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気仙沼漁師カレンダーの魅力を伝えたい
ごあいさつ・・・最終章だからこそ、色々なエピソードを届けたい
気仙沼からこんにちは。
「気仙沼漁師カレンダーの魅力を伝えたい!」「まだまだ知られていないことが多すぎる!」「もっと知りたいし知ってほしい!」そんな思いに背を押され、気仙沼漁師カレンダー公式noteを始めます。カレンダーを企画・制作している気仙沼つばき会のメンバーがお届けしています。
みなさんは「気仙沼漁師カレンダー」をご存知でしょうか?海で生きる漁師さんたちのカッコよさを全国に発信したい!という一心で、2014年から制作を重ねてきたこのカレンダー。海外からお買い求めいただくなど熱心なファンも多いですが、購入者の大半は実は地元・気仙沼の人々。なので、まだまだこのカレンダーのことを聞いたことがない方も、聞いたことがあっても誕生の背景を知らない方も多いと思います。
漁師カレンダーは被災直後の混乱のさなか、漁船や漁師さんの姿に希望を感じとった女性達の思いからはじまりました。
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2011年・その発想が芽吹き、
2012年・思いがもうもうと膨らみ、話し合われ
2013年・撮影され、カレンダーという形となって産み落とされ
2014年・「気仙沼漁師カレンダー2014」が人々の手に渡りました。
そこから、(1年休んで)2016年、2017年・・・と続けてきて、来年度の2024年版で十作目となります。最初から「10年は続けよう」と決めていたこのカレンダー。この十作目で、いよいよ最終章となります。「漁師さんを主役に、世界に通じる一流のカレンダーを作りたい!」という思いを、錚々たる写真家さん達が受け止めてくださり、叶えてくださいました。
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写真家の藤井保氏が撮影を手がけた
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このとても稀有なカレンダーの誕生の背景、港町気仙沼のこと、漁師さんのこと、カレンダーを購入くださっている方々の思いなどをお伝えしたくて、最終章ですが新たにnoteを始めました。
少しずつ記事として公開していく予定ですので、ぜひこれを機に気仙沼漁師カレンダーのこと、気仙沼のことを知っていただけるとうれしいです!
私たちについて・気仙沼つばき会
私たちは、このカレンダーを企画・発行する「気仙沼つばき会」のメンバーです。気仙沼つばき会は、もともと震災前に旅館や民宿、商店などを営む女将たちを中心に、気仙沼でおもてなしを考えようと発足した女性限定の会。震災後はUIターンで移住した若者も加わり、気仙沼の魅力発信のための活動をしています。
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気仙沼のデザイナー(写真左)が起用された
つばき会のミーティングでは、カレンダーの撮影の裏話や、カレンダーを始めたばかりの頃の思いについて話題にのぼることがあります。移住して間もないメンバーは、漁師カレンダー誕生の背景も、気仙沼というまちと漁業のつながりも深く知らず、日々発見だらけ。
漁師さん達はシャイな人も多く最初の頃は撮影を結構断られた、とか、漁師さんの撮影スケジュールを組むのがかなり難しく、毎日帰ってくる定置網漁でも海の状況に左右されるため、直前まで撮影が出来るか分からなかったり、ましてや遠洋漁業船は、入港のタイミングがあうかどうか、まさにいちかばちか!などなど。そんなカレンダーにまつわるエピソードや港町の小話裏話を多くの人に伝えたい!という思いもこのnoteを始めた背景にあります。
気仙沼・けせんぬま のこと
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奥に見えるがの離島・大島
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宮城県の最北端にある気仙沼は、世界三大漁場の一つである三陸沖に面していて、日本全国から多くの漁船が集まる港町。生鮮カツオの水揚げは26年連続日本一。サメ・さんま・メカジキなども全国屈指の水揚げを誇っています。またリアス海岸という複雑に入り組んだ海岸の入江は、凪で水深が深く養分もたまりやすいことから、養殖にも適した地形で、カキ・ホタテ・ホヤ・ワカメ・コンブなどが育てられています。
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漁師と船と魚を真正面から捉えている
気仙沼は2011年3月11日の東日本大震災で大きな被害を受けましたが、多くの人の力で震災から3ヶ月で魚市場を復旧させ、6月28日にはカツオの初水揚げが行われました。この年も、生鮮カツオの水揚げ1位(当時は15年連続の1位を達成)。
来年のカレンダーの5月のページには、まさにその当時にカツオを気仙沼に水揚げした漁師さんの思いが綴られています。漁師さんの人柄や思いに触れるたび、私たちも胸が熱くなります。
漁師カレンダーについてのエピソードをお届けする中で、漁師さんのことはもちろんですが、気仙沼というまちと文化、漁業との深いつながりや、それらを守り紡いできたまちの人々の思いも届くことを願っています。ぜひ見に来てくださいね。
過去のカレンダーご希望の方は気仙沼つばき会へお問い合わせください。年度は限られますがご購入いただけます。