バンコクモーターショーの話
私は車が好き
訳を話すと長くなるからまた今度
今、住んでいるバンコクでモータショーが開催された
当初予定されていたのは4月の後半で、その頃はコロナ渦の真っ只中だったのでもちろん開催されなかった
延期になり、延期になり…
あぁ、もしかしたら中止になっちゃうかもなぁと思った
また、コロナのせいで楽しみが奪われる、そんな気分になった
(上海と東京で予定していた結婚式を延期、飛行機チケット購入済み一時帰国2度中止、など重なっていたから尚更コロナのせい熱が高かった)
だから、またがっかりするのが嫌でモーターショーのこと考えるの辞めた
すっかり忘れてた
そんなときどこから聞いたんだろう、これも忘れっちゃったけど
モーターショーが開催されることを知った
嬉しさよりありがたさが勝った
こんな状況の中、開催を決定してくれたこと、出店するメーカーがあること
まじかぁあ、ああありがとう、やったーーー!って感じだった
海外のモーターショーは初めてで、どんな感じなんだろうと少しだけドキドキした
モーターショーって、
今、こんな車がありますよ!ってだけじゃなくて
私たちはこれからこんな車が作りたい!
こんな世の中にしていきたい!
こんな未来を想像しています!
ってのを、車っていうツールを通して魅せてくれる場で
実際に目の当たりにすると
すごすぎて、「えっ。」て目が点になったりするんだけど
こんな風にしたいのか、すごいなぁ、かっこ良いなぁってなる
ないものを想像して作っていくってシンプルにすごくないですか
現状に満足せず、止まらず、進み続けるってすごくないですか
だから私はモーターショーが好きだし、車が好き
だけど、今回はね、そういうのがなかったの
ええええええ、でしょ
それは、バンコクモーターショーがそういうのなのかもしれないし、このご時世だからかもしれないし(前にどっかの企業が目の前のことやるからコンセプトは中止すみたいな記事見た、うる覚えを書き換えてる可能性あり)わからない
だから、あんまりワクワクしなかった
でもね、そのおかげで気がついた
未来を見ること、想像すること、作ること、全部全部当たり前じゃなくて
その時点でありがたいことなんだなって
それでも、ネット記事や雑誌の中でしか見たことのない、市販化される最新の車を自分の目で見られることは嬉しかった
これから街中で見かけるようになると思うと楽しみになった
私にとって、車は日常を輝かせてくれるもの
道に出たらすぐそこに車は走っているし、バンコクの中心地はこだわった高級車がたくさん走っている
ありがたいなぁ、車って存在は
やっぱり好きだなぁ、ってことと、当たり前は本当に当たり前じゃないと再確認するモーターショーだった
車のホイール好きなんだけど、久しぶりに痺れたやつ
ポルシェタイカンのホイール