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KLX230R試走

noteに上げるのにちょっと時間が開いてしまいましたが、いつもの場所で午前中だけでもと軽く乗ってきました!

トランポからバイクを下ろして着替えている間に暖気をと、セルボタン1発で軽くかかります。キャブ車と違い、チョークやら初めは安定しないとかもなく、高めの一定の回転数でトトトトッと音を刻んでいます。1分位すると少し落ち着きますが、最近の4ストレーサーみたいに高めです。

まずは、広場へと移動しながら車体の感覚を掴む為に、各ギアでの速度や回転数、アクセルとブレーキの具合、左右に振ってサイズ感や重さなどを確かめました。

取り回しした時の感じはSLに比べるとやはり大きく感じますが、ガチレーサーに比べるとホイールベースが短く、ハンドル切れ角も正立フォークという事もあってタイトに曲がれるので扱い易いです。重さはYZ125とか無茶苦茶軽いのに比べるのはフェアじゃないですが、KTM350EXC-Fの時と比べても大差ない位の重さに感じます。同じ位の重さであるSLの方がテール掴んで持ち上げる時なんか鉄の塊のような重さを感じますが、やはりポリタンやサイレンサーなんでしょうか?グッと持ち上げた時に軽く感じました。

ブレーキもゴムホースなのでふにゃっと感はありますが、今までのSLの効かな過ぎるのに慣れてしまったのもあり、ガチレーサーみたいにカツンと効くのは怖いので、握るに従ってしっかりと効くのでコントローラブルで十分ですね。

アクセルは煽った時の排気音のレスポンスは良いですが前に出る感じはそこまでなく、パワーが立ち上がる前の前半はラフに回してもドンと出ないので初心者にも安心かと。中間はFIらしいキチッとパワー出てる感じでレスポンスも良く前に出る。後半はリミッターが早く効き過ぎてもう少し回って欲しい!ってなる。SL230の方が自然にこれ以上回らないって感じで引っ張れるのに対して、KLX230Rはもっと回るはずなのに制御で点火カットされて本当の全開にならない感じですごく気持ち良くない。なので、早め早めでシフトアップして走る方が良さそう。ヒルクライムでどうなのかなぁ…

↓のアクセルの開度は90度位。けど、半分位で頭打ちになる感じで、2/3以降はレブっていてパワー変わらずっていう感覚。

アイドリングからの繋ぎ初めはアイドリングが高い事もあって確かに前に出ちゃうっていう感じはあるけど、クラッチでコントロールすれば問題ないかな。フロント12丁(リア51丁)にしている事もあって、アクセル開けなくても平地ならトコトコ進めるだけのトルクがあるし、レーサーみたいにパスッて止まる感じは皆無。↓みたいにNOクラッチでグルグル回れる。

ウイリーに関しては、SLよりも圧倒的にやり易かった!コンパクトで足付きが良いSLの方が上げるだけならやり易いけど、常に一定の高さに上げる、上げた後にキープするっていうのはFI車のKLXの方が断然安定している。あと、上げた後のバランスに関しても、SLだと結構振られ易くて続かないけど、KLXの方が全体的なサイズ感が良いのかな?真っすぐ走らせられた。もちろん、まだ初めて乗ったばかりだし、いきなり捲れてフェンダー折りたくないのであまりやらなかったけど、やり始めて10分もしないでそこそこ出来たのでだいぶ乗り易いかと。

ちょっとスピード出して飛んだりもしてみたけど、当然ながらSLよりも格段に良かったです。↓の写真だとこれ位の高さで結構ボトムしちゃっているけど乗っている時に衝撃は無かったです。たぶんここまでボトムするのはローダウンリンケージのせいだったり、プリロード最弱なので強める必要あるかな。ダンパー自体がまあ弱めなのかも、けどハードエンデューロなら問題無い感じ。ストロークもSLやセローよりもあるし、純トレールバイクに比べればちゃんとオフロード向けな動きしています。ガチレーサーの座っていても雲の上にいるような何事も無かったように走れるサスと比べるとアレですが。

試し乗りする事もなく買ってしまいましたが、概ねイメージ以上でとても乗り易いと思いました!SLと比べたら全てがシャキッとしてますし、走破性は断然上だと感じます。

足付きやサイズ感、重さに関しても悪いような噂がありましたが、実際に跨ってみるとそこまで問題にならないかなと(まあ、ローダウンリンクとかシート削ってあったりしたのでノーマルがどうか分からないですが、そういう人はRSを買えば良いだろうし、後から何とかなるので)

まあ、乗り味の部分で、セローと比較して~みたいな事は挙げられちゃうのかもしれないけど、セローはセローというジャンルであって、同じようにベタ足でトコトコ走ったり、デカい荷台に荷物積んでツーリングまでこなすという方向性ではないと思いますね。純トレールのKLX230には跨った事が無いので分からないですが、同じような空冷2バルブエンジンのコンパクトなバイクだけど、どちらかと言えばCRF250Lと同じようなもう少し身軽な装備で林道を駆け抜けるようなイメージかなと。次のモデルチェンジ後のKLX230はより低速寄りで足付きも改善しているっぽいけど。

一方、レーサーのKLX230RはフルサイズになったCRF125Fみたいな感じかと。ガチレーサーみたいな勝つ為の最新装備っていうのとは違って、オフロードを楽しく走る為に最低限必要な物が付いたバイク。だから安いし、扱い易いから初心者の人にもピッタリだし、自分みたいにある程度乗ってきた人も楽しく走れる。足りない部分は後からカスタムする余地があるって考えるとそれはそれでまた楽しみの一つって感じだしね。

この日はホントちょろっとしか乗れなかったけど、久しぶりのホームコースで乗って、良いフィーリングを得られたので楽しかったです。次は来月白井でガッツリと乗って確かめたいと思います!

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