「デザイン解説は不要だよね」ってのが正しいのだと思う。

いま、とある案件でデザイン解説を書いてる最中、ふと論文書いていた頃に観たのを思い出して、ドナルドノーマンがTEDで語っていた映像を探す。
これって2003年の映像で、ずいぶん前だったんだなぁ。

このとき「アフォーダンス」って言葉がすごく流行って。ノーマンが誤用して広まった「知覚のアフォーダンス」で、のちの「シグニファイア」。ノーマンの造語ね。

環境や物が発するアフォーダンスを汲み取り、人が簡単に使えたり誤った使い方をしないようにデザインするのが、シグニファイア。

つまり、このドアを開けるために「引く」のか「押す」のか認知させられているデザインかってこと。
ドアが発するアフォーダンス(開かれるかも、画材にできるかも、乗れるかもなどなど)をデザイナーの意図によってキチンと汲み取られ、人がちゃんと正確にドアを開けられるようデザインする。

webで言うと、画面のとある場所に配置されているバナーや文字が「存在」や「注意」を発してて(アフォー)、ちゃんとユーザーはそれを「ハイパーリンクとして認識」してクリックしてくれるようにデザインされていること(シグナル)。

別に解説できれば、そんな単語なんかどうでもいいんだ。

そもそもこの理論でいけば、「デザイン解説は不要だよね」ってのが正しいのだと思う。(そう結論したい)

「美しくて(もっというと楽しくて)機能的」を解説するのに、書きあぐねいているのでした。

もう遅いから、寝ようかな。猫たちも寝てるし。

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