Android Autoを作ろう①(とりあえず作ってみた話)
導入
皆さんはAndroid Auto(以下A/A)というシステムをご存知でしょうか?
という文章から書きはじめようと思いましたが長くなるので、知らない人はこちらの記事を見てください・・・
A/Aは地図更新はいらないし、事前に目的地を調べてそのままカーナビにできるので便利ですが、A/A対応のカーナビって高いですよね。
なので自分で作ってみようと・・・というのは表向きの話で、実は以前NEOTOKYOのHUD-2020というA/A対応のヘッドアップディスプレイを買ってみたんですが、(生産終了になっているので言いますが)出来があまりにもひどかったのでこうなりゃ自分で作ってやる!って思ったのがきっかけでした。
製作にむけて
そんなこんなでA/Aについて色々調べていたところ、raspberry pi(以下ラズパイ)でA/Aが作れるということが分かったのでやってみた。というのがこの記事の内容になります。
現在のところ、ラズパイに実装できるA/A対応ソフトは2つ
・OpenAuto
・Crankshaft
これらの違いはPROJECT KONPETOさんの記事が分かりやすいので参考にしてください。
私は無料なのと、カスタマイズ性の高いという理由からCrankshaftを実装してみました。
初号機製作報告
いきなりですが、結果報告です。
製作に至っては以下の記事を参考にさせていただきました
製作物の紹介
なんだか手作り感満載ですが、MDFってカーオーディオ関係やる人がよく使っており、遮熱性も高そうだったのでとりあえずMDFをボンドで組み合わせて作ってみました。
以下が使用した部品です
・ラズパイ3B+
・16GB マイクロSDカード
・タッチパネル→Amazonで購入
・マイク→Amazonで購入
・MDFボード→ホームセンターで購入し、自分で切り出し
・配線・アンプ→秋月電子で購入
寸評
良かった点
・ラズパイ3B+でまともに動きました。自分で作った(組み立てただけだけど)ものが動くって感動しますね。
・ボイスコマンドに対応。目的地の設定やGoogle Homeでできることが音声でできるのは良いです
・安い(ラズパイ含めて2万以内に収まりました)
・USBメモリに音楽を入れておけば単体で音楽再生が可能
悪かった点
・導入までのハードルが高い。OSのインストールがとにかく難しかったです。何度やり直してもパーティションがうまく分かれず・・・。私の環境ではSD Card Formatterというソフトでやったところうまくいきました。
・GoogleナビのGUIがとにかく酷い(別記事予定)。ナビソフトの選択肢がない。(Yahooカーナビ非対応。)
・自分の設計が悪かったのでかさばります。要改善。
・音が小さい。ラズパイからAUXでカーオーディオにつないでるんですが、ラズパイのオーディオ出力が小さいです。カーオーディオのホワイトノイズが酷いのと、別の機器を繋いだ時に爆音になって死にそうなので、アンプなどで対策中です。(別記事予定)
・リモコンがない。キーボード操作はできそうなのでBluetoothなどで対応可能?今後試してみます。
反省点
・MDFが収縮して画面に負荷が掛かった?のか、1か月くらいで画面が割れましたorz…現在は金にモノを言わせてラズパイの純正パネル+ケースで弐号機を作りました。
今後の展開
・照度センサによる朝/夜モードの切り替わり(実装済みだが不安定)
・アンプ搭載
・小型化。ラズパイ3B+と同性能のラズパイZERO2が発売されるそうなのでかなり小型化できそうです。追加センサなどのせいでむき出しになっているの小型化して3B+のケース内に収まるようにしてみたいですね。
買ったもの
ラズパイ3B+をZeroサイズにしたZERO2が発売されるみたいです!
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