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【最終1477位、レート1865】ポケモンSV S8使用構築 猫と鋏は使いよう

はじめに

 TNママミルクです。ポケモンSVのランクマッチで最高順位&レートを更新できたので備忘録がてら構築記事を書きたいと思います。
 時間がない方は構築経緯、コンセプト、後書きだけでも読んでもらえば参考になるかもしれません。

構築経緯 

 前期2位じゃすポケさんの構築記事を読んでいて「相手のヘイラッシャ、ブーストエナジーカミでしか龍舞神速カイリューが止まらないことに着目し、どくびしを撒くことができれば机上論すべてを破壊できることに気づいた。」というフレーズに惹かれて毒菱+カイリューを軸に組むことを決めた。
 毒菱設置役として対面性能が高くはたき落とすという技が偉すぎるタスキマスカーニャを採用。
 毒菱を活かした荒らし役として龍舞神速カイリュー(初期は食べ残し、後にラムのみ)を採用。
 毒菱展開との相性を考え場持ちのいい瞑想痛み分けブエナハバタクカミをエースとして採用。この3体を基本選出とした。
 この3体だとマスカーニャが初手でパオジアンに怯まされた瞬間ゲームセットになるため、パオジアンに強い初手要員かつ環境に必須のゴツメ枠、さらに対面操作が可能でハバタクカミにガン有利という机上論最強ポケモンのハッサムを4体目に採用。
 この4体で環境上位には大体対応できていたが、追い風やトリルでガチグマを通す構築に手も足も出ないのが不快だった。ついでにノマテラカイリューがメタられていたり毒菱が刺さらない構築への荒らし要員も欲しかったためトリル展開を仕込むことに決めた。ボックスを漁ってたらGTSでたまたま流れてきた個体がS0だったためトリルエースとしてガチグマを採用。
 トリル始動役はなんやかんや汎用性と行動保証があるミミッキュを採用し、構築がまとまった。
 あとは潜りながら微調整を加えて完成。

コンセプト

1.毒菱、対面操作、トリルの3軸を適切に使い分ける
2.こちらの強い動きを押し付ける
3.最強ポケモンハバタクカミを強く扱う

選出パターン

基本選出(毒菱展開)
マスカ、カイリュー、カミ
→マスカで毒菱撒いてカイリューで荒らしてカミでスイープする

対パオジアン(対面操作)
ハッサム、カミ、カイリュー
→ハッサムで対面操作してカイリューかカミを通した後、ハッサム+残った1体でスイープする

上記2つでキツい時(トリル展開)
ミミッキュ、クマ、カミ
→ミミクマで荒らした後カミでスイープする


レンタルあるのでよければ使って下さい

個体解説

マスカーニャ

HP偶数はご愛嬌。

 意地ASタスキで採用。毒菱設置役だが後半は毒菱の刺さる構築が減り、優秀なタスキアタッカーとして活躍していた。特に、環境トップのディンルーカイリューサフゴの並びに(カイリューへの引先を用意すれば)爆アドを取れるのが偉かった。
 環境で流行っていた毒菱役はオオニューラとゲッコウガだが、しんりょくトリフラのリーチが想像以上に広く、タイプ上勝てるはずのないスカーフイーユイにはたき→トリフラで対面全勝したのは流石に笑った。
 ふいうちとはたき落とすも相当偉く、思わぬ勝ち筋を呼び込むことも。前期のウェーニバルに続き、パルデア御三家の異常な強さを実感させられた。来期はラウドボーン使おうかな?


カイリュー

自分でウンウン唸りながら決めた調整ですが、S1のテンプレ調整らしい。8ヶ月遅れの男。

 毒菱と組み合わせることで机上論最強ポケモンになるはずだった…が、霊テラの流行により、こちら視点見えない負け筋を大量生産していた諸説枠。
 25日前後が特にこの傾向が強く、裏にハバタクカミが控えているため霊テラのケアはできていたが苦しいことに変わりは無く、選出率は低下していった。
 ただ、最終盤は飛行テラ鋼テラ辺りが流行したおかげでマークが甘くなり、ラムの実を持たせたことによって相手視点見えない勝ち筋を作り出すことに成功していた。バレル、電磁波鬼火撒き、運頼みオオニューラを無数にカモにした。なんやかんやハバタクカミに次ぐ強ポケであり、使い方を間違わなければ弱い訳がない。

ハバタクカミ

S4.5で使っていたあまりにもメジャーな調整の瞑想痛み分けカミ。相変わらずテラスタル&マルスケ無視の痛み分けが強すぎる。毒菱と組み合わせることでさらに強く扱うことができ、今季のカミは自分史上最高に強く扱えたと自負している。 
 3つの選出パターンの全てでスイーパー兼積みエースをこなし、テラスタル無しでも最強なため選出率は誇張抜きに100%だった。ハバタクカミ、お前がNo. 1だ。

ハッサム

S5のパオジアン絶対殺すマン調整を流用。

 初手パオジアン、オオニューラっぽい構築に無限回投げてた。パオジアンにはとんぼ、オオニューラには剣の舞が安定行動。このポケモン、環境に刺さりすぎているのになんでみんな使わないんだろう?と思ってたら終盤の使用率が右肩上がりで納得。みんな隠してたんか。
 最強ポケモンであるブエナカミに選出画面で圧力をかけれるし、出てきたら引くorテラスタル切らせられるのが相当に強い。炎テラスカミが絶滅したため水テラスカミのケアで草分けを採用した。
 カイリューとカミが有利対面で積めば全抜きしかねない型だったので、後攻とんぼで有利対面を作るハッサムは構築との相性も良かった。
 20年以上前、金銀で初めてハッサムを見て一目惚れした小学生の自分に今期の勇姿を見せてあげたい。

ミミッキュ

性格はゆうかんとのんきでコロコロ変えてました。

 トリル始動役兼スイーパー。ヒードランより遅くしたいと思ってたらボックスにいた証持ちがめちゃくちゃちょうどいい個体値だったため採用。
 速やかに退場したいため道連れ採用も考えたがじゃれ&かげは必須と考えトリルミミッキュのテンプレな技構成になった。HBステロガブとの対面が本当に困った。トリルターン枯らされてまきびし&ステロ撒かれ放題😂
 耐久振りが相当強く、トリルを2回展開する勝ち筋を通せた時のアドレナリン分泌量がやばかった。

ガチグマ

漢の最遅。汎用性は諸説…

 S0ガチグマをGTSに放流してくれた方にいくら感謝しても足りない。ほとんどのトレーナーが一度は触れて使用感を知っているだろうから多くは語らない。
 身代わり&霊テラは諸説だが、相手視点見えない行動保証となりしんそくやインファイトを透かしたり、トリルターンが終わってもみがわりを盾に行動できたり…という感じに、本来動けなかったはずの1ターンを多く作り出した。



後書き(子育て世代ランクマ心得)


 SVから本格的にランクマを始めて8ヶ月程が経ち、牛歩の歩みではありますがプレイングも向上しつつあり、今期はある程度納得のいく成果を残せました。
SVのランクマを始めてからずっと、子育て世代として限られた時間でランクマを楽しむ為に意識している心得が3つあります。それは
1.全抜き可能な積みエースを用意する。
2.そのエースを通すための初手要員、荒らし要員を用意する。
3.難しい構築、斬新な構築は諦めて強いポケモンを強く扱う,

 というものです。
 1は子育て世代として限られた時間で対戦数をこなすために、積みエースによる一方的な試合展開を作り時短に努めたいことが理由です。
 2は1を実現するために付随して必要になります。
 3は子育て世代はそもそも考察に使える時間が少ないため、即興で強い構築を作れる天才的な構築デザイナーでない限りは既存の強い型をより強く扱う方が容易に構築を組める為です。
 この心得を意識して構築を組むことで、環境が変わっても構築の仕組み自体は大きく変わらないため、新構築への適応にかかる時間も削減できていると感じてます。
 今期最終3桁という目標に近づけたことは大きな自信になりました。この記事が少しでも同じ子育て世代ポケ勢の参考になれば幸いです。


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