(ネタバレ有)『ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス』を観てきた
2022年5月4日(水)に公開された映画、『ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス』を観てきました!
今回はそのネタバレ有の感想をご紹介します。
ネタバレしたくない方は回避をお願いします!
ドクター・ストレンジを観て人の感想を読みたい!
ドクター・ストレンジを観たけれど語れる人が近くにいない
上記の人に向けた記事です。
▼『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の感想
写真を挟んでネタバレ全開の感想を書いていきます。ネタバレしたくない人は、ここで離脱を!
今作、ある意味ホラー映画だわ!
ドクター・ストレンジの話ではありますし彼は主人公として活躍しますが、個人的にはワンダの印象がハンパなかったです!
なんというか、新手のホラー映画のようなぞわりとする不気味さ満載でしたね。
なので今回はドクター・ストレンジを観てぞわりとしたワンダ絡みの話をご紹介します。
◇前段階:今作に向けてディズニープラスで予習をしていた
今回のドクター・ストレンジは鑑賞に向けて、ディズニープラスにて
ワンダヴィジョン
ホワット・イフ...?
上記2作品を直前で見て予習しました!
ドクター・ストレンジに関しては前作を映画館で観たっきりで、復習はなし。ドクター・ストレンジを観たのは『ホワットイフ…?』を除くと、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』以来でした。
そのため今作はドクター・ストレンジよりも、直前にチェックした&作品が面白かったワンダに目がいったのです。
◇『ドクター・ストレンジマルチバース・オブ・マッドネス』は最初の印象と違っていた!
今作のドクター・ストレンジの予告を観た時、「あぁ並行世界の知識欲ハンパない悪落ちドクター・ストレンジがやらかすのか。それをワンダと一緒に対抗していくのか」と勝手に思っていました。
まさか全然違う話だったとは笑
確かに並行世界のヴィラン的ドクター・ストレンジが出てきます。
が!
今作のメインヴィランはワンダですからね。思ってもいませんでしたよ笑
だって『ワンダヴィジョン』の最後では、ワンダは改心したんだ!と思っていたんですもの。
まさか今作ではダークホールドの影響なのか、ヴィランムーブするとは思いもよりませんでした。
◇ワンダがホラーに関した◎つのポイント
1.裸足で追いかけてくるワンダ
ドクター・ストレンジとアメリカ・チャベス、別世界のクリスティーンが狭い通路を駆け抜け、それを追うドリーム・ウォークで操られたワンダ。
狭い空間だからかいつものように飛行せず、裸足で追いかけてくるワンダ。足の裏のけがを負い、引きづりながらもどこまで追ってくるワンダが怖いこと!!
通路の壁を降ろしても降ろしても追ってくるワンダの執念も合わせて、視覚的に怖かったです。見ていてゾワっとしました!
2.ミスター・ファンタスティックに投げかけた言葉
別ユニバースのイルミナティの面々に対峙するワンダ。ミスター・ファンタスティックが家族がいることに対してのあのやり取り、ゾクっとしました!
「家族はいるの?」
『妻も子供もいる』
「じゃああなたはいらないわね」
セリフは厳密には覚えていないため違うかもしれませんが、要は「父親のお前がいなくても子供は育つ」と言い放って攻撃する様にゾクゾクしましたよ。
今作のワンダは、かける言葉ですらホラー要素があります。
3.トミーとビリーをひたすら求めるワンダの怖さ
別世界の出来事が夢に出まくりで、息子たちと仲睦まじく暮らす様を見せつけられるのが堪えるのはわからんでもない。
今回ワンダが狂ったのはダークホールドの影響かもしれない。
けれどそれを加味しても、カオス・マジックで生み出したいわば「空想」の息子たちを求め、ついにはマルチバースまで侵食しようするワンダが、正直めちゃくちゃゾワっとしました!!
『ワンダヴィジョン』の最後で、ウエストビューでの件、自分が作り出したと息子たちのことも乗り越えたんではないのか……
身も蓋もないことを言えば、『空想の息子たちを求めてマルチバース世界を侵略する』ようなものですもんね。
これが本当にヴィジョンとの子どもがいて、なんらかの理由で失われていたのならある意味悲しい親の話であり共感もありますが……そういうわけではありませんからね。
ダークホールドの影響なのかわかりませんが、行動の凄さは新感覚のホラーでした。
◇ドクター・ストレンジ自体の感想は!?
今作を見て語りたいことのほとんどがワンダでしたが笑
ドクター・ストレンジは接近戦も強く、見ていて頼りになるというか不思議と安心感があるのが良かったです。個人的にはモルドとの肉弾戦が見ごたえがあって、手に汗握りましたね!
クリスティーンをめちゃくちゃ引きづっているものの、『ホワットイフ…?』のドクター・ストレンジとは違い、最後まで妄執的に求めなかったのも良きです。
ラストの時計を直すあたりで、「過去の自分を乗り越えたんだなぁ」と感心しました。
あと、冒頭ではウォンに対して挨拶しなかったドクター・ストレンジ。最後の最後ではしっかり礼をしていたのが微笑ましかったです。
オーラス付近の、三つ目がとおるよろしく3つ目の目ができた時はビックリでしたよね!?
「これがダークホールドの代償か……」と。
でもその後のEDシーンで普通にしているところを見て、思わず吹いちゃいましたよ。特に悪影響も出ず、普通に振る舞っているところで笑
ドクター・ストレンジはまた帰ってくるようなので、次回にも期待したいです!
◇余談
今作はTwitterなどを見ていたら、「前作とか観てないけれど、楽しめる?」というつぶやきをちょいちょい見ました。
今作に関しては、ストーリーはさておいて頭空っぽにして「わー、魔術すげぇ!ドクター・ストレンジかっこいい!!」と割り切って、シンプルに楽しめる方なら観られる作品だと思います。
『ワンダヴィジョン』などを見ていなくても、劇中の話でストーリーが保管できる方(他作品を見ていなくても一応は理解できる)も問題ないでしょう。
けれど正直なところ、前作だけでなく「『ワンダヴィジョン』観てないと全然わからないのでは!?」と強く思いましたね。
そうでないとワンダのやっていることに全くピンと来ないですし、わけわからないはず。
『ホワットイフ…?』は見なくても大丈夫です。『ホワットイフ…?』に出てきたキャプテン・カーターが出てひと暴れするくらいなので。(もちろん見ていれば面白さがプラスですが)
『ホワットイフ…?』のドクター・ストレンジ回も何か影響あるかと思ったら、特別ありませんでしたしね!
▼まとめ
今回は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の感想をご紹介しました!
今作は勝手に抱いていた印象とは違った、パンチの効いた作品でしたね。
公開に合わせて『ワンダヴィジョン』を観た甲斐がありました!
内容としてはおおむね満足ですかね。続投キャラクターが好きなので、その辺を加味すれば個人的には『シャン・チー』と並ぶくらいでした。
MCU作品は、次のソーが楽しみです(^^)
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