人と人
福岡は大都市なのに、コンビニの店員さんや、スーパーのレジの人、そこにいるお客さんも温かいな、とよく思う。
14,5年前、友達の結婚式に出席するため、シドニーに行った時のこと。
初めてのシドニーだったから、中心地の観光にも出かけた。帰りのバスを待っているとバス停の目の前にコンビニがあった。バスが来る前に水を買おうと急いでそのコンビニに入った。店員さんの元氣?(英語)って声を横目に急いで水を取ってレジに戻ったら、その店員さんが両手をカウンターについたまま微動だにせず「元氣?って言ったんだけど」と言った。
「あ、ごめん、そうだね、言ってたね。うん、元氣だよ。君は?」若い店員さんはやっと水を受け取り、レジを通しながら「ああ、元氣だよ。休暇?」「そう、週末に友達の結婚式があるんだ」「それはいいね、天氣もいいみたいだからね、楽しんで」「ありがとう」なんて会話をした。
「いいなあ」と心底思った。
同時に『そっか、俺、人のテリトリーに入っていって挨拶もしないような人間になってたな。休暇で来ているからバスを1本逃したところで大したこともないのに慌てて人の挨拶を無視するなんて、、、。大都市のコンビニはレジで会話なんてしないって決めつけてたし、、、。』と大反省。
昔は、商店にしてもそのお客さんたちの間にも、こういう「人と人」って感じがもっとあったよな。今は、忙しい地域のコンビニなんかだと特に、後ろに人が並んだら悪いとか、お客がたくさん来るからいちいち話してたら店員さんも大変だろうとか、が日常化して、まるで「自販機から買っている」みたいになってきてたな。怪しいと思われない程度にフレンドリーにしよう。笑
と決意したことを、ここ、福岡の某スーパーで今日も思い出した。ありがとう、優しいレジの人。ありがとう、優しいお客さん。
ケッチ
P.S. 11月にソロ舞台公演@西宮(兵庫)があります。全然、記事と関係なくてごめんなさい。でもこれからしばらくはちょくちょく宣伝挟み込むよ!拡散&見に来てね!
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