SIMを入れたら推しが取れた話
SIMカードを入れにイオンへ行った。
イオン内のドコモショップへ行く前にモーリーファンタジーをふらついた。
なんかいた。
推しのプライズ景品が転がっていた。
実は筆者はモバエムのタイトル画面で享介に一目惚れした、享介の厄介監督だ。
そんなSideM最推しのちびぐるみが、奇しくも最寄りのイオンにあったのだ。
こんなの取るしかない。ここで取らねば監督の名が廃る。
私は100円玉をインサートした。
取れなかった。
再びインサートした。
取れなかった。
何度も何度もインサートした。
全然取れない。
アームが弱すぎるのだ。何だお前は。国宝でも触っているのか。
そうこうしているうちに、SIMを入れる時間になってしまった。
正直、泣きかけた。
この世界にはプロデューサーがごまんといる。
もちろん監督も、更に言うなら享介の監督も。
他の誰かに取られてしまわないか。
不安でたまらず、ドコモショップでも落ち着くことができなかった。
説明が終わり、私はクレーンゲームの前に戻った。
まだいた。
100円玉は残り4枚。
1枚目をインサートする。
取れない。
2枚目をインサートする。
まだ取れない。
そして3枚目。
取れた。
本当に奇跡でしかないと思う。それか執念の勝利か。
まあとにかく、取れたのだ。
嬉しかった。人目を気にせず叫んだ。
大事にしようと思う。