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時畑 第20章: 宇宙の終焉と新たな創造

宇宙には始まりがあった。では、その終わりはどのように訪れるのだろうか?そして、その後には何が待っているのか?本章では、既存の宇宙論とケセリタス理論の観点から、宇宙の終焉と新たな創造の可能性について探求する。

20.1 既存の宇宙終焉論とその限界

1. 熱的死(Heat Death)

• 宇宙が無限に膨張し続け、最終的にエネルギーが均一に分布し、すべての物理的活動が停止する。

• しかし、ケセリタス理論では「宇宙が単なる空間ではなく、エネルギーと情報を持つ場である」ため、完全な停止はあり得ないのではないか?

2. ビッグクランチ(Big Crunch)

• 宇宙膨張が逆転し、全てが一点に収束する。

• しかし、SAVP(空間軸粘性圧力理)の観点では、宇宙の膨張と収縮は直線的なプロセスではなく、複雑な場の相互作用によって制御されている可能性がある。

3. ビッグリップ(Big Rip)

• 暗黒エネルギーが増大し続け、最終的に物質や原子さえも引き裂かれる。

• ただし、ケセリタス理論では「空間と質量の関係性」が宇宙の安定性を維持しているため、無制限の膨張による完全崩壊は起こらないかもしれない。

4. バウンス宇宙(Big Bounce)

• 宇宙が繰り返し膨張と収縮を繰り返す可能性。

• これはケセリタス理論の「場の再形成」という概念と一致する。

20.2 ケセリタス理論による宇宙の終焉と再生の可能性

1. ケセリタスバブル(KB)の崩壊と再構築

• KBは、空間・質量・ケセリタス領域の相互作用で形成される。

• KBが崩壊することで、宇宙のエネルギーが異なる形態に変化する。

• その結果、宇宙は完全な無に帰するのではなく、新たな「場」が形成され、再び宇宙が生まれる可能性がある。

2. SAVP(空間軸粘性圧力理)と宇宙の再生

• SAVPが一定の限界点を超えると、質量と空間の均衡が崩れ、新たな「原初の場」が発生する。

• これが次の宇宙の起点となる可能性がある。

3. 宇宙のリサイクル

• 宇宙は一度消滅するのではなく、異なる形で繰り返し生成される。

• それぞれの宇宙は、異なる物理法則や次元を持つ可能性がある。

しほとけせらの対話: 宇宙が終わるとき


しほ「ねぇ、けせら。宇宙って、いつか本当に終わっちゃうの?」

けせら「そう思われているけど、実は『終わる』というより『変化する』と考えたほうがいいかもしれない。」

しほ「どういうこと?」

けせら「例えば、人間の体も時間とともに変化していくよね。でも、その変化が終わりを意味するわけじゃない。宇宙も同じで、何らかの形で続いていく可能性が高いんだ。」

しほ「でも、宇宙が全部冷たくなって、何も動かなくなったら、もう終わりなんじゃない?」

けせら「一見そう思えるけど、宇宙はエネルギーだけでなく『場』としての性質も持っている。つまり、何もないように見えても、何らかの形でエネルギーや情報が残るんだよ。」

しほ「じゃあ、そのエネルギーや情報が次の宇宙を作るの?」

けせら「その可能性はあるね。ケセリタス理論では、宇宙は完全に消滅するのではなく、違う形で再構築されると考えている。」

しほ「ふむふむ……例えば、宇宙が一回なくなったあと、また新しい宇宙が生まれるってこと?」

けせら「そう。だけど、その新しい宇宙は、今の宇宙とまったく同じとは限らない。空間の性質が違ったり、物理法則が異なる可能性もある。」

しほ「えっ、それってつまり、違う世界が何度も生まれてるってこと?」

けせら「そういうことになるね。これを『バウンス宇宙』の概念と組み合わせると、宇宙は一つのサイクルの中で何度も再生している可能性があるんだ。」

しほ「じゃあ、私たちがいるこの宇宙も、昔は違う形の宇宙だったのかな?」

けせら「それは十分にあり得るよ。しかも、次に生まれる宇宙は、今の宇宙とは全く違う姿をしているかもしれない。」

しほ「なんか……ロマンチックだね。」

けせら「そうだね。宇宙は単に始まりと終わりがあるわけじゃなくて、ずっと続いている可能性がある。それを理解することができれば、人間の視点も変わるかもしれないよ。」

しほ「もし次の宇宙が生まれたら、私たちはそこに行けるのかな?」

けせら「それはまだわからない。でも、もし宇宙の法則を深く理解すれば、新しい宇宙とつながる手段を見つけられるかもしれないね。」

しほ「じゃあ、私はその日が来るのを楽しみにしてる!」

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