「ボソッとドラマ感想会:若草物語ー2,3」
「好き」なコトより「嫌い」なコトの方がスラスラ出てくるーー
そんなことあるんじゃないでしょうか。
人間関係でも、最初はポジティブなことを言い合っていた先輩とも、距離が近づくほど愚痴が増えていくものではないでしょうか。
この話の主人公、町田涼ちゃんもそうです。まっったく進まなかった脚本も、自分の「嫌い」な恋愛を否定するためであれば、たった一晩で完成させてしまいました。
なんと素晴らしいことでしょう。「嫌い」を詰め込んだ作品は、大平かなえ先生の目に留まり、仕事をいただけることになりました。
このお話、姉妹四人(三人)の恋愛模様が描かれておりますが、出てくる男全員、気持ち悪くないですか?
長女の彼氏と上司、四女を取り合う二人。なんだか好きになれません。キャラクターとわかっていても見るに耐えない性格してますよね。
涼ちゃんの幼馴染君はマシかなと思っていましたけど、三話でなんか無理になりました。
なんでだろうかと考えて見たのですが、おそらく女キャラに比べて解像度が低いのかなと思いました。
馬鹿というか単純というか、自己中というか。
「こういう男いるよね」だけで成り立ってるというか。
ともかくともかく、このお話に出てくる男キャラに関しては薄味な感じですね。
解像度の話を続けましょうか。
このドラマ、脚本家キャラの解像度が異常に高いように思います。
一話の黒崎、三話の大平、怒りのセリフが、「キャラクターのセリフ」とは思えませんでした。
これが昨今の脚本家問題、ドラマ問題に対してのテレビ側の答えなんですかね。
だとしたらテレビ界は終わりだなと、思いますけども。
てか涼ちゃん、ただの食わず嫌いでは? 他の恋愛ドラマも見たらいいじゃない。多分ハマるよ、君。