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天気の良い日曜日の昼さがりに、神田・お茶の水・湯島あたりを散策したら、自分の大学時代と街の雰囲気が大きく違っていて、なんか閉塞感を感じた話

最近僕が感じた違和感を言語化してみました。

僕が大学生の頃っていうのは、今から30年近く昔になるのですが、休日の神田・お茶の水・湯島あたりって、憧れの街は言い過ぎですけど、楽器屋とかスキー用品屋とかが充実していて、気合を入れて行く街でした。

もしかすると、多摩地区にある大学に通っていたからこその思い出なのかも知れませんが、昼間は吉祥寺や神田。夜は渋谷か新宿。によく出かけていた記憶があります。

僕たちは、日々の生活の中で様々なことを感じ、考え、経験しています。ただ、頭の中に浮かんでくるのは言葉ではなく。「なんだかモヤモヤする」的な違和感の形であることがほとんどです。

これを言葉にすることは意外と難しいです。

「うまく言えないけど、こんな感じかな〜」
ほとんどのケースで、自分の感じた違和感は、言葉になることはなく、そのうち忘れてしまうものだと思います。

ただ、この発見とかって、人それぞれだったりするので、希少性はあります。なので、ちょっと勿体無いかも知れません。
ただ、言語化には、それなりに頭を使ったり、時間がかかるものではあるので、自分の考えや気持ちを言葉で表現する力がなければ、
「なんとなくだからそんなに重要じゃないか」
と思って流してしまいがちです。
( 言語化してみないと重要かどうか判断できないというのに!)

そう考えると、「言語化する能力の不足」ってちょっともったいないをたくさん積み重ねてしまっているのではないでしょうか?

1.言語化のメリット

言語化することには、様々なメリットがあります。

①思考の整理

言語化するためには、頭の中にあるモヤモヤとした考えを整理する必要があります。

例えば、 「昔と比べて、街並みがなんだか寂しいな」 と感じたとします。

このモヤモヤした状態を言語化してみると、 「人が少ない」「通りにどこかに向かっている以外の人が全然いない」「チェーン店が増えたな」「オフィスビル増えたな」など、具体的な違和感の源泉が見えてくることがあります。

②コミュニケーションの円滑化

言語化することで、自分の考えや気持ちを正確に伝えることができます。

「なんだか寂しい感じがするね」 と、頭の中で思っていても、それを言葉にしなければ他者には伝わりません。

自分の考えを言語化し、 「オフィスビルが増えたから、休日に人が少なくて寂しい感じがするね」「バンドマン減ったよね」「ここにあったパチンコ屋なくなったね」 というように伝えることで、他者とも考えを共有することができます。

③自己理解の深化

言語化することで、自分自身の考えや気持ちを客観的に見つめ直すこともできます。

ここまでの話を題材にすると、「休日の神田・お茶の水・湯島あたりを散策してみたら、人が減って、なんだか寂しい感じがするな」と感じていたとします。

この状態を言語化してみると、 「もしかしたら、自分自身の生活や仕事に閉塞感を感じているからこそ、風景に閉塞感を投影したのかもしれない」 
など、自分の気持ちに気づくことができたりもします。

④問題解決能力の向上

言語化することで、問題を見つけたり、問題の本質を捉えやすくなったり、解決策を見つけ出すヒントになることがあります。

言語化した結果、「もしかしたら、自分自身の生活や仕事に閉塞感を感じているからこそ、風景に閉塞感を投影したのかもしれない」 に行き着いたら、「若い世代とのコミュニケーションが不足しているかも知れない」「未知の領域への挑戦をしてないかも知れない」など、具体的な課題設定や対策の検討のきっかけを作ることができます。

2.言語化能力を高める方法

言語化能力は、意識してトレーニングすることで高めることができます。

①思考を整理する習慣を身につける

頭の中でモヤモヤしていることは、紙などに書き出すことで、整理されます。 人によっては、イラストだったり、マインドマップだったり様々な得意な方法があると思いますが、頭の中だけで考えるのは動的なので、どこかにタイムスタンプのように書き留めて整理する。という習慣は必要です。
誰かと会話して整理するという方法もありますが、会話の結果はメモしておくのが良いです。

②アウトプットの機会を作り、フィードバックをもらう

思考を整理した結果としての自分の考えを、誰かに伝える機会を作って、書いた文章や話した内容について、周りの人にフィードバックをもらうことで、改善点が見つかります。

③日常生活での心がけ

ま、いいか。になりやすいので、アウトプットは習慣化すると良いです。
インスタのストーリーで写真+一言で自分の考えや気持ちを言葉にできたら、即時性もあり素晴らしいと思います。
また、もらったフィードバックを踏まえながら、様々なジャンルの本やブログ記事を読むことで、表現の幅を広げるというのは重要です。

あなたがまだ知らないところに、あなたのしっくりくる言葉があるかも知れません。

まとめ

今日は、天気の良い日曜日の昼さがりに、神田・お茶の水・湯島あたりを散策したら、自分の大学時代と街の雰囲気が大きく違っていて、なんか閉塞感を感じたところから、言語化能力って大事だな〜という話に行きつきました。

なんの脈略もなさそうなのですが、実はちょっと関連があって、僕のような氷河期世代って、じいちゃんばあちゃんが戦争〜復興の経験者で、父親・母親が高度経済成長期の真っ只中で、ちょっと上の先輩たちがバブル世代で、少なくとも将来に希望があった日本を知っている最後の世代なんじゃないかなと思うんですね。

なので、閉塞感を強く感じているのは、僕らの世代だけなのかも知れないです。僕らの世代以降の世代は、たぶん、これが普通だと思うので。

昔話をしても仕方ないのですが、希望があった時代との違和感は何かしらのヒントになるんじゃないか?と思って、何かを発見し、伝えるためには、言語化能力を磨かなきゃいけないなと強く感じました。

自分だけのため、金のため以外のことはやらない人が増えたような気がしていて、それって人生つまらなくない?というようなことを発信できるような言語化能力を身につけるのは、大事なミッションのように感じています。

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