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MOTO LIFE HACK 9

ハンドガードのアンカーについて、ちょっとTwitterでの反響があったので、noteの方で纏めておこうと思います。

いわゆる一般的なハンドガードのアンカーだと、

ボルトを締め込むとクサビ上のパーツがもう一方のパーツを押し広げて固定するタイプか、 

ボルトを締め込むと互い違いにスライドしていって中で広がり固定するタイプかと思います。

これらの問題点として、

  • ボルトがちょっと緩むと固定するチカラが無くなり、ハンドガードがグラグラと回ってしまう事。

  • アンカーとボルトのねじ込み部分の長さが短いので、ボルト自体がすっぽ抜けて紛失し易い事。

  • アンカーとボルトが供回りしてしまってハンドルから抜けづらい事。  

  • アンカーの一部がハンドル内に残ってしまい取れない事。 

  • 広がる羽部分が折れやすい事。

  • 補修部品のアンカーの値段がかなり高い事。 

と沢山あります。

そこで、MOTO LIFE HACKです!

ホームセンターでどこでも手に入る高ナットを鉄工ヤスリで削って、ハンマーでハンドルに叩き込むだけ。

これで、上記の全てが解決されます。

ポイントとしては、

  • 高ナットはM8の長さ30mm、ユニクロの安い奴。(長すぎると削るのが大変だし、最後まで叩き込めない可能性がある。短すぎると持ちづらくて削りづらいし、叩き込んでも固定部が少なくてガタつく可能性がある。ステンレスだと固くて削りづらい)

  • 一気に削らずに、ハンドルの内径と確かめながら削る事。

  • テーパー状に削って2/3程度までは指ですんなり入る感じでOK。

  • 万が一、全部叩き込めなかったら金鋸かグラインダーではみ出した分をおとせばOK。逆にユルユルだったらもう1回最初から作り直しましょう。 

実際の作業工程を写真と共にどうぞ。

高ナットですね、ホームセンターで1個50円程度でした。

当然そのままでは入りません。

上から見た時に円状の接地面位まで片側を削ります。

使うのは鉄工用やすりです。

手でナット持って削るのは大変なので、バイスグリップで挟むとしっかり掴めて作業し易いです。

こんな感じで片方だけ削ります。

一回ハンドルに差し込んでどれ位削れば入るかを確かめてください。

次にこのように挟んで全体的に削っていきますが、一気に削らず徐々に丸めましょう。

ひとまず全体的に削った状態です。

まだまだ最初に削った片側の分しか入らないです。

全体がテーパーになるように削っていきます。

これで差し込んでみると先ほどより入っていると思います。

これ位削ると入るという目安で油性ペンで印をつけてみました。ただ、全部をここまで削るとゆるゆるになって失敗となるので要注意。

最終的にこれ位削りました。

差し込んでみて約1cm残る位です。長過ぎると叩き込めず後でグラインダーでカットしなくてはならないし、逆に短過ぎると固定が甘くて抜けてしまう可能性があります。

金槌で叩き込めは完成です。1~2mm程度飛び出る分には問題無いです。

走っている時にこのようにボルトが緩んだ(分かり易いように敢えて大げさに緩めています。供回りして緩むアンカーのようにここまで緩む事は皆無です)としてもナットは抜けないので、普通のアンカーのようにボルトと一緒に脱落する心配が無くなりますし、アンカーのように少し緩むと供回りする事が無いのでしっかりと固定出来ます。

以上、MOTO LIFE HACKでした。

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