□□胸のトレーニングを言語化する□□

~胸とは存在しない、胸とは背中の前部である~

□胸は存在しない□

 胸は存在しません。背中の前部が存在する。胸とは胸ではなく
背中の前の部分だと感じる必要があります。胸を大きくするとき
胸を大きくする事は永遠に胸を大きくできない事を意味します。
胸を大きくする時胸が存在しない事を認識しなくてはなりません。
あるのは、背中の前の部分だけです。つまり、胸とは背中の一部。
つまり、背中をトレーニングする必要があります。まずは、背中を
コントロ-ルできるようになる必要があります。背中に力を入れる
という事を知る必要があります。ぎゅっと背中に力を入れる。
・肩の力を抜く
・胸を前に張りだす
・肘を後ろへ
・肘を後ろへ下へ
これをする事により背中に力をぎゅっと入れる事を記憶できます。
背中に力を入れる事を記憶できたら背中の筋肉トレーニングを
行います。
・マシンロウ
・ケーブル(お祈りポーズで上から腰横へ)
・マシンチンニング(重さによる補助有り)
で背中を鍛え上げます。ぎゅっと何度最大収縮する事ができるかです。
何セットもやる必要はありません。ぎゅっと一回でもできれば、
その一回を6回できればおまけでもう2回できればそれで1セットで良いです。
一回のトレーニングにおける、「背中ぎゅっ」は1回でもできれば良いです。
1セットで良いです。たった1回でも意味があります。

それによって背中を鍛えて分厚くし甲羅という新しい部位が体に
くっついたという感覚を得ます。本当にそういう感覚になります。
「あれ?甲羅が付いている。なんだろうこれ。邪魔だなぁ。」と感じます。
そういうようになったら背中をトレーニングするという事ができるように
なったという事です。後はその「甲羅」をどんどんと分厚くしていく。

さて、そうやって背中の後部を鍛えたら、背中の前部を鍛える準備が
整ったという事です。この時点で既に背中の後部がトレーニングされたので
背中の前部が広々とした状態であり、神経が伸びていてそれぞれが独立し
はっきりとして力を入れやすい状態が発生しています。空間がごちゃごちゃ
としておらず、伸びていてすっきりしている状態です。

背中の前部を引き延ばす練習をしましょう。背中の前部が伸びきっていて
引き延ばされていて「伸ばされ過ぎて痛いよ痛いよ」というところまで
どのような方法を使っても良いので引き延ばしましょう。輪ゴムが引き延ばされ
過ぎてもうすぐ切れるんじゃないのかと思えるほど伸ばす時の感覚です。
体は最終的には最も外部の皮膚で覆われているので本当に切れる事はありません。
その引き延ばされ過ぎて、ゴムが切れそうな感じ、痛い感じを
「背中の前部」のトレーニングにおいては必ず最初に行います。
そこからスタートします。

・ダンベルフライ
ダンベルフライをします。まず、どのような方法でも良いので「背中の前部」
が最も引き延ばされていたいよいたいよの状態を作ってその伸びきった感覚を
感覚として記憶してください。そして、ダンベルをガッチリと持ちます。
ダンベルを持つ時には必ず『ガッチリ』と持ちます。逞しい分厚い男の指と手のひら
がダンベルをガッチリと掴む様子をイメージしてそれをそのまま真似してください。
ガッチリとダンベルを持ったら横に成ってまっ直ぐ上に伸ばした状態から
(肘はずっとゆるっと曲がっていて良いです)下げていって、最大に伸びきった状態
を作ってください。ダンベルの重さが重力で床側に落ちていくのでより
背中の前部を伸びきらせる事ができるでしょう。伸びきった状態から
さらに、肘を曲げて肘を後ろ側(床側)へ曲げます。その時に更に、手首の手のひら側
が天上側へ向くでしょう(開く)でしょう。そうすると、もっともっと
背中の前部が引き延ばされます。

※自分の体が壊れる程に引き延ばす事はしてはいけません。

本当にぶっ壊れるという事が起きないところまでで最も引き延ばされた状態
を造ります。それが最大伸展です。背中の後部に力を入れる感覚を記憶できたら
今度はこの背中の前部の最大に進展させるという感覚を記憶します。筋肉が
伸びるとはこの状態を指します。
この伸びきった状態から反動無しか、ほぼ反動無しで、ダンベルフライを
実行します。

 ダンベルフライをする上で最も効果があるのは、この最大の伸展の状態と
そこから「起き上がろうとする」ときだけです。つまり、最大の伸展の状態
からスタートしてさ上へと持ち上げようと踏ん張る時に筋肉が伸びきった状態に
大して力を入れるので何とも言えない「中途感覚」に襲われます。「途中」の
感覚。その途中の感覚がある内だけが、意味のあるゾーンです。

 腕の振りとしては、真上に来る前にストップしてまた下へ帰っていて良い
のですがその「腕の振り」の中で、途中の感覚があるつまり意味のあるゾーン
はせいぜい半分くらいです。スタートしてから拳の空間の移動としては
前部で60cmくらい動きますが、最初の30cmだけに「伸展しまくりながらその
筋肉に同時に力を入れている」という状態があります。その、途中的な時に
筋肉の肥大を起こす刺激が有るので、「腕の振り」の後半はほぼ意味はありません。
ただその意味のない後半の腕の振りをやらないで、純粋に100%ずっと
意味のあるゾーンを行ったり来たりはできない事がほとんど(できるならやって)
なのでレップ内休憩としてあるだけです。もちろん、ダンベルを上の方まで
上げてダンベルとダンベルがくっつくところまでやるゾーンに関しては
本当に何の意味も無くかえって背中の前部へとかかっている「負荷の糸」
「負荷の通り道」を一旦切ってしまう事になり1レップごとに「負荷の経路」を
結びなおさなくてはならなくなりとんでもなく、タイヘンな事になるので
最終まで拳を空間移動させる事はせずに、負荷の経路が、ダンベルから始まって
背中の前部で受けるという経路ができているその、力の入れ方の経路ができたら
それを、切らないところまでしかあげてはいけません。

尚、この、ダンベルの重さが背中の前部へと引っかかっている状態
「負荷の経路」が背中の前部へと繋がれた状態が分からない場合は、まず
「背中の前部へ収縮を入れる」事を記憶しなくてはなりません。
ここまでの間に感覚の記憶としては
・背中に力を入れる感覚の記憶
・背中の前部に最大の伸展を入れる感覚の記憶
と憶えてきましたが更に3つめ
・背中の前部に最大の収縮を入れる感覚の記憶
も覚えて憶えなくてはなりません。

伸ばす事はただ、伸ばせば良いのでびよーんとのばせば「あぁ伸びてる伸びてる」
と分かるので分かりやすいのですが、収縮に関しては実際に力を入れて
収縮させるという事に成功しなくては「あぁこれが収縮か縮んでる縮んでる」と
分かる事が無いので、難しいです。まず一回偶然に成功するという事をしなくては
永遠に、収縮する感覚を得る事はできません。

 顔の前で手を合わせて、少し膨らませます。花のつぼみを造る感じ。
中指の先が顎と下唇の間あたりからまっすぐ前に進んだ空間位置に来る
くらいの高さにします。その状態で手のひらと手のひらが合わさっている
下側の部分を押し付け合います。花にたとえるならば額の部分を押し付け合います。
このとき少し肘が内側へクイッと動く感じに力を入れます。
それと同時に花が少しだけ開く感じになります。

まぁ形としてはそうなるようにするのですが、もちろん「背中の前部」へと
力が入るようにと祈りながら力を入れます。そうした結果最終的に形としては
肘が内側へ少し動き、花が少し開くという現象が二次的に起きるという事です。
「背中の前部」の内側と内側に力がぎゅっと入っていれば成功です。
そこが、痛く成れば成功です。

それが、「背中の前部を収縮する」という事ですそのときMAXで力を入れれば
「背中の前部を最大収縮する」という事です。はっきり言ってそれだけで
良いので、ダンベルやケトルベルやマシンやらで重さをプラスする必要性は
全くありません。その、花のつぼみによって最大で「背中の前部」へと力を入れる
事ができているならばそれだけで「効きまくっている」のでそれで終わりで良いです。

でも、100%では足りず、もっと収縮させたいのだと思うならば
という事でベンチに横に成って上向きになって行うダンベルフライがあるだけです。

基本は、この花のつぼみがあり、それができているという所に
そこで既に100%の収縮は得られているがさらにもっと有り得ない程の
収縮を入れたいが為に、ダンベルの重さをプラスするだけです。

この、花のつぼみをやるときの、「背中の前部の内側にMAXで力を入れる感覚」
をダンベルフライの、スタート位置から起き上がらせる時に使います。
それによって、最大伸展の位置からスタートして、そこから直行便で最大収縮
へと向かっていくのです。これが、   胸のトレーニング   です。
ここまでの事が全てできて。

一言で、  胸のトレーニング   と言ってしまうと書けばただの8文字です。
が実際にはその内容はここまでに書いた全ての事ができていて初めてそれが
      胸のトレーニング   と呼ぶ事ができるトレーニングと成ります。

また、握る力も必要になる為、前腕とダンベルを握る事自体のトレーニング
最大伸展の時に支えに成ってくれる上腕三頭筋、スタートの起き上がりの時に
補助をしてくれる上腕三頭筋と上腕二頭筋も、ダンベルフライを行う前に
トレーニングして「ガッチリ」とさせておかなくてはなりません。

 「背中の前部」とはとても特殊な部位なので、準備がとても大量に必要です。
漁業の追い込み漁と同じなので、まずは
・背中の後部
・肩
・上腕三頭筋
・上腕二頭筋
をトレーニングしてガッチリとさせて、アーチ状にガッチリとさせた後に
真ん中にある「背中の前部」を絞りこむように、追い込み漁をするように
絞り込む必要があります。追い込み漁です。

ちなみに、背中に力を入れる時の第4段階で
・肘を後ろへ
という動きを入れますが
「背中の前部」のトレーニングとして
・ダンベルフライ
・マシンペックフライ
をする時には、肘は高めに設定しなくてはなりません。肘をグイっと上げると
胸に「重さ」が『かかり』ます。
この「重さ」を『かける』という事が重要で、それは、重さの経路を結ぶ
という事です。あんまりにも肘をMAXで上までガチ上げると今度は、
『肩』でフライの動作を行ってしまう(フライとは腕を横側辺りから前側へと
両腕同時に動かすモーションの事)ので、それは、『肩』のトレーニングへと
切り替わります。肘の位置が下過ぎると、『肩』の後ろ(=リア)を使う事に
なってしまうし、それより高いと『胸』(=背中の前部)に力が入るし、それよりも
もっと肘を上げまくると『肩』の中部と中部の中の後部と後部(リア)に力が
入る事と成ります。

カチっと、重さの経路が胸へと結ばれた事を確認してから
(いや、最大の伸展を得るという事をする時にそれができていて伸びきっている
という事を感じ取れているのならば、既にそれが胸へと経路が結ばれた事を
意味しているのだが)そこからスタートする必要があります。

胸のトレーニングで有効であるトレーニングは
・ダンベルフライ
・ダンベルフライ(上部狙い)インクライン
・ダンベルフライ(下部狙い)デクライン
・マシンペックフライ
・マシンディップス(下部狙い)
です。

これだけ、繰り返せば、分厚い胸板が発生します。

正式には
・脚のスクワット
・背のチンニング
・胸のダンベルフライ
の順でやるととても良いです。
脚のバーベルスクワットで、脚と腰を固めて(ガッチリさせて)それによって背中を収縮しやすくし、足を後ろ側へまとめあげて上げて背中の下部を固めた状態で、マシンチンニングをして背中をぎゅっと凝縮しまくる。背中が『できあがった』状態(ガッチリした状態)で、背中の後部と連動部位であり、背中の前部(=胸)をトレーニングできるようになります。土台作り、土台作り、本番という事です。概念で言うと、

・脚
・背中
・背中

です。

・脚
・背中(後部)
・背中(全部)

という感覚セカイです。
背中の後部は、腕側(つまり上側から)ぎゅっと下側へ力を入れる事と
できれば脚側からも脚側から上側へとぎゅっと力を入れる事で、上からも下からも、収縮されて、ぎゅっとしてほしいです。

だから、チンニングをする時には、足を後ろ側へぎゅっとアゲマス。そして、肩と肘を背中側へぎゅっと寄せまくります。
ありていに言うと、反ります。
反りまくります。

反りまくる

と、背中の後部が、ぎゅっとなりまくります。

・肩の力を抜く
・胸を前に突き出す
・肘を下へ
・肘を後ろへ
という4つの動作で、背中の後部へと凝縮をかける感覚キャッチ動作は、背中の後部の上側の凝縮。できるならば、背中の後部の下側からもぎゅっとさせたい。

チンニングをする時に、足を後ろへ曲げて上げると、更に、反りかえる 事ができるので、上からも凝縮され、下からも凝縮され、背中の後部が完全に、凝縮されます。

背中の筋トレが上手くできる事でしか、胸の筋トレが上手くできる事は起きません。

なぜならば、胸とは背中の一部であり、背中とは背中の後部、胸とは背中の前部だからです。

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