FeliCaカードとカードリーダーは、どのようにお話ししているのか?
カードがリーダーにかざされた時、どのように通信が始まり、カード内の情報が読み取られるかを簡単にまとめました。
リーダーがFeliCaカードに電力を供給する
FeliCaカードは電源を持っていません。そこで、リーダーがFeliCaカードに電力を無線(電波)で供給します。FeliCaカードはこの電力を利用して、リーダーとの通信回路を動作させ、通信することができます。FeliCaカードがIDmを提示する
FeliCaカードは、自身のIDm(カードの識別ID)をリーダーに提示します。これによって、リーダーはカードを選別して1枚のFeliCaカードと通信を開始します。リーダーがサービスを指定する
リーダーは、FeliCaカードから受け取ったIDmを指定して、1枚のカードに対してか書き込まれている情報を送信するように指示します。これによって、リーダーは必要な情報を受け取ることができます。FeliCaカードが情報を返信する
FeliCaカードは、リーダーから指定された情報を返信します。例えば、交通機関のチャージに利用されるFeliCaカードでは、残高情報を返信することになります。リーダーが情報を受信する
リーダーは、FeliCaカードから受け取った情報を受信します。通信が終了する
必要な情報の送受信が終了すると、リーダーとFeliCaカードの通信は終了します。FeliCaカードは再び待機状態に戻り、次のリーダーからのリクエストを待ちます。