ボソッとドラマ感想会:「謎解きレトリック-1」
第1話。
私のフェチ的には祝君のキャスティングは織田裕二とか渋めな方が良かったな〜。
そんな第一印象のあったドラマです。
が、めっちゃ面白かったので感想会を開こうと思った次第です。
主人公は嘘が判る女の子、浦部鹿乃子ちゃん。みんな「子ども」「子ども」と言いますが、14歳といえばそう見えるし、20代にも見える。不思議な俳優さんです。
そしてもう1人、探偵役の祝左右馬くん。きゅるっとした顔で素敵です。はい。
きゅるっとした顔で素敵です。
大切なことなので2度言いました。
嘘が判るという鹿乃子ちゃん、お話の開始とともにえらい罵声を浴びせられます。きっと些細な冗談とかにもツッコミを入れまくっていたのでしょう。それに舞台が少し昔の日本ですから、口伝えの噂に尾ひれがついてさらに酷いカタチで拡散されたに違いありません。
かくして鹿乃子ちゃんは家を出るワケですが、お母様の「帰ってきてもいい」というのが嘘であると見抜いてしまいます。
しかし、ここで重要なのは鹿乃子ちゃんは発した言葉が真実か否かが判るだけであって、その動機までは分からないということです。
つまり、良い嘘か悪い嘘かまでは分からないのです。
ということは、お母様が言った「帰ってきてもいい」という言葉は本心で無いにしても、お母様の本心が分かったワケでは無いのです。
嘘というのは、真実より魅力的なことが多いです。
嘘というのは、悪意からも善意からも産まれます。
建前や想像もまた、嘘といえるでしょう。
世界は往々にして、嘘で溢れています。
鹿乃子ちゃんは、グレートでヘビーな人生を歩んでしまいました。
そんな彼女の前に現れたのが、左右馬くんです。
左右馬くんの言動は全て本音です。そして性根が「良い奴」です。
左右馬くんの存在が鹿乃子ちゃんの救いなるのか。
次回も楽しみですね。
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