ステアケースの〇と×
10分で出来るWheelieを読んでいるなら、もうフロントアップは出来ていますよね?w
まあ、ウイリーとはいかなくてもフロントアップが出来てきたら、いよいよフロントアップを使ったセクションの越え方も覚えていく段階です。
林道を走っている最中に良く出くわす倒木。はたまた、レースでもわざわざ丸太を組んでイヤらしくライダーの邪魔をしてきます。
アクセルを開けるだけだとフロントタイヤが刺さって股間を打つか海老ゾリの前転…クラッチを急に繋いで勢い任せで突っ込んでもリアタイヤが丸太に当たった瞬間跳ね上がってバイクごと前転の事故映像。初心者クラスのレースだと良く見ますw
ここで必要なのは勿論フロントアップ!
ですが、ただ上げれば良いという訳ではありません。以下の点に気を付ける必要があります。
・アクションをする位置
・勢い
・タイヤを当てる場所
・伸び上がりと抜重
バイクが進むスピードやステアケースの高さによっても違いますが、手前からアクションをして、丸太にフロントを当てて、伸びあがり斜め前方向へ向かう事が大事です。リアタイヤが当たった時にはアクセルを戻し、膝を曲げて抜重する。
初心者によくある典型的な失敗例はフロントを上げ過ぎて、リアタイヤからぶち当てるパターンです。高さが無ければ勢いで越えられますが、下が掘れてオーバーハングしていたらアウトです。
ステアケースに対して、アクションする位置が近いと真上に上がってしまい、捲れるかリアタイヤが残ります。バイクが進むスピードも加味しながら手前からアクションをしないと斜め前方向にバイクは上がりません。高さがあるからと慎重にゆっくりソロソロと手前まで来てやると、高さは出ても前に行かずこうなります。
だいぶ手前から勢いがある状態で適切な場所にフロントを当て、伸びあがりと抜重が出来ているとリアタイヤは舐めるように越えてくれます。
最初は低い高さの丸太などで正確にフロントタイヤを当てられるように。確実に越えられるようになったら徐々に高さを上げていく、高さがあるステアケースなら上でバイクを支えてくれるマインダーがいると安心してトライ出来、バイクも壊れず、怪我も少なく済むと思います。