても万能なわけではなく、契約に縛られ、自分から契約破棄は出来ない。村人相手には縛られていて干渉できず、村と関係ないヘルミを駒として使っている。
 ⇒本来の狙いとしては、村の仕組みを知ったリンネアを絶望させ、契約更新無しで村が厄災で滅びるルートにしたかったが、予想外のエマ⇒リンネア殺害による新規契約によりループしてしまい、抜け出せなくなっている。

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