謎師匠 Sammy Davis Jr.

80年代の笑い話は言えない事が多くてもたっくさんあるんだよ。

これは、俺の師匠が多分いまだにこの人って言うエピソードでさ。ある日ライブが終わったあと、当時俺はお酒ダメだから、あれね。それでもヘロヘロヘラヘラで帰って来たってわけ。
そしたら、家に入れなくて、(10代は寮に住んでたからいつも居ないし)鍵も無くて、二階の窓が開いてたから塀をよじ登って入ろうとしたってわけ。
そしたら、そっから見えた物入れの中でちっさい黒人が踊ってるのが見えたの。
「ヤッベ、見えちゃったよ、末期症状」って一回落ち着いて
も一回除いたらまだそいつ居てさ、20センチくらいの大きさかな?手招きしてた。

「あー、コリャほんもんだ。いる。おるよ」
コレは、あれだな。魂を売ってギター上手くなるやつだな。と、思って。RJって何歳まで生きたっけ?毒盛られたんだよね。うーん、どうしよう?

ちょっと迷ってから、まぁいつ死んでもいいやって契約する事にした。なんたって30曲目を俺が書くかも知れないんだし。RJ.ロックウッドによればあと4曲あるんだけど。
窓から物置き部屋(旧マイルーム)へ転がり込んで言ってやった。
「OK、契約しよう」何でも持ってけ!

そしたら、そいつは無視してユラユラ踊ってるだけ。おいなんだよって近づいたらそいつは
Sammy Davis Jrだった! あら?なに?
ブルースに魂を捧げたつもりなのに。

で、今に至ります。
多分まだ、師匠はこの人です。地獄で会おうね

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