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インド ~ベッドメイクさんとパンツ~

インドのカルカッタで、フェスティバルに参加した時のこと。

主催者が用意してくれた宿はホテルというより、民泊。アパートの一室のような部屋だった。でも、洗濯機はなかった。

宿泊3日目の朝、浴室で服を手洗いし、部屋や浴室に干して出かけた。夕方、帰宅すると、ベッドメイクの人が入ってくれたようで、部屋がきれいになっていた。こんな宿なのにベッドメイクさんがいるんだと驚いた。

乾燥してたし、日の当たる部屋だったから洗濯物もよく乾いていた。浴室に干したパンツ以外は。

あれ?

パンツは(ちょっとぐらい伸びても構わないから)、Tシャツよりもずっと固く絞ったのに、絞った時より湿っている、、、。掃除の人が誤ってシャワーの水でもかけちゃったのかなと思い、シンクで絞り直した。

目が点になった。

パンツから泥水のような水が流れ出たのだ。見回すと土ぼこりのあった浴室の床もピカピカになっている。ベッドメイクの人が僕のパンツを雑巾がわりに使ったとしか思えない、、、。

そして、それを悪びれもなく汚れたまんま元の位置に戻すという図太さ、というか間抜けさ、いや、お茶目さ。

恐るべし、インド。

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