もはやオシッコするためにコーヒー飲んでるんじゃないか
喫茶店でよく勉強をする。昔は家の方が集中できるじゃん、って思っていたが今は喫茶店派だ。今は誘惑が多すぎる。喫茶店は程よく誘惑が少ない。
お金を払っているから、という気持ちもあるのかもしれない。或いはいつ勉強するのをおやめくださいと退店命令を下されるかわからないからか。
店の迷惑にならない時間で切り上げようとする気持ちが集中力を高めているような気がする。
喫茶店では大体アイスコーヒーを注文する。甘い飲み物は一口飲むとすぐにもう一口欲しくなってしまうから。テーブルから飲み物がなくなった時点で喫茶店にいる権利がなくなるので、甘い飲み物は危険だ。
その点、コーヒーは良い。全然あと一口が要らない。なんなら嫌いなのかもしれないくらい飲みたくない。コーヒーの氷が溶けて、うっすうすになるまで勉強する。
長居するのが申し訳ないので客単価を少しでも上げようとしている。だから一番大きいサイズを頼んでいる。勉強にキリがつくと、大量のうっすうすコーヒーを一気に飲む。正直美味しくはない。
けど、長時間居させてもらったんだから残すわけにはいかない。ごくごくと薄味コーヒーを飲む。
店を出る頃には尿意が襲ってくる。勉強しはじめに飲んでいたちょっとの量のコーヒーが効いているのか、それとも一気飲みしたうすうすコーヒーに即効性があるのか。帰りの電車に乗るため駅に着く頃には猛烈にオシッコがしたくなる。
トイレに行く。オシッコをする。飲んだ量以上の尿が出ていく。溜め込んだオシッコをするのは何よりも気持ちがいい。人生の1位だ。ちなみに2位は家に帰って靴下を脱いだときだ。
これが喫茶店で勉強した後の報酬なのだ。オシッコをするためにコーヒーを飲む。いや、オシッコをするために勉強していると言っても良いのだろう。