お悩み泥棒にならないために気をつけたいこと
身の回りで起こる悪いことすべてとは言わないが、なかなかの頻度で自分のせいなんじゃないかと思っている友人がいる。
んなわけなかろう、悪の権化ですか?笑笑な話なのだが、本人は至って真剣なので常に罪悪感でいっぱいだ。
息子が学校に行かないのも自分のせいだと言うので、はたして本当にそうなのか考えてみた。
そもそも入学時当初から、学校に行きたくないと話していたことは聞いていた。
やっと行動したんだね。今までよく頑張ったねぇ。
私の感想はこうだ。なぜなら私も行きたくない日は学校に行かなかったから。
理由なんて口に出すほどのことではなかった。行きたくないものは行きたくない。だって
担任が嫌い。
それだけの事。話してもあの当時の大人には理解されないだろうと思っていた。
私の親は、友人のように自分のせいでは?と思い悩むタイプではなかったのでよかったが、これがもしそういう親だったら?
私ならば正直ちょっと面倒くさい。
だけど、私は彼ではない。なので実際の理由は分からないし、罪悪感に苛まれている友人を、面倒だと思っているかも分からない。分かるのは、彼が友人に直接
「あなたのせいで、私は学校に行きたくありません」
と言っていないということ。
そもそも他の人の悩みを自分のせいにするなんて、とんだお悩み泥棒行為だ。
ちなみに「わかるー!私も…」と言いながら自分の話をし始めるのも、お悩み泥棒行為と言える。
ここで突然私の話になるのだが、先日娘に携帯電話代金のことでLINEをした。
その後、事情があって娘と連絡が取れなくなった時、責められてると感じて嫌だと思ったから、電話もLINEも無視してる。そう考えてイライラしていた。
連絡が取れなかった理由は、私のせいではなかったのに。
あったのは自分の中の後悔。もう少しキツくない印象で伝えたらよかった。とか、LINEじゃなくて電話にしておけばよかった。とか。
そんな後悔からの罪悪感。原因は自分の中にあった。そして娘は、伝え方は気にしてなかった。私の罪悪感は私の思い込みだった。
その人の前でどんな自分でいるか、どんな自分を見せるかを選んでいるのだと私は思っている。そして実際そう考えて行動しているところもある。
だから私に見せているその人だけを見るように気をつけたい。
ちなみに言葉に出さず察してほしい態度は無視する。そう家族には伝えている。
私 : あなたのせいだって息子さんが言ったら、その時謝ったらいいんじゃない?
友人 : ああ、確かにそうだね。
少しづつ友人が悩み泥棒から足をあらって、息子さんの悩みに耳を傾けられるようになったらいいな。