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秋月電子で格安で売られていた充電器分解してみた!

こんにちは!けろたろーです!

今回は秋月電子で売られていた昔の携帯の充電器を分解してみました!

今回分解したのはこちらです↓
【パーツ取り用】FOMA(docomo)/SoftBank-3G共用 乾電池式充電器 単3×4本(コンバーター内蔵): 電源・トランス 秋月電子通商-電子部品・ネット通販


さっそく分解。。


出力電圧見てみた

まずは出力される電圧がわからなかったので、線を切って電圧を測ってみました!

出力電圧を測ったところ。。5Vでした!
入力電圧に関しては、この充電器は乾電池を4本使って動かしているので6V(1.5V×4本)
なので、6V→5Vに降圧(電圧を下げる)する降圧型のDCDCコンバータを用いていますね!


さらに分解。。


結構力づくでした(笑)

更に分解すると中から基板が見えてきました!
この基板がこのガジェットのメインの基板で、こちらで電圧を変換しています!


基板の外観


表面
裏面


回路の仕組みを予測してみた

分解して回路の仕組みを知りたい場合は、まずはICから見ていくことが重要です!
今回はICは下図の赤丸で囲まれたものだけなので、このICの型番を調べることから初めていきます!

型番は下記のものを用いていました!
Microsoft Word - RM1410_datasheet.doc

データシートの見方としては、基本的に最初のページにどんなICかが書いています

今回のICのデータシート

今回でいうと「DESCRIPTION」のところですね。
書いてあることを翻訳にかけて(大事)ざっくりまとめてみると
このICはPWM制御の降圧スイッチングレギュレータで、入力電圧は15Vまで対応しているみたいです!

今回は乾電池4本で動かしていましたが、乾電池10本でも動かせるみたいですね(笑)15V→乾電池10本分


基本的に回路はデータシートに書かれている回路通りに設計されていることが多いです!

今回の回路も大方このように設計されていました!
データシートの部品表記に合わせて部品に番号等をつけていくと以下のようになります!

今回は入力+とICの入力(VCC 2ピンの部分)の間にスイッチが入っていて、充電器として使っていない場合は電源を切ることができる仕様になっていますね!

また、上図をよく見るとピンク色で「?」表記の部品がいくつかあると思います!
これはデータシートには表記のなかった部品です

?は1~4であるのですが、こちらについて解説していきます!

まず、?1に関して、これはRBと並列に接続されていて、おそらく電圧のフィードバックを調整するための抵抗ですね!
RA、RB、?1の抵抗値を変更することで、出力電圧を変えることができると思います!

次に、?2に関して、こちらは?4にあるLEDと繋がっているので、LEDの制限抵抗だと思います!
こちらのLEDで電源を入れたかどうかをわかるようにしていますね!
制限抵抗に関しては以前の記事も参照ください!
【電子工作】DAISOの3LEDプッシュライトミニを分解!100均ガジェットの中身を覗いてみた|けろたろー(Kerotaro)@AI×DIY

最後に?3に関して、こちらは100Ωが出力と直列に繋がっているということで、おそらく無負荷時に出力を安定させるための抵抗だと思います。
※一部のDCDCコンバータは軽負荷(もしくは無負荷)の状態になると正常に動作しないことがある

最後に。。

今回は秋月電子で格安で売られていた充電器を分解して、回路から動作を予測してみました!

今回紹介したDCDCコンバータは身の回りだと、パソコンを始めとしたほとんどの家電製品には使われていると思います!

ぜひ分解して中身を確認してみましょう!(笑)

長々と最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
今後も電子工作関係のNOTEを発信していきますので、よろしくお願いします!










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