異世界の迷宮初心者向け攻略のコツ7選〜トルネコ編〜
異世界の迷宮が「中々クリア出来ない!」「難しすぎる!」という方に向けてこれは押さえておいてほしいと思うコツを厳選しました。
もし、実践出来ていない項目がひとつでもあればきっと参考になるはずです。
※この記事は『シレン&トルネコ アドベントカレンダー2023』に投稿した内容です
コツ① 今を生きる
▶次に死なない一手を打ち続ける
“次攻撃が当たれば倒せるけど、当たらなければ死ぬ”
というシーンはよくあると思いますがあなたならどうしますか。
こういった時に脳死で攻撃を選択している方は、見直すポイントだと思います。
このゲーム攻撃を外す確率が8%とかなり高く設定されています。
つまり8%の確率で冒険が終了してしまうことを意味します。
この確率を低く見積もっていてはいつまで経っても打開はできません。
確実に生き残る選択を取るようにしましょう。
常に次に死なない一手を打ち続けるのです。
▶ピンチにならない工夫をしよう
異世界の迷宮では回復アイテムは貴重品です。
毎回ピンチになってアイテムを消耗していてはジリ貧になってしまいます。
ではどうするか。
強い相手には矢を打って1発で倒したり、強い相手が出てくる前に稼いでレベリングをしておくと良いです。
攻撃を外すことを前提に、優先度の低いアイテム(木の矢やようがん石やラリホー草など)を使って相手の攻撃回数を減らす工夫をしましょう。
レベルを上げておくと、ワンパン出来たり、耐久力が上がってピンチになる回数も減ります。
▶杖の回数をメモる
未識別の杖を振った際に名前をつけると思いますが都度回数をメモするようにすると、次に死なない一手の選択肢が広がります。
使用するたび「らり2」「らり3」とメモを書き換えていくとよいです。
慣れない内は少し面倒ですが、ピンチの時に安心して使うことが出来るので都度名前を変える癖をつけていきましょう。
杖は呪われていたり、人食い箱でない限り1回~4回使用することが可能かつ魔法弾は必中です。
そのためピンチの際や、複数の敵にに囲まれた際には"次に死なない一手”の選択肢のひとつとして機能してくれます。
▶合成のタイミングは100点を取ろうとしてはいけない
戦闘を有利にしてくれる合成は異世界の迷宮において極めて重要です。
合成の壺の容量を余すことなく使えるのがベストではありますが、慣れていない方が合成タイミング100点を目指してはいけません。
例えば合成の壺[5]がある状態で所持品が
①はぐれメタルの剣
②ウインドスピアー
③真紅の盾
④やいばの盾 だったとします。
デーモンバスターや爆発よけの盾を待ちたいという心理が働くと思いますが(それも正解のひとつではあります)慣れていない方であれば、即合成することをおすすめします。
今強くなることで巡回がし易くなったり、アイテム消費を抑えられたりするからです。
同様の理由で幸せの種についても、今がきついなら飲んで自身を強化して安定を取りましょう。
合成のタイミングを考えるのは、深層に行けるようになってからでOKです。
※武器と盾についての過去記事(参考までに)
コツ② 低層が全て
※この記事では低層を[1F~15F]と定義します
中々、低層を抜けられないという方におすすめしたいのが低層で稼ぐことです。
トルネコ3の異世界の迷宮は[1F~14F]の床落ちアイテムの数が多く、ドロップ率が高い敵も多いです。
そのため低層は全巡回し、ポイントを決めて風が吹くまでドロップや経験値を稼ぐ価値が高いということを覚えておいてください。
▶稼ぐポイント
①[4F~7F]は経験値稼ぎ、アイテムドロップ狙いです。
特に5F~6Fがゴールデンゾーンでドロップ率の高い「おおきづち」「はりせんもぐら」が出る上に、オニオーンが出現するため、お腹収支がプラスになることも少なくないです。
②[8F~14F]は敵が強くなるため巡回後、稼がずに降りるのが賢明だと思います。
タフで仲間呼びもあるタップペンギー、1体でも強い上に群れるスライムブレス、踊り特技が厄介なダンスキャロット、火力の高いつのうしがいや、あめふらし、おまけにあやしいかげまで出現します。
①で稼いだとしても、ピンチになりアイテムを使わざるを得ないシーンも出てくるので、巡回してアイテムを拾ったら長居は無用です。
③[15F]はアイテムが「リレミトの巻物」「バイキルトの巻物」「スカラの巻物」の3種類しか落ちていません。(ドロップも同様)
なので風まで粘ってバイキルト、スカラのドロップを積極的に狙っていきましょう。
消費アイテムは使ってしまえばなくなりますが、修正値はサビ罠やゾンビの特技を喰らわない限りは、効果を発揮し続けてくれる半永続バフみたいなものです。
祝福の壺があればバイキルトスカラで埋める経験を是非してみてください。
世界が変わります。
以上のことから
②、③で巡回負けしないために①で基礎を作ることが重要であるということです。
①~③をしっかり実行出来たなら、16F以降の強敵にも対応出来るはずです。
コツ③ 回復の壺は超重要
プロの方ほど回復の壺を大事に使います。
(回復の壺は世界樹の葉だと思って使えと誰かが表現していました)
もちろん通路でピンチになった時なんかは使った方がよいと思うのですが、そもそも回復の壺を使わざるを得ない状況にならないことが大切です。
「コツ① 今を生きる」でも説明しましたが攻撃を外す確率が高いことや、敵の火力が異常に高いことから、通常攻撃だけで何とかしようとすると平気でピンチに陥ります。
そうなる前に投擲アイテムを使ったり、杖を使ったり、回復の壺を守るようなアイテムの使い方をしていきましょう。
あなたの記録更新がかかるような階層まで行けた際に、回復の壺が[1]でも残っているようなら万々歳です。
コツ④ マップ構造を理解する
ランダムマップ生成とはいえ、いくつかパターンがあります。
それを理解することで階段確率の高い方向を予測できたり、無駄に歩かずに済みます。
よく出るパターンを押さえておきましょう。
2列×3部屋に1部屋が飛び出しているようなマップ。
(今回は右上に飛び出すような構造ですが右下だったり左上、左下だったりすることもあります)
飛び出している部屋から伸びている通路は行き止まりです。
このように7部屋マップの飛び出している1部屋から伸びる通路は、フェイクなため行く必要がありません。
巡回状況にもよりますが早い段階で「7部屋マップくさいなぁ」と予想することが出来れば、右上の部屋に入ったタイミングで行き止まりである通路に入らずに済みます。
その結果、余計なターンがかからず敵対することが減ったり、満腹度を抑えられたり、余計な罠を踏むリスクが減ります。
階段を探すためにめっちゃ時間がかかるマップです。
敵と戦うことも多くなるため深層でこのマップを引いた場合は消費が多くなります。
敵が強くまともに戦えない場合はレミーラを使ったり、一時しのぎ+水晶を使ったりして即降りすることも有効です。
縦長マップ同様、探索に時間のかかるマップ。
1部屋残して逆サイドへ探索しにいった結果、その1部屋に階段があると、かなり痛いので、一筆書きで順序良く探索するのがよいと思います。
97Fは縦長マップ、横長マップになることが多いです。
クリア直前ですが気が抜けないのが魔窟です。
よくある十字マップ。
上下左右の部屋から通路が伸びていることもありますが、部屋に繋がっていないのでアイテムを回収したら他の部屋を探索しましょう。
ただし、次に説明する土型マップと勘違いし易いため、右の部屋から更に右へ通路が伸びている場合は注意が必要です。
真ん中の部屋はどんどん敵が押し寄せてくるので、稼ぎ部屋として利用したり、トンネルの杖を使用して真ん中の部屋を通らないように巡回するのも有効的です。
先程の十字マップの右部屋から更に右へ伸びていくマップ。
「土」という文字を横にしたような形であることから土型マップと呼ばれています。
ポイントは右側にのみ伸びていくこと。
仮にこのように階段部屋が未探索で、土型マップの右下の方まで巡回したとなると、階段部屋に戻るまでに結構な数の敵と戦うことになります。
十字マップ側からのスタートだった場合、右部屋の巡回を最後にしてその他を埋めることで、土型マップだった場合のケアが出来るのでおすすめです。
土型マップで伸びた部屋スタートだった場合はそちらのエリアを埋めてから十字マップ側へ行くことで同じくケアが出来ます。
カタカナの「ト」の形をしているマップ。
部屋数が少ないため階段部屋がどこにあるか予想を立てやすいことから、敵を倒さず逃げながら探索し易いマップ。
これもよくあるマップです。
スタート地点がどこからかにもよりますが、端っこスタートだった場合結構気が楽です。
真ん中スタートだった場合は自分の勘を信じて階段を探しに行くわけですが外した場合、多くの敵と戦うハメになります。
ルーラ草があれば外した場合のケアが出来ます。
80Fと90Fは鍵部屋があり必ずこの形です。
間の部屋の縦通路が繋がっている場合もありますが、このようにぐるり1周、一方通行の場合もあります。
パターン①~⑦の画像では便宜上一本道風になっておりましたが、本来このように複数枝分かれしておりますので敵が分散してくれます。
ですが80F・90Fはまさに一本道です。
間の縦通路すらなく、一歩通行のパターンを引いたら、凶を引いたと思ってください。
どんどん敵が押し寄せてきます。
しかも80Fはタフなドラゴンゾーン、90Fはダースゾーン、アイテム次第では詰みかねない恐ろしいマップです。
レミーラを使いたいマップ第2位がこの80F・90Fのクソマップです。
さて、第1位とは…
クソマップオブザイヤー受賞、98Fです。
魔窟で敵が強すぎる上に枝分かれしていない一本道が多いマップ。
更に規則性がなく色んな形に派生するため階段部屋の予測が立てられません。
この画像はほんの一例で開幕の位置や階段部屋の位置次第では詰むこともしばしば。
レミーラは是非ともここに残しておきたいラスボス的なマップです。
通路が長いためルーラの指輪があれば比較的楽に巡回出来たり、トンネルやつるはしが火を吹くことも多いです。
落ち着いて今どのあたりにいるのか、階段はこっちの方向が高そうだ、など状況分析して階段を目指しましょう。
結論:「なんとなくこっちには部屋がなさそうだ」という感覚が身につけばOK
コツ⑤ 逃げるが勝ち
根本的なところですが、この異世界の迷宮というのは99Fの階段を降りきったら勝ちです。
従来のドラゴンクエストに慣れていると敵を倒すことばかりに目がいきがちですが、ことローグライクにおいては敵を倒すというのは99F降りきるための手段のひとつでしかないということです。
そこで役に立ってくるのが先程のマップ構造を理解しながら、”時には逃げる”という戦法です。
ターンが経てば経つほど借金(敵)が増えていきます。
しかし階段を降りることで借金を帳消しにすることが出来るのです。
例えばこういう状況。
上と下の部屋は探索済みで真ん中の部屋から右にのみ伸びているという状況です。
典型的な「ト型マップ」になるため右に行けば階段に辿り着くことが分かります。
それが予測できた上で敵が2匹いて、消耗しそうだと思ったら右方向に逃げるという手が有効です。
もちろん右から敵が押し寄せてきた場合挟まれることになるのですが、その時はアイテムを使い対処しましょう。
これはケースバイケースで、今いる階層、装備、敵の種類などにより戦闘した方が良いケースもあります。
ではどういうシーンでは逃げるのか、どういうシーンでは戦うのか、考え方を伝授します!
▶赤字収支になるくらいなら即降りしろ
逃げる逃げない、巡回するしないの判断に役に立つのがこの考え方。
先程のト型マップのケースでは、
①敵を2体を倒すことで得られる「経験値」や「右部屋へ行く際の安定」と
②処理しようとすることで「消耗するアイテム」を天秤にかけます。
この時、敵が弱くワンパン出来るなら敵を倒すという選択を取った方が良いと思いますし、敵が強く「手持ちのラリホーを2回使用しなければならない」などのように消耗が激しくなりそうなら、逃げるという選択を取った方が良いと思います。
巡回についても同様で、敵が強くて戦闘をするごとにアイテムを使用しながら巡回していてはジリ貧になってやられてしまいます。
「通過の指輪があるからアイテムを消費せずに巡回出来そうだ」や
「ゾンビキラーがあるからヒョウマゾーンは即降りしてゾンビゾーンで巡回してアイテムを集めよう」などの判断が重要です。
巡回しなければならないという固定観念を捨て、巡回する意味をイメージして必要あれば巡回し、必要がなければさっさと降りる癖をつけましょう。
▶きもじゅんを身に付けろ
”早々に階段部屋を見付けたが敵がいない”という場合には気持ち巡回(略してきもじゅん)を取り入れることをおすすめします。
階段部屋の隣の部屋だけ見てアイテムやお店がないかチェックする、階段部屋の位置がおおよそ分かっているが少し遠回りしていく、などです。
フロアアイテムが1~2個多く拾えるだけでも今後の展開に大きく関わってきます。
ただし欲をかいて赤字収支にならないようご注意ください。
あくまで"気持ち巡回する”を徹底しましょう。
コツ⑥ 失敗経験を積みまくる
「序盤でやられまくって打開なんて夢のまた夢だよ…」と嘆いている方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫。基礎が身についていないだけです。
序盤に異世界の迷宮の基礎が詰まっています。
しっかり基礎を固めることが出来ればで、スーっと深層まで潜ることが出来るようになりますよ!
序盤で沢山失敗して
「こういうケースは通路で戦った方がいいな」
「こういうケースは矢を打ってから攻撃した方がいいな」
「こういうケースは杖を使った方がいいな」など学習していきましょう。
20F以降も常にその繰り返しです。
立ち回りの基本は20Fまでに身に付けることが出来るので、20Fを越える頻度が上がってきたらあとは時間の問題です。
沢山の理不尽を経験して慣れてくると「あれっ?この時の失敗って予めこういう最悪のケースを想定しておけば回避出来たんじゃないかな?」と先を読む力が身についてきます。
その冒険失敗は失敗ではない、あなたが打開するための重要なステップだ!
コツ⑦ 諦めない
最後に根性論をお伝えしてあなたを鼓舞したいと思います。
敵が強すぎて「もうダメだぁ…」と弱音を吐きたくなることもあると思います。
ですが諦めてはいけません。
この先、合成の壺が拾えるかもしれない、草神の壺が拾えるかもしれない、白紙の巻物を拾えるかもしれない、神出店があるかもしれない。
とんでもない確率の不運があるように、とんでもない確率の幸運もあるのがこの異世界。
苦しい時も諦めず、次に死なない一手を打ち続け、1Fでも多くの階段を降りましょう。
その粘りがあなたの異世界の迷宮力を高め、打開へと導いてくれるはずです。
応援しています。
プチット村でお待ちしております!
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