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会社員辞めるまでの準備に3年かけた理由

この記事は、過去のメルマガより、一部抜粋・再編集して掲載しております。

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数字ってめっちゃ大事なんです。


ごきげんよう、サーヤです。

この前のメルマガ↓について「そんなに大変だったのになぜすぐに仕事を辞めなかったんですか。転職した方が早かったのでは」「そんなに頑張って待遇改善したのにどうして辞めたんですか」などご質問をたくさんいただきました。

すごーく手短にご説明すると理由は2つです。

・転職しなかったのは

→自分がそもそも会社員に向いていないと悟ったので、会社を辞めるなら個人事業主・フリーランスになろう。その準備ができるまでは会社を辞めずにできる範囲のことをしよう。と思ったから。

・せっかく待遇改善したのに辞めたのは

→個人事業主・フリーランスになる準備が整ったから。

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わたしの場合、自分がそもそも会社員に向いていないというのは、自分を占ってみるまでもなく「マジで向いてねぇな」と気づいていました。

尊敬できない上司の言うことを聞くのが苦痛。会社の謎ルール(オフィスカアジュアル的な服を着ろとか)に従うのも苦痛。お昼休みが1時間しかないのも苦痛。意味のない会議に出るのも苦痛。毎日出勤しなきゃいけないのが苦痛・・・

「会社に通いやすい場所」に縛られず好きな家に住みたい。自分が好きな服を着て仕事をしたい。起きる時間、食事を摂る時間、食事の内容は、全部自分の意思で選びたい。自分以外の人間の都合に振り回されずマイペースに仕事をしたい。興味がないこと、得意ではないことは自分以外の人に任せたい!

「会社員でいる」という生き方は、わたしにとってただ給料をもらうためにやむなく選択した生き方であり、それにしては給料をもらうためだけのために我慢しなければいけないことが多すぎて、苦痛ばかりになっていました。給料=我慢代だった。

こんな調子だったので、自分が経営者でこんな社員がいたら、シンプルに「なんで会社員やってんの、迷惑だよ!」って思うだろうな。一緒に働く人にも迷惑だな。と気づいたのです。

わたしが転職してまた別の会社で会社員をやっても、わたしも周りの人も苦労が続くだけ。それならばもう「会社員」以外の「個人事業主・フリーランス」として生きていく道を見つけるしかないじゃん。

そこでまず今いる会社から転職せず、今のままで自分が「個人事業主・フリーランス」としてやっていくための力を鍛えることにした。

自分の意識を変えて、今の働き方を改善しようと思ったし、そのために、上司に要求したり交渉したり、誰かに的確に指示を出したり、必須の決断を即決できるように判断力や思考力も鍛えまくった。

会社員という「守られた立場」にいるうちに、自分の待遇を改善するための交渉テクニックや、仕事のやり方を工夫して最小の努力で最大の効果を上げる方法を検証し、実験してたのです。

全ての責任を自分で負うことになる「個人事業主・フリーランス」になってしまってから初めてそれらを鍛えようと思っても、ぶっつけ本番すぎて、少しの失敗や不勉強が命取りになる。今のうちから鍛えておかないとダメだ、とも考えた。

会社という組織にいると、自由がないままでも自分の信条を貫き、自分の能力を信じてプライドを持ち続けるって困難なんですよね。どうしても流されたり、長いものに巻かれたりしているうちに、「黙ってルールに従う」のが居心地の良さを作るために必要だから、ただ「時間通り働いて給料をもらえればいい」になってしまう。

でもわたしはそうなれなかった。自我が強すぎて迎合も忖度もできず、完全に周りから浮いていたし、染まらなすぎて組織には合わなかった。折り合いをつけることもできなかった。

だからこの困難を「会社員をやっているままで」乗り越えないと、「個人事業主・フリーランス」という次のステップには移れないと考えたのです。実際にそれは正解でした。個人事業主・フリーランスになれたらめでたしめでたし、ではなく「事業を継続させていく責任」が発生します。

わたしが会社員時代に調べたデータによると、女性起業家の7割がなんと年収100万円以下。月に10万も稼げてない。年収1000万以上稼いでいるのは全体の0.1%以下。年収500~1,000万円で0.6%。年収400万~500万の女性起業家まで入れて、ようやく全体の0.9%という数字だったはず。

・・・おかしいよね???? 起業してちゃんと食っていけてる女性、1%もいね〜のか?????!!!!!

(世の中どーなっとるんじゃ???)

こんな状態なので、少なくとも、わたしが会社員をやめて個人事業主として生きていくためには、女性起業家の中の「1%未満の人」にならなきゃいけないわけです。

どうやって「1%未満の人」になるか考えなきゃいけないし、できる、と確信できるまでひたすら待つべきだとも思った。だって(たぶん)真面目に、真剣にやっているのにそれでも食えていない人が99%以上いるのが現状ですよ。わたしがテキトーやっても絶対食っていけねえじゃんよ!?

しかもこれは「まともに確定申告をしている人たち」の統計であって、確定申告をきちんとしていないか、稼げていなくてそもそも確定申告の必要がない人もたくさんいます。その人たちも入れたら、この数字はもっと下がるでしょう。

女性起業家の41.7%が「経営に関する知識やノウハウの不足」で悩んでいるという統計も見ました。

こういう情報を見たから、考えなしに、準備もなしに、いきなり会社を辞めてもうまくいくわけないと冷静になれたのです。

結局わたしは3年くらい、経営に関する知識やノウハウを本などで勉強し、必要な能力を鍛えながら機が熟すのを待ち、ここだと思ったタイミングで会社を辞めました。

働き方を変えて定時退社を実現できたのが、勉強を始めてから2年目。占いを始めたのは、最後の半年の時点。色々学び、行動を変え、時間の使い方を変えて、考えまくって試しまくって、たどり着いたのが「占い」だった、とも言える。

他の人から見たら、慎重すぎたかもしれない。ドラマティックな感動エピソードなんて無い、地味〜な3年間でした。しかしここまで慎重に準備したからこそ、開業時から今まで「1%未満」の「食っていけてる人」の中に入れたのだと確信しています。

これはあくまでもわたし個人の場合はこうでした、という実体験に過ぎませんが・・・

こういう体験をしたという理由から、今も、セッションに来るお客様から「会社を辞めて独立しようか」と相談された際には「いきなり辞めるな、最初は副業で初めて、会社員の給料より副業の収入が高くなったり、会社員をやめても食べていける環境が整ってから辞めろ。いきなり考えもなしに辞めるな」と口酸っぱく言っています。

もしも「会社員、向いてないな」「個人事業主・フリーランスになりたいな」とあなたが感じているなら、会社員でいるうちに経営に関する知識やノウハウを学び、自分が鍛えるべき能力を鍛え、一人でもやっていけるサバイバル能力を身につけることはやっておいて得しかないことだと思います。

ぜひ参考にしてください。

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