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ボソッとドラマ感想会:「嘘解きレトリック-2,3,4」
1話を見たとき、正直、「面白いけど...」ってな感じに思っておりました。
けれど、2話を見てから印象が変わりました。
それは、鹿乃子ちゃんに感情移入できたからです。
1話時点で、鹿乃子ちゃんの背景とかはわかったのですが、「嘘がわかる」だけでそんなになるか?って感じだったんですよ。
でも、2話を見て思ったんです。
この子は、「嘘をつく」ということを「悪いこと」だと、どうしようもないほど刷り込まれてしまっているんだなと。
生まれたときから「嘘がわかる」せいで、言葉の真偽を聞き分けられるせいで、「嘘」というものを「いけないもの」と思い込んでいる。
だから、嘘の使い方が分からない。馬鹿正直に生きることしか出来なくて、他人の悪意も真っ正面に受け取ってしまう。
だから生き辛い。
だから苦しい。
だからここまで卑屈になってしまったわけです。
左右馬くんの台詞で、「根拠がそれっぽければ信じやすい」みたいなのがあったかと思います。
突飛な真実よりそれらしい嘘。
世の中そんなもんです。
建前とか。
お世辞とか。
謳い文句とか。
世の中は嘘で溢れています。
嘘の使い方が上手い人が、生きるのが上手い人です。
3話で、鹿乃子ちゃんの能力について、少し深堀ってくれましたね。
どうやら、鹿乃子ちゃんが反応できるのは「嘘をついているという意識」であるらしいことが判明しました。
つまり、真実でなくてもそうだと思い込んでいれば、それは鹿乃子センサーには引っかからないのです。
さて、「いい嘘」、「わるい嘘」を覚えた鹿乃子ちゃんが挑むは待ちに待った本格ミステリ!
やっぱこういうのが見たいんですよ。探偵モノなら。
しかし楽しみにしていたミステリがまさか不気味系とは。
夜に見たせいか普通に怖かったです。
5話も楽しみですね。