精神障碍の人の就職を考えるとき
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<<精神障碍の人の就職>>
じぶんの子供や自分自身や親せきの人が
医者から精神障碍であると診断される事があります。
その人がどのようにして就職すれば良いのかを知っている必要があります。
この文章を読むと精神障碍を持っている人が
どのような経路で就職する事がベストなのかがわかります。
<本文>
結論から云うと
・民間×
・自分が卒業した高校×
・自分が卒業した大学○
・ハローワーク○
です。
理由は、手帳との紐づけを行った上での就職が可能だからです。
精神障碍と医者から診断されたら手帳の発行が必須です(必要な控除やサービスを受けるために)。
手帳を発行したらハローワークで障碍者用での登録をできます。
この登録をすると「この人は精神障碍を持っている」という前提での
相談が始まることができます。
また(オープンにすれば)相手方への連絡を窓口の方がしてくれる際に
「ひとつお伝えしておかなくてはならない事がありまして
この方精神障碍者手帳をお持ちの方です。
ですので雇用した企業側のメリットとしては控除の対象となります。」
という風に(細かい云い方は色々ですが)窓口の方が
企業の方に電話をしてくれるときに
面接の前段階で、「この人は精神障碍を持っている」という事が
企業側に伝わります。
企業側では「うちの業務内容で精神障碍を持っている人を雇っても大丈夫だろうか」
と考えます。
「うちの作業は単純作業だからやり方を覚えてもらっちゃえば後は大丈夫だからOK」
「いやうちの業務は人の命を預かる仕事だからNG」
「うちの業務は、自分で沢山の判断を下さなくてはならない仕事だからNG」とか
判断をします。
その時点でNGならば、面接まで行く前に企業側から断りの連絡があります。
OKそうならば面接をする。
ここで企業側で初期で篩をかけてくれる事で
精神障碍を持つ人には多大なメリットがあります。
それは
・無駄な面接に出掛けなくて済む
・自分には到底できないような(大量の判断をしなくてはいけない)仕事で
採用されてしまうという事を未然に防げる
・面接時に自分から「私は精神障碍を持っています」と面接の相手に発表しないで済む
この三つです。
ハローワークも役所もどちらも、公的な動きを取る組織であり
両者には互換性があります。
役場で発行された手帳をハローワークで提出すれば、ハローワークは
それ前提で動きを取り始めてくれます。
一方で、
・民間×
・高校×
・大学×
では手帳という物がどういうものなのか、の理解をできていないため
また、専属で誰かが相談窓口についてくれて
相手方との間で面接の取り付けまではやってくれるという事も無いため
上記のメリット3つを受ける事は不可能です。
・民間
・自分が卒業した高校
・自分が卒業した大学
から就職口を見つけて面接をしてという流れで進む場合には、
・落とされるであろう面接にもチャレンジしなくてはならない
・できもしない仕事内容の職に就いてしまう可能性がある
・自分から面接時に精神障碍を持っておりまして、手帳も保有しておりますと伝えなくてはならない
この3つのデメリットが発生します。
それでもいいというのならば、
・ハローワーク にて 手帳あり の オープン
ではない
選択からの就職への道を歩んで良いと思います。
<一回目のまとめ>
今回の記事では、精神障碍を持っていると医者に診断された方が
・民間×
・自分が卒業した高校×
・自分が卒業した大学○
・ハローワーク○
のどの経路から、就職先を見つける事がベストなのかについて
「手帳を活用できるのかできないのか」という着眼点から、結論と理由を述べました。
筆者として少し、気に成る事は
大学まで出てしまっている場合は家庭から支出された
「大学卒業までの金額」を回収する為にその大学(たとえその大学がFランクだとしてもハローワークよりも
大きい給料を貰えるようになる大きな企業からの求人が来ているので)の
就職課に来ている求人から就職先を選択したほうが良い
という可能性についてです。
しかし、この考え方だとやはり「お金のために」という軸で動く事になるため
最終的に(就職してから)その高い給料に見合うだけの、大変で難しい精神障碍を持つ人には
到底行う事のできない職に就くという結論を得る事になる。
精神障碍を持つ人にとって就職するときに最も注意を支払わなくてはならない事は
・その仕事内容を実行する事ができるか
・その仕事内容を実行し続ける事ができるか
・その仕事内容を実行する事が、就職後すぐにはできないとしても
実行「できるようになるのか」
である。
そこだけが、注目ポイントである。
お金のことにまで、注意を支払っている余裕は無い。
お金のことを着眼点として就職先を決める(つまり給料が高いところや
高くなりえるところに就職をする)という事は
高い給料に見合うだけのウゴキをすることのできる人
つまり「健常者」「社会人(=スーパーマンやスーパーウーマン)」達のみができる選択方法である。
精神障碍を持つ人にとって最も重要な事は、同じ事を書く事に成るが
・その仕事内容をできるのかできないのか
のみである。
それが、最優先事項である。
給料が高かろうが高くなかろうが、その仕事内容を「できな」ければ
その仕事をする事はできないし(つまり辞めざるをえないし)
し続ける事もできない(つまりいつかは辞めざるをえない)。
ただ、気に成ることは
・大学の就職課に来ている求人から就職先を選ぶこと
の有用性である。
たとえFランク大学だとしても
「大学」に来ている求人というものは、ハローワークには絶対に来ない求人である。
優良な企業(業務内容がものすごく大変という事がなく、従業員に対する手厚いサービス、
従業員に対する手厚い配慮、従業員に対する手厚い教育のある
給料が平均程度は確保されているもしくは平均より高い
もしくはずっと長く働いていれば平均よりも高い状態に成り得る企業の事
つまり
大変でなく給料は高い企業)
である可能性が高いのである。
ハローワークに来ている求人は、
基本的に大きな企業や優良な企業については、大学や一部の高校に対して
求人をするから
ハローワークには、それら以外のミソッカスの企業
つまり
「大変で給料は低い企業」しか残っていない。
※ここで言う大変という言葉の意味は
残業が多い(時間をたくさん盗られる)、仕事内容が体力的にきつい、仕事内容が高度で難しい
仕事内容が一切のミスがいつも許されない
といった事柄の事である。
精神障碍を持っているとしても、
ハローワークに来ているミソッカスの求人の中から、就職先を選び取るよりも
大学に来ている(たとえFランクだとしても)求人の中から就職先を選び取る方が
・実行することが可能な就職先
に出逢う確率は高いのではないのかという話である。
この可能性は捨てきれないので、正確に筆者が表現をするならば
・民間×
・高校×
・大学○
・ハローワーク○
もしも大学に来ている求人から就職先を選び取る場合は、必ず
精神障碍を持っている事を伝える必要がある。
「それでも私を雇用してくれるという仕事の内容ですか」
という意味で。
精神障碍の名前とどのような症状が出得るのかを伝えて
それでも相手方が雇ったならば
相手方の企業としても自分がここで働ける可能性があると判定した
ということ。
それで落とされたならば、
精神障碍を持っているのではうちの仕事はできないなと判定してくれた
という事。
ハローワークからの求人ではないので
・無駄な面接に出掛けなくて済む
・自分には到底できないような(大量の判断をしなくてはいけない)仕事で
採用されてしまうという事を未然に防げる
・面接時に自分から「私は精神障碍を持っています」「このような症状が出得ます」と面接の相手に発表しないで済む
といったメリットは発生しないため
・落とされる面接にも出向かなくてはならない(外出を多く取る事で症状が悪化する可能性がある)
・難しすぎる就職口に採用されてしまう可能性がある
(仕事内容を実行不可能だとわかれば辞めれば良い話ではあるが、採用されて辞めるという時間の無駄が起きる)
・面接時に自分から「私は精神障碍を持っています」「このような症状が出得ます」と面接管に伝えなくてはならない
という事に成る。
それでも、大学に来ている求人というのは、
ハローワークに来ている求人よりも、「負担が少なく多めの給料を得られる」就職口であるため
そちら側を選択した方が良い。
<まとめ>
最終的な、筆者からの結論を述べると
・民間×
・高校に来ている求人から×
・大学に来ている求人から○
・ハローワーク○
ということになる。
就職の過程において、精神的負担や時間のロスが生じるという事はあるが
ハローワークよりも大学に来ている求人から選び取る方が良いとは思う。
ただ
就職の過程においての負担さえも
耐えられないであろうという見込みが立つ場合においては
大学に来ている求人からよりも、ハローワークに来ている求人から選びとった方が
三つのメリットを得ながらの就職を行えるので、そちらの方が良いと思う。
・自分が卒業した高校
に来ている求人から就職先を選び取るという選択については
大学というランクから(たとえその大学のランクがFだとしても)ランクが一段階上がるので
高校に来ている求人とハローワークに来ている求人だと
企業の優秀(「大変ではなくて給料は高め」)さは
どっこいどっこいだという印象を筆者は受けています。
大学に来ている求人は、大きな企業や金銭的に蓄えの多めの余裕を持っている企業や
システムが完全に整った企業であり且つ
それらはつまり優良であるということで
「過度に大変、過度に残業が多い、過度に難しい事が無く
給料は普通か普通よりも多いか普通よりも多くなる事ができる」
という条件を持っている
可能性の高い企業からの求人です。
ですから精神障碍を持っている人も
「過度に大変、過度に残業が多い、過度に難しい事が無く」
という部分に反応して
自分が卒業した大学に来ている求人から(就職課に行くと求人票がたくさんあるよ)
就職先を選択することが良い。
精神障碍を持つ人にとって
「過度に大変、過度に残業が多い、過度に難しい事が無く」
という事は非常に重要なことになります。
この点のみが、精神障碍を持つ人にとって重要だと云えます。
ハローワークに来ている求人から就職先を選び取るということでも
手帳と組み合わせて就職先を選び取れば
・過度に難しくてできなさそうな就職先は、面接よりも前の時点で省かれてくれる
ので
自分が実行できる仕事内容の仕事に辿り着く事ができる可能性は高めに設定されています。
しかし、そもそもがハローワークに来ている求人というものは
優良ではない企業や余裕のない企業からの求人であり
「精神障碍の人への配慮」などしていられない程、キツい内容の仕事
で溢れかえっています。
大変め、難しめ、時間をたくさん盗られるめ、といった内容の仕事で
給料は普通か普通よりも低い
といった求人のみが来ています。
大学の就職課に来ている求人という物は
金銭的に余裕があり、業界内で大きな成功を収めており、業界内での位置も確立しており固定しており
安定していて、企業としての貯蓄も多く、システムとしても優秀であり
CSRや、精神障碍を持つ人への配慮もシステムに落とし込めていたりしています。
そのため、精神障碍を持つ人にとって働きやすい仕事場
働く事が可能(そもそもその仕事内容を実行できる)仕事場である可能性が、多いに高いです。
※この記事においての「民間」とは
インターネット上のIndeedやあらゆる求人サイト転職サイトや
インターネット上の広告から入る求人サイト転職サイトや
駅などに置かれている冊子の求人や
新聞広告に挿しこまれている求人や
雑誌の広告に印刷されてある求人
などです。