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ポケモンSV S2使用構築最終7182位 クエスパトラバトン
はじめに
はじめまして、TNママミルクと申します。仕事と育児の合間を見つけて15年振りのポケモン対戦を楽しんでます。最終7182位と大した成績ではないですが、前期30,000位で悔しい思いをして4桁を目指そうと自分なりに考えた思い入れのある構築なので記録に残したかったこと、自分と同じ5桁から4桁を彷徨う方には参考になるかもしれないことから構築記事を書こうと思いました。
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構築概要
初心者なりにS1にて300戦ほどした結果、構築について
受け構築→仕事と育児でポケモンに割ける時間が限られてるのでナシ
対面構築→びっくりテラスタルで安定しない
サイクル構築→プレイスキル不足で安定しない
スタン構築→採用した前期が30,000位なので向いていない
ギミック構築→毎回同じことするのは飽きそう
という風に感じ、上位を目指すならプレイスキルで接戦を拾うよりも、如何に構築時点での有利によるイージーウィンを増やすかが重要だと痛感していました。
以上のことから強力な積みエースを通してイージーウィンを重ねる積み構築で戦おうと思い、先発性能が高く積みエースにSの補助もできるクエスパトラを中心としたバトン構築を採用しました。
バトン先として、クエスが呼ぶゴースト&悪を受けられるサザンドラ、あくび等の流しを受けないサーフゴーの2体を採用。
クッション兼バトン先として、てんねんのラウドボーン、耐性優秀なドドゲザンの2体を採用。
最後に環境最強のカイリューサーフゴーガブリアスに強く、先制技と連続技を兼ね備えるセグレイブを構築のエースに据えた。
個別解説
クエスパトラ@ひかえめ、かそく、きあいのタスキ、ノーマルテラ
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調整は前期98位の方のを丸パクリ。クエスバトン流行によりミラーが多発してたのでもうちょいSに振ってもいいかも。ノーマルテラはゴースト意識だがサザンやドドゲに引けるので使うことは無かった。
基本は初手まもる→ルミコリ→S2バトン。相手が先制技持ちならまもる→S1バトン。対策してない相手だと殴り続けて2体持っていくことも。
画像のサブウェポンはマジカルシャインだが、相手の先発にスカーフサーフゴーを呼びやすいためシャドーボールに変更。まもる→ルミコリ→シャドボで安定して勝てた。
アシパ型、バトン型、フルアタ型、壁張り型など型が豊富なため対策が容易でなく、型の読み違えによるイージーウィンもちょくちょく発生した。
選出率2位
サザンドラ@おくびょう、ふゆう、食べ残し、フェアリーテラ
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最速CSぶっぱ。最強のバトン先にして受けループキラー、かつ構築単位で重いドドゲザン対策。テラスタルは鋼が流行り過ぎて格闘技がポンポン飛んでくるのがキツかったので格闘半減かつドラゴン無効のフェアリー。何気にドラゴンテールによる強制退場も無効。
バトンでの交代際クエスに打たれる悪、ゴースト技を半減で受けれるのがとにかく優秀だった。身代わりで流し技を回避して悪巧みを積めばイージーウィン量産機の完成。環境のサザンドラはあくのはどう、ラスターカノンの2ウェポンが多く、タイプ受け可能なドドゲザン、ブラッキーを呼びがちだったのできあいだまを採用。
クエスの苦手なデカヌチャン、オーロンゲあたりが先発してきそうな時は積極的に先発させていた。あくタイプでいたずらごころ無効、かつ変化技持ちに上から身代わり打てるのは正義すぎる。
選出率3位
サーフゴー@ずぶとい、おうごんのからだ、ゴツゴツメット、ゴーストテラ
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調整は前期1位の方の丸パクリ。テラスタルは抜き性能欲しさに火力アップ狙いのゴースト。「スカーフサーフゴーが大流行=速いサーフゴーは強い」という誰でもわかる話。調整考えるのがめんどかったのでBOXで眠ってたクッションサーフゴーにバトンを繋げてみたら無難に強かったのでそのまま採用。
難点はバトンでの交代際クエスが打たれやすい悪、ゴースト技が共通で弱点なこと。トリック、電磁波などの変化技を打ってくる相手にはノーリスクで繰り出せた。
バトンを受けると速くて固くて変化技無効で再生技持ちの特殊アタッカーが爆誕する。サザンドラとの違いはバトン無しでの単体性能が微妙なこと。この型のサーフゴーは電磁波が肝だったのでしょうがない。
選出率6位
ラウドボーン@ずぶとい、てんねん、ラムのみ、フェアリーテラ
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偶然のA0個体。男のHBぶっぱ。カイリュー、セグレイブ、ウルガモス辺りの積みエースに滅法強く、鬼火込みで物理受けが可能なクッション役。と思いきやS2〜3加速バトンを受けることで積みエースもこなすことができる。構築単位で呼びやすいドドゲザンには鬼火を入れて機能停止へ追い込む。
バトン専用の調整を施せば専属の積みエースになれる性能があり、さらなる開発の余地があるポケモン。
選出率4位
ドドゲザン@いじっぱり、そうだいしょう、とつげきチョッキ、あくテラ
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最初はミラー意識でS調整していたが、調整幅のチキンレースが酷く準速個体まで現れ出したところで嫌気が差し、かつクッション役としての採用だったためHAぶっぱへ変更。
特性は最大火力のまけんきも捨てがたかったが堅実なクッションとして動かしたかったのでそうだいしょう。テラスは個人的に悪一択だと思ってます。
エースセグレイブへ繋ぐ為のクッションとして活躍。後出しで一撃耐えれば返しのふいうちで削れるのが偉い。バトンを繋いだ時の対面性能もなかなか。悪、格闘の技範囲が環境にハマっていた印象。
選出率5位
セグレイブ@いじっぱり、ねつこうかん、いかさまダイス、じめんテラ
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最速キノガッサ抜き。キノガッサを抜くことで選出画面でキノガッサの圧力を軽減できる。もう少しSを落としてHに振る型が主流だと思うがこの調整でも充分硬い。HP偶数?知らんがな。
構築のエースであり個人的には現環境のトップオブトップ。環境TOP3のカイリュー、サーフゴー、ガブリアスを3タテできる圧倒的な性能。TOP3は型が豊富で読みにくいことが強みなのに対し、物理アタッカーしか居ないと解っていてもなお強いセグレイブの強さは異質。素の耐久の高さのおかげで構築単位のサポート無しでも安定して竜舞を積むことが可能。カイリュー対策に困ってステルスロック使うくらいなら適当にセグレイブぶち込んだ方が強いと思う。
選出率1位
基本選出
クエスパトラ、サザンドラorラウドボーンorサーフゴー、セグレイブ
基本的な選出。クエスとバトン先で場を荒らし、セグが舞って掃除する。バトン先はほぼサザン。
サザンドラ、ドドゲザンorラウドボーン、セグレイブ
クエスパトラが出しにくく先発サザンドラで行く選出。ドドゲとラウドの選択は相手に合わせて。物理、特にカイリューを止められるラウドの方が使い勝手が良かった。
クエスパトラ、サザンドラ、ラウドボーン
ヘイラッシャ、火水ロトム、マリルリ辺りのセグレイブが苦手な相手の複数選出が濃厚な場合と、受けループへの選出。構築的に受けループは苦手だがサザンドラで怯みが上振れしてハピナスを突破できれば勝ち確。
最後に
プレイスキルが足りなくても勝てる構築を目指して試行錯誤し、一時は2,000位台まで上がり「3桁いけるのでは?」と夢を見させてくれた構築でした。次は3桁を目指して頑張りたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。