子丑天中殺の種類と鍛え方

この記事は、過去のメルマガより、一部抜粋・再編集して掲載しております。

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実は天中殺も鍛える必要がある。

ごきげんよう、サーヤです。

今日はご質問に回答します。

サーヤ様

こんにちは。
いつも、楽しくメルマガを読ませていただいております。
毎日19時が来るのがとても楽しみです！

先月鑑定書も作成して頂き何かあるたびに読み返して勇気と元気をもらっています！

今回１つご質問させて頂きたく、メールをお送りいたしました。

以前メルマガで、下記の文章を読みました。

【子丑天中殺の人は、目上の人に反発することで運がひらけます。自分よりも目上の人がいる環境では芽が出ません。父や母に反発して、家を飛び出した方がうまくいく人です。】

現在、私は社会人になってから時間が経っていますが実家に住んでおります。

転勤などで何度か実家から出た事がありますが、家族も皆仲が良く過ごしやすい為、一人暮らしがしたいという思いも強くはなく実家に戻ってきて、今すぐにまた一人暮らしをする予定もありませんでした。

ですが、私は上記にある子丑天中殺です。実家を出た方が運が開けると知り、実家を出ようとも考えましたが何個か引っかかる点がありました。

サーヤさんの鑑定書によると、私は【自分の為にお金を沢山使った方が運が開けるタイプ】でした。

今は、自分が楽しいと感じる好きな仕事をしておりますが（鑑定書にある適職ともしっかり合っていて驚きました）給料がそこまで多くはありません。もちろん一人暮らしができないほどではありませんが、使えるお金はかなり少なくなります。

どのような状況でも、子丑天中殺の場合は必ず実家を出た方が新たな道が開けるのでしょうか。

それとも、実家を出なくても良い場合というのがあるのでしょうか？機会があれば、お答え頂けたら嬉しいです。

ご多忙の中、長い文章で失礼致しました。
これからも、メルマガ楽しみにしております！
季節の変わり目ですがお身体大切にお過ごしくださいませ。

ありがとうございます！　ちょうど他の方からもご質問いただいていて、わたしも「説明しなきゃ〜」と思っていた話だったのでタイムリーで助かりました。

けしかけ占いでは、子丑天中殺の人って基本、親や実家と早めに離れていた方が開運できると考えていて、いくつかバリエーションがあります。

↓↓↓

■子丑天中殺のみ・・・早く実家を出て独立した方が本人の運が開ける。

■子丑天中殺×両親や家族との「相性の％」が良い・・・早く実家を出て独立した方が本人の運が開ける。しかし個人同士でみると相性が良いので、出ていく必要を感じない。

■子丑天中殺×本人の運勢が「家族との縁が深まる」時期に入っている・・・早く実家を出て独立した方が本人の運が開ける。しかし家族が何かと助けてくれるし、自分にとっても実家にいる方が都合がいいので、出ていく必要を感じない。

■子丑天中殺×生年中殺・・・早く実家を出て独立した方が本人の運が開ける。だけど親がすごく過保護だったり、裕福だったりして、実家の居心地が良すぎて出たくないと感じる人も。

■子丑天中殺×七冲・・・早く実家を出て独立した方が本人の運が開ける。だけど親や家族が本人にべったりくっついて離れようとしない、実家から出したがらない、実家の家計を支えなければいけない、介護しなければいけないなど、さまざまな理由で実家を離れられない。実家を出たのに転居先に親が押しかけてくる場合も。

※本人の運が開ける・・・親がいなくてもやっていけるように独り立ちできる。生活費以上のお金を十分に稼ぐ経済力を持つ。本人の考え、生き方、方針に賛同してくれる仲間ができる。自分の才能や本質を最大限に発揮して活用できる。

こんな感じです。↑↑↑

ご質問くださった方の鑑定書を拝見したところ、子丑天中殺だけど実家を出たいと感じないのは、両親との個人的な「相性」が良いからかもしれません。命式で親との関係を見ると、個人同士の相性は良いので。だとしてもおそらく、34歳くらいでズバッと考え方や状況が変わって「実家出なきゃ！」ってなるはず・・・！

他の可能性としては、子丑天中殺の人って「目上の人と対立する」ことで自分の意志や考えが成長することが多いのだけれど、能力的にはそれって「自立心」の特性がやることなので、そもそも対立する相手である親が自立心の特性をそんなに持ってない人だと「対立」が生まれないんですわ。

そしてここからは余談ですが・・・

自立心の特性が成長すると「自分の考えを曲げたくない、たとえ親や家族でも、他人に自分の人生を決められたくない、ペースを乱されたくない、相手に合わせたくない、行動を制限されたくない」なんて考えを持つようになるんだけど、自立心って根本的な意味としては「こだわり」なの。

自分には自分の生き方、考え方、やってみたいこと、やりたくないことがある。そしてそれはもちろん、親や家族にもそれぞれある。子丑天中殺の「目上の人と対立する」力は、自分より目上の存在であるはずの「親」に対して「自分のこだわりを貫く」ことで成長するんです。

で、この「こだわり」は強すぎると、争いの元になる。戦争も論争も競争も、それぞれの主張や正義をぶつけ合う、自分のこだわりを押し通して、相手を屈服させるために行われます。個人的な「憎しみ」なんかより「こだわり」のほうが遥かに有毒なのです。

だから子丑天中殺の人の「能力」って、諸刃の剣です。自分のこだわりを、目上の人に忖度せずにしっかり鍛えて正しく使えば、本人の開運にもつながる。その「こだわり」で誰かを喜ばせることができる。賛同してくれる仲間、パートナーが見つかる。仲間が集まれば組織（家族）ができる。組織ができればもっと知識や情報が集まる。その力でもっともっと「こだわり」を育て、広めることができる・・・これは良い循環。

一方自分のこだわりを、目上の人に従って未熟なままにしてしまうと、楽で居心地が良くても、稼げない・自立できないなど、本人の開運には繋がらない。それでも不幸じゃないから、目上の人に守られているうちは気持ちよく過ごせる。しかし目上の人がいなくなった瞬間に（親が亡くなったり、経済的に頼れなくなったら）広い世間に放り出され、他に頼れる人を探して守ってもらうか、その時点からでも「能力を鍛える」ことを求められる。

子丑天中殺の能力は「目上の人との対立」から生まれるので、親が亡くなったら対立できるのは多くの場合「職場の上司」くらいになる。ところが職場の上司と対立するのは、勇気も根性も気力も体力も、もっと言えば技術も必要で。ただ文句を言っているだけ、言うことを聞かず反発するだけでは干されてしまう・・・しかし黙ってホイホイ指示に従うままでは、能力が鍛えられない・・・。

もちろんここで勇気を出して「おかしいことをおかしいと指摘し、反対するだけではなく代替案も出せる、上司を説得できる交渉スキルやズルさ、周りの人に応援される可愛げもバッチリ備わる」まで頑張れれば、十分能力は鍛えられます。今が何歳でもいいから、思い当たる人は今からでも遅くないのでやってください。

しかしそうなってもなお「そんな勇気出ない」と怖気付いて能力を鍛えないままで生きようとすると・・・厳しい言葉を使うと、人生が「自己完結」になります。本人が満足ならOK。だけどそこから「広げる」のが大変。自分のこだわりで誰かを喜ばせる、仲間やパートナーを見つけ、組織を作り、知識や情報を集め、もっともっと「こだわり」を育て広める・・・子丑天中殺の人は、その「良い循環」の発生装置になれる。

もちろんならなくても生きていけるんだけど、「別の生き方もあったんじゃないかな」って気になってしまうなら。後悔のない人生のためには、何歳からでも挑戦してほしいです。失敗しても成功しても、関係なく能力は鍛えられるし、むしろ失敗するほど、心折れるほど、子丑天中殺さんは強くなれるから・・・

今分からなくても、時期が来ればわかるようになります。必要な時にぜひ、このアドバイスを役立ててくださいね。

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