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感謝することを必須事項として物を観るということ
若い頃の考え方からおっさんになるにつれて装備した考え方で、もっと若い頃からできていればよかったよな〜と感じていることをシェアします。
1.社会で生きている以上、自分では変えられないことは無数にあるが、そこにフォーカスしても意味がない
会社勤めをしていますと、やれ上司が使えないだとか、部下の意欲がないとか、あの時の経営陣の判断がそもそも間違ってたみたいな話は、しょっちゅう耳にします。
言いたくなる気持ち、とてもよくわかりますし、若かりし頃は僕も居酒屋で同僚と愚痴ったりしてました。
ですが、こういう過去の出来事や他人の考え方や働く意欲って、「私たち」には変えられないことです。
とすれば、「私たち」には変えられないという意味においては、ウクライナーロシアの戦争や、自然災害と同じと考えることができます。
戦争や自然災害に対して不快感を抱いたり、嘆いたり、やるせない気持ちになったり、怒りを感じたりすることは自然な感情です。しかしながら、戦争や自然災害に対して、我々は無力です。できることはほとんどありません。
残念ではありますが、自分では変えられないことにフォーカスしても全く意味がないどころか、自己肯定感が下がったり、エネルギーを奪われたりするので、とてもマイナスなことです。
2. 自分では変えられないことに直面したとき、大切なのは「感謝することを必須事項として物を観る」という視点を持つこと
「上司が使えない」
「部下の意欲がない」
「あの時の経営陣の判断がそもそも間違ってた」
このような気持ちが湧いてきた時に、打ち消すのはとても難しいので、視点を変えることをお勧めします。
それは、「おかげで」と考えることです。
「上司が使えない」おかげで「〇〇のスキルが身についた」
「部下の意欲がない」おかげで「〇〇の経験ができた」
「あの時の経営陣の判断がそもそも間違ってた」おかげで「〇〇さんと出会えた」
このように、感謝できる部分を探してみるのです。これ、因果関係なくてもよくて、時系列だけ並んでいればOKです。
感謝できる部分を探すことは、現状を受容することにつながります。
現状を受容してしまえば、過去の選択や行動、そして自分自身をも受容することができます。
受容してクリアにしてしまえば、前向きな気持ちで物事に取り組むことができるようになります。
3. 感謝することを探そうとすると見つけることができる
感謝の気持ちは、探そうとしなければなかなか見つからないものです。 しかし、意識して探してみると、意外なところに感謝の種が隠れていることに気づきます。 そして、感謝の気持ちを持つことで、物事を前向きに捉えることができるようになります。
さらには、感謝の先取りをすることで、何が起きても成長の糧にすることができるようになります。
この環境のおかげで、私は「Something New」を学ぶことができるだろう。
この人たちと出会えたおかげで、私は「Something New」の経験をすることができるだろう。
このように、感謝の気持ちを先取りすることで、どんな状況でも自分の「Something New」を見つけ、成長につなげることができるのです。
4.まとめ
「感謝することを必須事項として物を観る」ということは、決して簡単なことではありません。 特に、困難な状況に置かれているときは、不満や不平ばかりが目に付いてしまうかもしれません。人間だもの。
しかし、意識して感謝の種を探すことで、必ず見つけることができます。 そして、感謝の気持ちを持つことで、現状を受け入れ、自己肯定感を高め、前向きな気持ちで物事に取り組むことができるようになります。
ぜひ、今日から「感謝することを必須事項として物を観る」という視点を持ち、日々の生活の中で感謝の種を探してみてください。 きっと、今までとは違う世界が見えてくるはずです。
僕はおっさんになって、ようやくできるようになりました。