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あの頃は団地に住んでましたね


「あうー」

「あーうー」

こっちをずっと見つめながら発声している。

最近3ヶ月の息子もだんだんと自我が芽生えてきていて喋ろうとしてたりする。


真似してこっちも高い声で


「あうー」

「あーうー」


とすると、楽しくなるようで、より発声してくれる。


お互いハモりあって「あうー」の合唱をしばらくやってたりする。


息子はおしゃぶりをよくしてるんだけど、同じくらい自分の指も食べている。

よほど美味しいらしい。

なので最近は手が臭かったりしてる。


3歳の娘も最近は弟が可愛いくてしょうがないみたいで。

気にかけてくれるようになった。



まぁ気にかけるといっても、ちょっとちょっかいを出しに来たり、顔に頰ををくっつけたり、

寝ててもお構いなしでやるので、迷惑おばさんみたくなってるけどね。



娘が赤ちゃんだったころ。

3年前だけど、なんだか懐かしく感じる。

その時は結構大きな都営団地のアパートに住んでいて。


5ヶ月くらいの娘を抱っこして、寝るまで団地の中をぐるぐるとひたすら歩いていた。


結構大きなアパートで14階建てで建物の中が空洞のような作りになっていて、上からみると数字の8の形をしていてひたすらぐるぐると歩き回ることができた。

上側下側に部屋があり
真ん中通路にエレベーター



建物の中が空間があいてる
内廊下になっている




娘も外で抱っこしてると流れる景色がいい気まぐれになるのか、泣かないでいてくれる。


ひたすら8の字”を利用して団地内を歩き。

端と真ん中に階段があり、上の階に行ったり下の階に行ったり。


だいたい5分〜15分くらい歩いてると眠りにつく。


奇数階には端っこにピロティと呼ばれるちょっとしたスペースがあり。




娘が眠るとピロティに行き、ずっとひたすらゆらゆらし続け。


1時間から長いと2時間ぐらいずっと抱っこしている。



抱っこひもをしていて、ピンと張ってる部分が身体に食い込まないように、寝やすい角度になるように、

ずっと片手であたまの角度を調整して支えていた。


めちゃくちゃ背中と腰が痛くなる。


でも我慢する。


出来るだけ、娘を気持ちよく寝かしつつ時間を稼ぎ、家にいる妻をその分1時間〜2時間休んでもらう。



娘の寝顔が可愛かった。


ずっと見ていた。




この子は守らなければいけない。


無事に育てあげなくてはいけない。


初めての子ども、初めての育児。

とまどいがあった、不安もあった。

1人の命を預かるという責任をもつ重圧を感じていた。




家の前には大きな広場と公園があり、そこに行く時もあった。


けっこう子連れが多く遊んでいる公園で日中はたいへんにぎやかだった。



周りは遊んでいる子どもたちの声とか奇声でうるさいはずなのに、程よいBGMになってるのか、娘は熟睡してくれた。


遊んでいる子どもたちと一緒に来ているお父さんやお母さんたち。


楽しそうに遊んでいる姿を見ながら、将来こんな風になるんだろうか。


未来の自分たちの姿と重ねていた。



たまに、おばあさんやおじいさんが興味から声をかけてくれる。


「あらー可愛いわね」

「どのくらい?」


「5ヶ月です」

「そうー」


話しかけてくれるのはありがたいし嬉しい。


ただ、娘が起きないか、ちょっと心配になってしまっていたりした。




今の息子と同じぐらいの時ってどうしてたかなと思い出したら、あのときはまだ団地に住んでたんだったなと。


当時を思い出して書いてみたんだけど。


娘が生まれた時は何もかもが初めての日々で、特に印象が深い。

今思い返すといい時間だったなと思う。



そろそろ息子も抱っこして外に散歩しに行けるかな。


夏の暑さも落ち着いて、これから散歩日和になっていってくれるかな。




うつ伏せ練習中。


タミータイムと言うらしい。


助産師さんからのアドバイスで、とにかく頭を圧迫させないことが絶壁解消には大事みたいで最近やっている。




このまえ、空中浮遊の写真撮れました。




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